第210話 チ💟ポォ~

 神社の境内は露店が立ち並び、かなりのにぎわいだ。


 雑踏の中を金髪ヤンキー美少女の一条 ヒカリと腕を組んで歩いていると目立って仕方がない。


 しかも僕の肩にヒカリは、甘えるように頭を乗せてきた。

 甘美なシャンプーの匂いが僕の鼻孔へ漂ってくる。



 ただでさえ初めてのデートなので、胸がドキドキするのに相手の彼女がヤンキー美少女のヒカリだ。


 震えるくらい興奮していた。




「……😓💦💦💦」

 う人々も僕らの顔を見て驚いていた。

 よっぽどミスマッチに映るのだろう。

 


「やっぱ…… もう少し暗くなってから御祭りに来た方が……😅💦💦💦」

 明らかに、これでは目立ち過ぎだ。



「フフ…、もっと暗くなったら…… ラブホに連れ込めたのに、残念ねェ~ー……🎶✨

 チ💟ポォ~ー……😆🎶✨」

 またたのしそうにゲラゲラと笑った。



「えェ……😲💦💦💦」

 ラブホに連れ込んで、チ💟ポッてェ……。


 一斉に、注目のまとだ。



「いやいや……😳💦💦 あのですねェ……

 チ💟ポじゃないですッてェ……

 新保シンポですよ❗ シンポ❗❗」

 何度、注意をしても彼女は僕のことを、『チ💟ポ』と呼ぶので参ってしまう。




 とにかく金髪のワイルド✨ビーナスは、美少女の上に巨乳で、ただでさえ目立つのに、よく通る大声でしもネタを言うので困り者だ。


 




∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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