第2話・一人の男の正体とは

 冒険のことを熱く語ったユウノスケとピコル、ユウノスケの母ユウリは、その冒険のことを聞いてとても嬉しいようです。

 

 「あら、初めてのゴールデンピカールの指令クリアでたのね! おめでとう! よく頑張ったわね!」ユウリは一度指令を諦めて帰ってきたにもかかわらず、クリアできたということに喜んでいるようです。

「ゴールデンピカールじゃなくて、本当は『ゴールデンピコール』だけどね。とりあえずクリアできて良かったよーー。邪悪なオーラの正体は、黒いドラゴンでドラブラゴっていう名前のやつだったんだ! しかも、仲間にしたんだ。だよねピコル」


 「そうなんですよ! しかも僕の技使ったんですよ!」ユウノスケとピコルはワイワイ楽しそうです。

「あらそう、なら次の指令もクリアできそうじゃないの? 大体どのようにしたらいいのか初めての指令で分かったと思うから」

初めての指令はゴールデンピコールからのチュートリアル、だがドラブラゴという黒いドラゴンで練習相手には強敵だったようだ。それに自信をつけたようで次の指令も大丈夫と確信するユウノスケとピコル、だが先は甘くなかった……


 「よし! 次の指令行こうぜピコル。でも晩御飯を食べて眠たくなったから明日行こうか」

「分かったよーー。ちゃんと今日は休んで明日頑張ろうねユウノスケ君」

二人は気合いが入っているようで、その日はゆっくり休んでから挑戦するよです。


 その日の夜……

「俺次の指令が楽しみで寝れないや、ピコルはどうなの?」

「僕はね、寝れそう! 技使ったから体力使ってクタクタだよーー」

「そっか、あれかっこよかったよ俺を守ってくれてありがとうな」

「全然だよ、修行したかいがあった! 僕の必殺技がこんなにも役に立ったなんて嬉しいな」

そう言ったピコルは照れくさそうに寝て、それにつれユウノスケも数分後寝たのであった。


 次の日の夜……

「さあ、次の指令を確認しよ!」

ピコルは映像を映し出したのだった。

「ぬ! すまないすまない、次の指令は『一人の男の正体とは』だ。この男の正体を確認してくるのじゃ」

映像を映し出すと、ゴールデンピコールはあくびをしていた。本当にやる気があるのかどうか。


 「分かりました! それじゃあ行こユウノスケ君!」

「おう頑張ろうぜピコル!」

二人はタンスの裏の扉を開けて、次の指令『一人の男の正体とは』に挑戦したのだった。


 「わーー、綺麗ーー」

その惑星は、花や木が生い茂っていて自然に満ちあふれており、ピコルは感動したようです。

「こんな所に誰か住んでいるのかな」

誰かが住んでいる気配もなく呆然と立っているユウノスケ、すると二人の前に一人の女の宇宙人がやってきたのです。


 「あら、見かけない顔してるね。どこの誰なのかな?」

と不思議そうにこちらを見てきます。

「俺はユウノスケ、地球からやってきたよ」

「僕の名前はピコル、黄金惑星からやってきました」

二人は自己紹介をし事情を説明しました。


 「えっあのゴールデンピコール様が住んでらっしゃる黄金惑星ですか! ゴールデンピコール様は元気なのですか?」

その惑星にいた女の宇宙人は、黄金惑星のことゴールデンピコールのことを知っているようです。気になったピコルは、


 「何でゴールデンピコール様のこと知っているんですか?」

と聞くと、

「実は昔、ゴールデンピコール様に助けられたことがあるの、私がこの惑星で迷子になっていた時、家まで送ってもらたんだーー」

「そうなんですか、僕も一緒でゴールデンピコール様に助けられたことがあるんだ。何か似てるね僕たち」

この惑星にも出現しているというゴールデンピコール、気になったピコルは聞いてみた。


 「この惑星の名前と君の名前教えてくれるかな?」

「この惑星の名前は『ギャップありすぎ星』ちなみに私の名前はピピカルだよ、よろしくね」

女の宇宙人の名前は可愛いが、惑星の名前からして何かヒントがありそうです。


 「そうですか、教えてくれてありがとうございます。先ほども言ったように、この惑星で一人の男の正体を知りたいのですが、何か分かることはありますか?」

とピコルが聞くと、

「一人の人間ですか、ちょっと分かりませんね。私の父に聞いてみるのはどうでしょう」

とピピカルが言うとピコルは、

「お願いします。ピピカルさんの父に会いに行くことはできますか?」

