第19話 中💟しする気ィ~ーー…❓❓❓

「あ、そう言えばユーマ…… コ💟ドームは有るのォ~……❓❓」

 真莉愛マリアは、思い出したように別のコーナーへ向かった。



「え…、な、何だよォ~……😳💦💦

 きゅ……っ、急にィ~……」

 普通、そんな恥ずかしいことをコンビニのなかで訊くか。

 しかも店内に響くように大きな声で。



 思わず、僕は顔を伏せて赤面した。



「……😓💦💦」

 栞里ら店員も白い目で僕らを見つめていた。



「何よ…… まさかユーマのクセして、どさくさに紛れて生で中💟しする気……」


「いやいや、しないですよ……😳💦💦💦

 どんなですか……」

 まったく真莉愛マリアには羞恥しゅうちしんがないのか。


 気弱な僕は周辺まわりの栞里や客らの視線がヤケに気になった。




「今どき、ショー学生がくせいだって、合体ジョイントする時はコ💟ドームをのがエチケットでしょ」

 


「あのですねぇ… どんなエチケットですか」



「どうしても我慢できなくなったら、お姉様がフェ💟チオしてあげるからねぇ…👄✨💕」




「な、な、な、何を言ってるンですか……は、早く帰りましょ」

 どこまでビッチなんだよ。

 この彼女ひとは……




「……😓💦💦💦」また栞里は覚めた目で僕たちを見つめていた。



 これ以上、真莉愛マリアと買い物をしていると、何を暴露するか解らない。



「大丈夫よ❗ 童貞はじめてでもちゃんと懇切丁寧に、ご奉仕してあげるから❗❗ ほら、たっぷりねぇ」



「ど、ど、ど、どんなセクシー女王様クイーンですか」

 慌てて、僕は真莉愛マリアを引きずり、素早くレジで勘定を済ませた。



 あまりにも恥ずかしくて栞里と視線を合わせられない。



 おそらくこんな淫乱な彼女とデートして、軽蔑しているだろう。


「じゃ、栞里さん……」

 取り急ぎ、頭だけ下げて帰ろうとした。



優真ユウマ君、また連絡するわね」

 栞里は明るく声を掛けてくれた。


「う、うン……」どうせ社交辞令だろう。


 初恋の美少女の前で演じてしまった。



 会釈をし早々に、真莉愛マリアを店の外へ連れ出した。



「何よ。痛いじゃない❗ 離してよ❗❗」

 僕の手を振りほどいた。



「あ、あのですねぇ…… 少しは僕の事も考えてしゃべって下さいよ」



「何で…… ユーマ、栞里ちゃんの事が好きなの❓」


「え……、いや、それは」応えに詰まった。


 どうせ僕の一方的な片想いで、しょせん叶わぬ恋だ。



「フフ……、告白も出来ず、悶々として毎晩、シコシコッソロ活動してるクセに」

 僕をからかってたのしそうに、右手を筒状にし、上下に激しく運動させた。



「う…ッるさいな…… そんな毎晩なんか、しないッて」

 ああ、何て……、下品な会話だ。

 僕は頭を抱えた。



 こんな会話は、とてもではないが栞里には聞かせられない。






 ∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る