第82話 エリカ

「エリカァ~ー」

 彼女は押し退けようとするが、強引に唇を押しつけた。

「ンゥ~……」声にならず喘ぐような吐息を漏らした。甘い香りが俺の鼻孔をくすぐった。


「エ、エリカァ~……✨💏✨✨💕」

 はじめての口づけに俺は舞い上がった。ただガムシャラに唇を押しつけた。

「ンゥ~……」

 身悶えするようにエリカは全身をうごめかした。


 柔らかな唇の感触と熱い吐息が俺の理性をまどわせていく。

 舌を伸ばしエリカの濡れた下唇へ這わせた。既に股間のポ💟ットドラゴンは頭の皮を脱ぎ捨て、凶悪な顔を覗かせていた。


「ン…✨💏✨💕」

 はじめは抵抗していたが、徐々にエリカの身体から力が抜けていった。

 

 




 俺たちは、初めての夜を過ごした。




 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆




 次の日の朝、俺は起きて、ふと隣りを見ると彼女の姿がなかった。

「ゥ、ン……」

 モノげにベッドの周辺を見回すが彼女の姿が見えない。服は既に片付けられていた。


「ねぇ、エリカさん……」

 トイレだろうか。

 俺は、立ち上がって彼女を探した。だが、どこにも彼女は居ない。嫌な予感がした。


「……」だが、何か用事があって出掛けたのかもしれない。

 俺は、スマホの電源を入れた。

 ラインが届いていた。

 エリカからだ。

 

『おはようございます

 親愛なるアキラさん』

 

「……」俺は、続けて読んだ。

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