第199話

「十センチくらい巨大デカくなったンじゃねぇのかァ~❓

 なァ~、チ💟ポォ~ー……😆🎶✨」

 ゲラゲラ笑いながら、頭をポンポンと叩いた。



「あ、あのですねぇ😳💦💦 背丈でしょ❗

 背丈の事ですよねェ……❗❗」

 何を大きな声で言っているんだ。

 この人は……。



 これじゃ、絶対、股間のアレと誤解されるだろう。




「ママ、あのお兄ちゃん、十センチもチ💟ポがなったんだってェ……😆🎶✨」

 可愛らしい女の子が母親に笑いかけた。



「もう……、よ、よしなさい。

 変なことを言うのは……

 早く行くわよォ~……😳💦💦💦💦」

 若い母親の方は顔を紅くし、アタフタして女の子の腕を引き、逃げるように立ち去った。

  


「どれどれ、じゃ、ちゃんと皮が剥けたか。

 お姉様に見せて、ご覧……😆🎶✨」

 ヒカリは僕のパンツのお腹の部分を引っ張り、中を覗き込んだ。



「な……、なにやってンですか……   

 他人ひとが見てるじゃないですか」

 慌てて、強引にヒカリから離れた。


「……😓💦💦」

 もちろん、すれ違う通行人らは僕ら二人を見て見ぬ振りだ。



 ハタから見ると、金髪のヤンキー美少女に恐喝されている美少年と言った所だろうか。

 

 このまま、ここに居たら厄介だ。



「は……、早くこっちに来て下さい……。 

 ヒ、ヒカリさん」

 僕は彼女の腕を引き、帰宅を急いだ。





∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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