第63話

 買い出しから帰宅すると、すでにクレオは風呂に入っていた。


『フフゥ~ン……✨🎶🎵🎵✨✨🎶🎵🎶🎶』

 のん気にあいみょんか、何かを歌っていた。


『フフ…✨🎶✨ ねぇ、友朗トモローなのォ~~ーー❓❓』

 バスルームからクレオの声が響いた。

 少しエコーが掛かっている。


「うン…… 僕だよ。ただいまァ~……」

 急いで、買って来たスイーツと午後💟紅茶を冷蔵庫に入れた。


『ねぇ~ そこのテーブルにある書類にサインと捺印なついんをしておいてェ……』

 また風呂場から声がした。


「え…、書類にサイン……❓」

 いったい何の書類なのか。不審に思い、テーブルの上を見ると一枚の用紙が置いてあった。

「ン……」手に取って確かめてみると唖然とした。


「な、な、な、何ィ~ーー……😲💦💦💦」

 ビックリして悲鳴を上げた。

「こ、これは婚姻届ェ~ーー……❗❗❗」

 ゴックンと音を立てて生唾を飲み込んだ。

 事も有ろうに、その用紙はだった。


「何を騒いでいるのよ❗❗」

 不意に背後から声を掛けられた。


「え……❓❓」振り返ると風呂から上がったクレオが近寄って来た。

 濡れた肌にバスタオルを巻いただけの格好だ。ほのかにシャンプーの匂いが漂ってきた。


「あ❗❗ ク、クレオ……😳💦💦」かすかに僕は呻いた。

 雪のように白い胸元が仄かに桜色に染まりヤケに色っぽくあでやかに映った。

 


 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る