第183話

 五分ほど歩き、ワイルドビーナス、一条 ヒカリを屋敷へ案内した。



『あ…… ここです。ど、どうぞ……』

 僕は門を開きヒカリを屋敷の中へ招いた。



『へェ……、スゲェ~、お屋敷じゃン……』

 感心したみたいに彼女は辺りを見回した。


 意識的に柔らかなオッパイを僕の二の腕に押しつけてくるみたいだ。

 腕を組んでいるだけでドキドキしてしまう。

 


『ええ、まァ~……😳💦💦💦

 た…、たいした事はありませんよ……

 単に古いだけで』

 一応、見た目だけは立派な洋館だ。



 しかも立て付けも古いので、近所の小学生たちからは『幽霊屋敷』と呼ばれていた。



 なので、あまり人も近寄らない。



『元は、祖父ジーちゃんの屋敷ですよ。

 ど……、どうぞ……』

 ドアもギッギギィーと耳障りな音を立てて開いた。



『フゥ~ン……、お邪魔しまァ~す』

 ヒカリが中へ入ると熱気が籠ってムッとした。

っちィ~ー💦💦💦』

 ついヒカリがこぼした。


『ハッハハ……😅💦💦 今、冷房をかけますねぇ』

 僕は、急いでリビングへ入るとソファを示した。



『どうぞ、そこに腰掛けて待ってて下さい。

 今、換気をしてから冷房を付けましたから……』

 いったん扇風機で熱を外へ逃がしてから慌てて冷房をつけた。



っちィ~……』ヒカリは涼むように、Tシャツの胸元をパタパタとさせた。

 上から覗くとオッパイが見えそうだ。



「ゴックン……😳💦💦💦」生唾を飲み込んだ。おそらくノーブラなのだろう。



 かすかに、胸元がプックリと突起しているのが見えた。

 


『あ、あのォ~……😳💦💦 ミルクティーとレモンティーとアイスコーヒーのどれにしますか』

 キッチンでグラスに氷を入れながら尋ねた。


 カランカランと涼しげな音が響いた。

 


『ン…… じゃ、レモンティー……』

 ヒカリは、ソファに腰を下ろしくつろいだ。

 


 やっと冷房が効き初め、リビングが冷えてきた。






∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆ノ∠※。.:*:・'°☆

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