第69話

 真夏の太陽が照りつける中、近くのコンビニへ買い出しへ行くと、店員の松本栞里から声を掛けられた。


「いらっしゃい。友朗トモロウ君✨😌✨」

 

「ああ……😅💦💦 ど、どうも」

 苦笑いを浮かべ、ペコリと頭を下げた。



 いつ見ても栞里は可愛らしい。

 笑顔が、さわやかでおしとやかだ。


 家に転がり込んで来たとは雲泥の差だ。



 だが、油断しているともうひとり、が現れた。


「よォ~ー😆🎶✨ 友朗トモロー❗❗

 最近、よく会うなァ~……❗❗」

 同じ学校の馬場アキラだ。彼も買い物に来ていたようだ。


「ケッケケェ…… 元気かァ~ー😆🎶✨」

 すぐに僕の股間へ手を伸ばしてきた。


「お、おい…、せよ……」

 身体をよじって逃げ回った。


「ケッケケェ…😆🎶✨ なんだよ。友朗トモロー❗ 結婚したンだってェ……」

 下品な笑いを浮かべ逃げる僕の股間を握った。


「い、痛いから、やめろッて……😣💦💦」

 アキラの手を振り払った。


「フフ……😅💦💦」レジで見ていた栞里も苦笑した。


「新婚なら毎日、朝から晩までバッコン バッコン合体しまくりかァ~ーー😆🎶✨💕」

 かなり大声でわめきたてた。


「いやいや、どんな下劣な深夜のロボットアニメだよ❗❗❗

 するか。そんな朝から晩まで合体なんか」


「羨ましいなァ~ーー✨😆🎶✨💕 まさか、童貞バージンボーイ友朗トモローに先を越されるとは思わなかったぜェ……❗❗」


「うるさいな……😳💦💦」

 恥ずかしげもなくデカい声で、ッて、わめくなよ……


 まったくコイツには羞恥心の欠片カケラもないのか。


「いやァ~、おめでとォ~ーー😆🎶✨

 じゃ、結婚祝いに何が欲しいィ~ー❓❓」

 馴れ馴れしく肩を組んだ。ついでに股間も握ってきた。


「え、いや…、別に……😅💦💦

 いいよ。結婚祝いなんて……」

 まったく…… いちいち股間を握って来るな。


 いったいコイツのパーソナルスペースはどうなっているんだ。





 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆



 


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