第73話

 僕はクレオのリクエストしたスイーツを買いレジへ置いた。


「フフ……✨😌✨💕」黙って微笑んでいると確かに、クレオはアイドルみたいに可愛らしい。


「おい、トモロー❗ 紹介しろよ❗❗」

 アキラが僕のわき腹を突っついた。


「え、ああ……、幼馴染みのクレオ……

 僕の彼女だよ」


「クレオちゃんです❗❗

 いつもトモローが、お世話になっております」

 ペコリと頭を下げるとピンクゴールドのツインテールがフワリと揺れた。


「おい、どんな薬を使って、彼女をたぶらかしたンだよ……」


「ひと聞きが悪いな❗ 別に、危険なドラッグなんか使わないよ❗❗」

「今、結婚するとスマホ代金がタダになるのよ❗❗」

 事も無げにクレオは話した。


「え、何ィ……❓ スマホ代金ッて……」

 アキラも驚いていた。


「な、何でもないよ…… 彼はアキラ…… 

 それと松本栞里さんねぇ」

 慌てて、僕はレジにいる店員の栞里も紹介した。


「こんにちは、松本栞里です」


「あァ~、トモローが好きなタイプねぇ」

 本心を突かれドキッとした。

「え、いや……😳💦💦」


「俺は、アキラ❗ 馬場アキラだ❗❗」

 自己紹介をした。


「ふゥ~ン……、イケメンさんねぇ❗❗」


「だろォ~ー😆🎶✨ トモロウよりずっと、俺の方がカッコいィだろ……」

 自慢げにアキラが笑った。

「くゥ~……」悔しいが、僕よりもアキラの方がイケメンだ。


「うん、でも…… クレオちゃんが好きなのは友朗トモローだから……」

 僕と腕を組んだ。

「え……」

「だから、友朗トモローと結婚したンだよ……」

「そ、そう……」


「ケッケケェ……、ごちそうさん。ッたく、良かったな。トモロー」

 軽く手の甲で僕の胸板を叩いた。

「あ、ああ……」


「ほらよォ……。これは俺からのささやかな結婚祝いだ」

 コ💟ドームのパッケージをレジに置いた。



「フフ……😅💦💦」僕は苦笑いを浮かべた。



 全くクレオと一緒だと、思わぬハプニングだらけだ。



 しかし、そこがたのしいのかも知れない。


 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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