第34話

「彼が、昏睡こう言う状態になってからよ……

 私が一切いっさい恋愛こいなったのは……」

 

「はァ~…😔💦💦」なるほど……

 それが、真莉愛マリアが【恋愛バージン】になったか。

 ようやく謎が解明とけた。



「身体は…… 無性に彼氏おとこを欲するの……」

 悶えるような仕草をした。



「え…、あ、ハイ……😳💦💦」

 聴いてるだけでドキドキしてきた。



「でも…… どんなに、激しくエッチをしても心がときめかなくて……

 恋愛が出来ないの」

「はァ~……😳💦💦」


 カーテンの隙間から西陽が差し込んだ。ヤケに眩しい。

 時間だけがゆっくりと過ぎていった。

 


「ねぇ、悪いけど…… 二人だけにしてくれる」


「あ、ハイ、どうも気づかないで……」

 いつまでも僕がいたら邪魔なのだろう。

「じゃ、あの…… 一階の待ち合室にいますから……」

 軽く会釈し退散しようとした。


 個室を出る瞬間、僕の目に真莉愛マリアが佑磨とキスする姿が映った。



「う……」ドキッとして小さく呻いた。



 エレベーターに乗っても、二人の口づけしている姿が脳裡に焼きついていた。




 どのくらい一階の待合室に座っていたのだろう。


「ン……❓❓」

 ふと甘い匂いに顔を上げると目の前に真莉愛マリアの姿があった。



「あ…、真莉愛マリア様……」




 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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