第179話 ワイルド✨ビーナス

『ン……、だとォ~ー……✨😡⚡✨』

 一気に、モヒカンは臨戦態勢だ。


 グロテスクな下半身はビンビンなままだ。


 とてもではないが、まともに見ていられない。



『ちょッ、ちょっとヤバいぜェ…… 

 たけちゃん、引き上げようよ……』

 けれども手下は逃げ腰だ。


『そ、そうだぜェ…… せ、先輩たちが十人がかりで彼女をフクロにしようとして、逆にひとり残らず叩きのめされたンだ……』

 モヒカンの取り巻きらは、臆病ビビッてリーダーのモヒカンを引き止めようとした。



 これまでもビーナスの可愛らしい見た目にだまされて、何人もヤンキーたちが喧嘩を吹っ掛かっていったらしい。



 しかしことごとく返り討ちにあって病院送りと言う話しだ。

 


 この周辺あたりではまことしやかに、物騒な【ワイルド✨ビーナス】の噂が流れていた。






『ケッケケェ~😆🎶✨ ビーナスちゃん❗❗

 その可愛らしい唇に、俺様の極太ポ💟ットドラゴンをたっぷりとやるよォ~ーー❗❗❗』

 だが、当のモヒカンは退く気などないようだ。

 手下の意見など聞く気は毛頭ない。



 ブンブンと股間のポ💟ットドラゴンを見せつけるように、腰を振って挑発した。



『フゥ~ン、腐れチ💟ポがァ~~~ー❗❗

 そんなキタねェ~ー、チ💟ポをしゃぶれるかァ~❗❗

 ご託を並べてないで、とっとと掛かって来いよ❗❗』

 だが、ワイルド✨ビーナスも退去がるつもりはないようだ。




『ううゥ……😰💦💦💦』

 僕は事の成り行きをハラハラして見守っていた。


 徐々に、二人の距離が縮まっていった。

 どうあってもこの場で雌雄を決するみたいだ。



『ゴックン……😰💦💦』僕は固唾を飲んだ。


 まさに、モヒカンとビーナスは一触即発だ。

 


『ケッケケェ~ー……😆🎶✨』

 見せつけるようにモヒカンは右腕を振り回した。


『くゥ~……😰💦💦💦』

 あんな丸太みたいな剛腕で一発でもパンチを喰らえば、華奢なビーナスなど、ひとまりもない。



 それこそ一瞬で、勝負カタがつくだろう。







※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆ノ∠※。.:*:・'°☆





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