第174話

「ン……💕✨✨💏✨💕」

 僕たちは唇を重ねた。



 すぐに、ぬめるような舌が僕の口の中へ入ってきて舌を絡めあった。




 一気に全身が熱く火照ほてってきた。




 我がママで嫉妬深くてガサツで乱暴で、ちょっとエッチだけど……。


 その全てが《由莉愛》だ。



 そんな由莉愛かのじょの全部がいとしい。



「ン…、ねぇ~…✨😌✨✨ ウチに帰ろォ~」

「え、あ、ハイ……」僕は笑顔で頷いた。




「佑樹ィ~、お腹空いたよォ~✨👄✨✨💕」

 帰り道、由莉愛は腕を組み甘えた口調で僕を見つめた。



 そんな眼差まなざしで見つめられたらたまらない。



「フフ……、しょうがないなァ~❕❕

 じゃ、オムレツしか作れないけど良い……❓❓」



「うん、佑樹の作るオムレツ大好きィ~✨✨

 やっぱ、私ィ~ー、佑樹ンになるゥ~ーー……👄✨💕」

 甘えるように抱きつかれた。



「フフ…… もう僕ンだろォ~……」


「うん、大好きィ~ーー✨😚✨💕💕」

 また飛びつくように熱烈なキスをされた。


「ンゥ……💕✨✨💏✨💕💕」息が止まるみたいな口づけだ。




 僕だって、由莉愛の事が大好きだ。


 


 こんな可愛らしいを離したりするモノか。






 その夜、僕たちは初めて結ばれた。

 



 今夜からワガママな隣人は、僕の恋人だ。





 こうしてこの夏休み、奇跡的に僕の【婚カツ】は成功した。



 







※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆

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