第120話

「思い出すんだ……」

 未来ミライは視線を伏せたまま呟いた。


「えェ…… な、何を……」



「救急車のサイレンを聴くと……

 ヒロが……」


「え、ヒロ…さん……❓❓」

 当然、僕のことではない。


 兄貴のヒロの事か……

 いったい何があったのだろう。



「ああ……、ヒロが……

 に殺された時のことを……」



「な、な、なにィ~ー…… アイツに……」

 まさか……❓❓

 マジで、母親が息子のヒロを……

 


 

 いやに今夜は救急車のサイレンがよく響いた。




 未来は、かすかに全身を震わせた。

「ねぇ、ヒロ…… もっとギュッと抱きしめて……✨👄✨」



「あ…… ああ……」僕は未来の身体をギュッと抱きしめた。



「つまらない話しだけど…… 聴いて」 

 未来が呟いた。



「フフ……、つまらない話しなら……

 また今度にしてくれよ」


「あン……😒💦💦」未来がキツい目で睨んだ。







 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ノ∠※。.:*:・'°☆

 

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