第196話

「こんなにチ💟ポが巨大デッカくなって、御姉様も嬉しいよォ~……😆🎶✨」

 ゲラゲラ笑いながら、乱暴に僕の頭を撫でていった。



「いや、あのォ~、ちょっと……😳💦💦」

 彼女は絶対、他人ひとに誤解されるよう言っている。



 僕が困るのを見て楽しんでいるのだ。



「……😓💦💦💦」

 店内の客や店員らも見て見ない振りだ。



 こんな派手な金髪ヤンキー美女と関わり合いになるのは遠慮したいのだろう。



 しかし心なしか、笑っているようにも見える。


『フフ…… チ💟ポがデカくなったンだって、さァ~……』

『イ💟スタにアップしようかァ~😆🎶✨』

 客の女子高校生らは、僕の方をチラチラと覗き見しあざわらった。



 だがワイルド✨ビーナスは、そんな事などお構いなしだ。



「ウッフフ…… あんなに可愛らしかったチ💟ポが、こんなにデッカくて、立派になるなんてねェ……😆🎶✨」

 またヒカリは僕の頭をヨシヨシッと撫でた。


「いえ…… あのォ~……😳💦💦💦」

 子供じゃあるまいし。頭を撫でるなよ。

 


『フフ、デカくて、立派なんだッてェ…😅』

 来客の女子高校生らは笑顔を浮かべ囁き合っていた。




「あのォ~……、せ…、のことですねぇ。

 あの時は、僕よりもヒカリさんの方が大きかったですから……😅💦💦💦」

 なんとか誤解をかないと……。



 またみんなに聞こえるように言い訳をした。



「ほら、チ💟ポォ~ これ持てよ❗❗」

 有無も言わさず、キャリーバッグを手渡された。



「えェ……❓」

「なんだよ。チ💟ポのクセに、不服なのか」


「いえ、あの新保シンポですッて……」

 慌てて名前を訂正した。



「チ💟ポが大きくなったンだから……

 これくらい運べよ❗❗」


「は、ハイ…… わ、解りました……」

 取り敢えず、口論しても始まらないので、了解しキャリーバッグを受け取った。



 このままコンビニ内に居たらヒカリは、どんな暴言を言い出すか、わかったモノじゃない。



 急いでコーラのボトルを持ち、いち目散もくさんにレジへ向かった。



「あ……、ハイ、これねェ……😅💦💦💦」

 速攻でコーラの支払いだけ済ませ、慌ててルナの手を引き店を飛び出した。



「うッわァ~…… 暑ッちィ~ー😣💦💦💦」

 店内を出た瞬間、ヒカリが悲鳴を上げた。



「はァ~……😰💦💦」

 確かにヒカリの言う通りだ。


 外はだるように暑い。

 冷房の効いた店内から出ると眩暈めまいがしてきそうだ。



「あ、これ……、どうぞ……😓💦💦💦」

 買ったばかりのコーラのペットボトルをヒカリに手渡した。



「おォ~……、サンキュゥ~……」

 プシュッと派手な音をさせ、彼女はボトルの栓を抜いた。




いただきィ~~ー……😆🎶✨」

 一気にボトルを煽った。






 ※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆


 


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る