第164話

 無茶クチャな言い分だ。



「だから今晩から本格的に佑樹の部屋で厄介になるンじゃない。

 宜しくゥ~ー…😆🎶✨」

 可愛らしく無邪気な笑顔を浮かべた。


「ええェ~ー……😲💦💦💦 本格的にッて」

 今までだって、僕の部屋を好き勝手に占拠してきたクセして……


 これから、さらに本格的に僕の部屋を独占するつもりなのか。



「じゃ、お願い。隣りから私の荷物を持ってきておいてェ……」

 平然と僕へ命じてきた。



「えェ……、なんで僕が由莉愛さんの荷物を運ぶんですかァ~」


「おバカさんねぇ❗❗ に重たい荷物を運ばせる気ィ……」

 華奢な腕を僕に見せつけた。


「いやいや…… どこがなンですか……

 僕よりずっと強いじゃないですか」

 確かに、か細いが筋肉はしっかりしている。



「何よ。そんなんだから童貞チェリーボーイなのよ。佑樹は❗❗」


「な、なァ~……、童貞チェリーボーイは関係ないでしょ。要するに、夜逃げで僕の部屋へ転がり込むッて、話でしょォ~❗❗」



「はァ~、夜逃げじゃねぇ~よ❗❗ 昼間、きたンだから……❗❗」



「ちゃッッてェ……、昼間だって、夜逃げには変わりないでしょ…… 

 逃げた事には❗❗」



「フン……、まったく佑樹は、おバカねぇ」


「だから、なんでですか。僕がおバカッて」



「佑樹が何をしてたのか。私が知らないとでも思っているのォ~ー……😒✨✨」

 横目で僕を睨み付けた。



「え……、な、なんの事です……」

 何か、僕は彼女に弱味を握られたのだろうか。



「佑樹❗❗ 私が寝てる姿を盗撮したでしょォ~ー❗❗」



「えェ……😰💦💦💦」ヤバい……

 バレてたのか。





∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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