第66話 生粋のプロニート
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結婚したからと言って、クレオの傍若無人な振る舞いに変わりはない。
相変わらず、僕は彼女の
彼女は何ひとつ手伝おうとしないで、僕のベッドを占拠し、スマホで遊んでいる。
「ねぇ、午💟
寝転んだまま僕に命じた。
長い脚をバタバタさせるのでミニスカートが捲れ、パンティが見えそうだ。
「え、はァ~……😔💦💦💦」
何か、納得がいかないが、揉めるのも面倒だ。つい下からミニスカートの中を覗いてしまう。
グラスに氷を入れ、午💟
「もォ~、気がきかないわね。紅茶には甘いスイーツが付き物でしょ❗」
「はァ~……、またかよ…… スイーツなんて、
「ええ……、仕方ないわ。あ、それからポテチも忘れずに……」
「……ッて、僕は、クレオのパシリか❗❗
少しは、自分でやれよ❗❗」
「うるさいわねェ…… ちょっと今、忙しいから話しかけないで❗❗❗」
僕の方を見ずスマホゲームに掛かりきりだ。
「忙しいッて、何をやってンだよ……
ゲームだろォ~ーー……❗❗❗
ふざけるな❗❗ ずっと寝転んで遊んでいるだけだろォ~❗❗」
「え……❓❓ 何よ。トモロー❗❗
少しは空気を読みなさいよ❗❗❗
クレオちゃんは、今、スマホやって、とっても忙しいのよ。見て解らないの❓❓」
「な、お前、忙しいッて……、あのなァ~
自分で食ったお菓子のゴミくらい片付けろよ」
クレオが来てからベッドの周辺はお菓子やらジュースの空き缶やらで、ゴミだらけだ。
当然、片付けるのは僕の役目だ。
「おバカさんなの❓❓」
「え……、何で僕が、おバカさんなんだよ」
「良くッて、クレオちゃんは、選び抜かれた
「何ィ……❓ だから何だよ。
その選び抜かれた生粋のプロニートッて」
「いっさいの家事など
「な、何ィ…、どんな画期的な職業だよ❗❗
ただの堕落した『クズ』だろォ~❗❗❗」
「良いこと、プロニートは働いたら負けなの❗❗❗」
「はァ~ー、なんじゃ、その勝手な言い分はァ~ーー❗❗❗」
クレオと話していると頭が痛い。
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