真夏の女神《ビーナス》😆🎶✨💕

第36話 顔面騎💟位

 外では、『ミンミン』と蝉の鳴き声が賑やかだ。



 クーラーは全開のはずだが、身体じゅうが火照ほてって全身から汗が滲んだ。



 カーテンの隙間から真夏の強烈な日差しが降り注いだ。




 ここは都心から二時間あまりの美浦市の突端にある岬町だ。


 僕は、今、海岸線を望む別荘にいた。

 真莉愛マリアの父親の所有する別荘モノらしい。

 大きなダブルベッドの上で僕は仰向けに寝かされていた。



 真莉愛マリアは僕の顔面にまたがっていた。

 


「う、うぐゥ~……😣💦💦💦

 マ、真莉愛マリア様」

 僕は、顔を歪め呻いた。



 今、僕の顔面には大きな桃尻が乗っていた。

 柔らかく弾力性に富んだ魅惑的な桃尻だ。


 俗に言う顔面騎💟位の態勢だ。


 桃尻の主は、織田 真莉愛マリア

 婚活の特別講師だ。


「フフゥ……👄✨💕 ユーマ、どうしたの。

 そんなに苦しそうな顔して」

 上から見下ろし、まるで【真夏の女神ビーナス】のように微笑ほほえみを浮かべた。



「ちょッ、マ、真莉愛マリア様ァ~ーー❗❗❗

 く、苦しいに決まってますよ……😣💦💦」

 このままなら下手をすると窒息しかねない。



「おバカさんねぇ…… 『恒例のバツゲーム』でしょ」



「いやいや…😣💦 『恒例の罰ゲーム』ッて、さっきのゲームは僕の勝ちじゃないですか……」

 僕と真莉愛マリアは、この別荘へ着くなり二人でポーカーをやった。



 彼女は『ツーペア』で、僕は『スリーカード』だった。

 当然、僕の勝ちだ。



「フフ……、知らないのォ~ー。 

 真莉愛わたしの辞書には、『敗北』の二文字はないのよ❗❗」



「し、知りませんよ…… そんな事」

 何で勝手に、ルールを変えるのだ。

「とにかく重いんで、顔から、桃尻ヒップ退けて下さい❗❗」



「お黙りィ~ーー❗❗ マリアのヒップは、ぜんぜん重たくないでしょォ~ー」

 グリグリと大きな桃尻をさらに激しく踊らせた。



「わ、わ、わァ~~ーー😣💦💦💦」

 まったくムチャクチャな彼女ひとだ。






 ∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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