第58話 プロニート😆🎶✨💕クレオ

「フフ……😌✨✨」

 クレオはモノ顔でベッドへ寝転び、ニコニコと微笑んでスマホをいじり始めた。


 脚をバタバタさせるのでミニスカートの奥の淡いピンク色のパンツが丸見えだ。


「ゴックン……😳💦💦」良いのか。

 そんなにパンツを見せびらかしても……


 一見、クレオは正統派アイドルのように可愛らしい。

 しかしそのキュートな外見にまどわされてはいけない。

 小悪魔のクレオには昔から何度も騙されて痛い目にあってきた。



「おい、クレオ❗ ちゃんと説明しろよ❗

 ッて、言うか。脚をバタバタさせるから、ピンクのパンツが見えてるぞ。良いのか」

 僕は視線を逸らして注意した。


「え、ああ…… これは、童貞バージンボーイ 友朗トモローへのほんのささやかなサービスです❗❗❗」



「どんなささやかなサービスだよ……

 なんだ。バージンボーイッて……」

 絶対、僕の事を小バカにしてるだろう。



「フフ…… クレオちゃんは横浜ヨエールズからの大型補強です❗❗」



「いやいや、何なんだ…… 大型補強ッて」

 言ってる事が支離滅裂だ。

 パンツは丸見えだし……



「二万三千円の大枚で、金銭トレードが成立しました✨😆🎶✨」



「二万ッて、安ゥ~……❗ なんだ❓ 

 その低価格の金銭トレードは❗❗」

「なんと今なら送料込みです」



「知るか❗❗ だいたい何なんだ。

 プロニートって❓❓」


「紹介が遅れました✨✨ 大型プロニートのクレオちゃんです✨😆🎶✨」


「なんだ…… その大型プロニートって」

 さっきから大丈夫なのか……

 頭の方は…… パンツも丸見えだし……


「ハイ…😆🎶✨ クレオちゃんは、ようやく八回目のプロテストで合格した期待の大型プロニートです✨」


「え、何を期待するンだよ……

 八回目ッて、どんだけプロテストに落ちてるンだ」

 




 ※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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