第105話 未来

「バァ~ーカ❗❗ ヒロ、騒ぐなよ❗❗

 看護師が来るだろ」

 咄嗟に、未来ミライは辺りを見回し、僕の口を手でふさいだ。



 弾みでノーブラのオッパイが僕の腕に押しつけられた。



「ンぐゥ~……、いや……、

 だって、いきなり…… 

 ジョッ、合体ジョイントライブやろうなんて……😣💦💦💦」

 息が出来ず、苦しくて



 全く呆れたヤンキー美少女だ。



 顔は栞里にそっくりで可愛いのだが、清楚な彼女とは逆に、クチ汚なくて下ネタ満載のビッチだ。

 


「フフ……、大丈夫❗ 初めてでも痛くないタイプだから✨👄✨💕💕」

 ノーブラ巨乳美少女は妖しく目を光らせ唇を寄せてきた。



 まるで小悪魔だ。



「ううゥ……😳💦💦」

 キスする寸前まで唇が近づくと、ゆっくり小悪魔の手が僕の敏感な部分へ伸びてきた。



「ちょッ、ちょっとォ~、どんなタイプですか…… どこの生理用品の宣伝CMだ❗❗」

 僅かに彼女の唇をけるためった。



 このままだと本当にキスをしてしまいそうだ。



「フフ、何をビビッてんだよ。ヒロはキスもした事がないんだろォ……✨👄✨💕」



「うゥ~……😳💦💦」確かに彼女の言う通りだ。

 情けないことに僕は童貞チェリーボーイで、キスさえした事がない。



「フフ……、こんなにしちゃって……」

 僕の敏感な部分に繊細な指先が触れた。



「あ……😳💦💦」

 そこは…… かすかに全身が震えた。

 すでに僕の股間のポ💟ットドラゴンは熱く火照って、第二形態へと変貌していた。



「フフ…、未来ミライが教えてあげようか……✨👄✨💕」



「え…… 教えるッて、何を❓」



「本物のキスの味を……✨👄✨💕」

 思わせ振りに紅く妖艶なまめかしい唇を舌で舐めた。



「うゥ…、キス……😳💦💦」

 知らぬ間に、身体が強張こわばってしまった。


 本当に未来ミライとキスをして良いのだろうか。



 だが栞里の事を思うと躊躇ためらってしまう。



「なんだよ❗❗ ヒロも栞里の事が好きなのか❗❗」

 少しだけ眉をひそめ睨んだ。



「え……、いや、別に……」

 不意に本心を突かれ、明らかに動揺しだ。



 栞里には、小学生の頃から憧れていた。

 だが、それは完全に片想いだ。

 


 可憐で美しく優等生の彼女に憧れていた男子は数多い。何人もアプローチして撃沈したと聴いた。


 だが、ほとんどの男子生徒は高嶺の花だとあきめていた。



 僕もその中のひとりに過ぎない。


 失恋ふられるのが怖くてアプローチできなかっただけだ。



「ッたく……、美人で頭の良い姉貴を二人も持つと、こっちも大変なんだよ❗❗」

 未来が顔を歪めた。



「え……❓❓❓」

 確かに、未来ミライは美人三姉妹の三女だ。






 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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