とピコルが言うとピピカルは、

「全然いいですよ! 私についてきてくれますか?」

「はい! ついていきます!」

そう答えたピコルであった。


 「ちょっと俺のこと忘れてない? もしかして二人できてるの? 恋愛物語じゃあるまいし」

おっと、忘れかけていたがユウノスケもこの指令にはいます。

「ごめんねユウノスケ君、話し混んじゃったよーー」

ピコルはピピカルとの話しに夢中になり、ユウノスケのことを忘れかけていたようです。

「ユウノスケ君いたんだごめんねーー」

ピピカルも話に夢中になっていたようです。

「たくしっかりしてくれよな」


 三人で歩いていると、高層ビルがたくさん立っている所が見えてきました。

「えっこんなに大自然の後に、こんな都会ちっくな所に来ちゃったーー」

ユウノスケは感動して口をポカンと開けています。

「ほんとだー! ギャップありすぎーー」

ピコルも大自然の中にこんな所があるのかと目が輝いています。


 「この街の中に私たち住んでいるんだーー。で私が住んでいるのはあそこだよ」

ピピカルが指さした先には、この街で一番高い高層ビルでした。

「えーー!!」

ユウノスケとピコルはそれを見てとても驚いているようです。

「私の父はあのビルの社長なんだよね。だから何か知ってるかも!」


 「おいピコル、もしピピカルちゃんと結婚したら玉のこ……」

「それ以上言っっちゃダメ! ピピカルさんは心が綺麗で可愛い宇宙人です」

「二人何か言った?」

「はい、何も言ってません」


 そして、その高層ビルの近くまで来るとビルの前で話しかけられました。

「お嬢様お帰りなさいませ、どの階に向かいますか?」

「いつもありがと、一番上の階の父の所へ行きます」

セキュリティも万全のようで、このビルには誰でもかしこも入れないみたいです。


 「ちょっとそこの者! 誰だねきみたちは」

と高層ビルの門番に話しかけられました。

「俺の名前はユウノスケ、よろしく」

「僕はピコルと言います、よろしくお願いします」

「お嬢様、この者を入れても大丈夫なのですか?」

「いいのよ、この人たちは『一人の男』を探しているみたいなの、モンバーンは何か知ってることある?」

「わたくしではちょっと分かりかねますね、それで社長のとこに行くのですね。ではこちらへ」

事情を説明し三人はピピカルの社長の元へ向かったのだった。


そして高層ビルの最上階へ到着…… 

「大事な大事なピピカルちゃーーん、お帰りなさーーい」

「ただいま、ちょっとお父さんに聞きたいことがあるんだ」

ピピカルのお父さんは、かなり元気がいいようです。


 「ちょっとピピカルのお父さん変わってるねピコル……」

「そっそうだね、でもいい宇宙人みたいだから安心したよ」

「君たちはどこのだれだーーい?」

ユウノスケとピコルは、自己紹介をして事情を説明しました。


 「あらゴールデンピコールちゃんのお知りあいなのね、それは人間の男のようね、その男なら隣町に住んでいると思うから行ってごらんなさーーい」

無駄に顔が広いゴールデンピコールも知り合いのようで、隣町に住んでいるとのことで向かうことになりました。

「ありがとうございます。それでは行ってみますね」

とユウノスケとピコルは頭を下げて隣町に向かうことにしました。


 「私もついて行くねお父さん」

なんと、ピピカルもついてきてくれると言うのです。

「ピピカルちゃんはダ、メ、よ、心配しちゃうんだから」

「たまにはいいだろーが」

一瞬空気が止まり……

「もう、ピピカルちゃん怖いんだからーー、まあ一人じゃないしいいわよーー」

ピピカルもついて行ってもいいと了解を得て、隣町に向かうことになりました。


 この時……

「ピピカルを怒らしたら、ギャップありすぎ星が破滅するから絶対に怒らさないことだね、よし」

そう決心したユウノスケとピコルなのであった。


 「いってらっしゃーい、気をつけてねん」

「いってらっしゃいませお嬢様たち」

ピピカルのお父さんとモンバーンに見送られながら、『一人の男の正体』をさぐるべく隣町に向かうのであった、その道中……


 ドンドンドンドン、足音が聞こえてきました。

「また怪物だ! ユウノスケ君、風キリ舞を用意するんだ!」

「分かった!」

そう言ってバトルを待ち構えていると、足音が小さくなって行きそこに現れたのは……

なんと、可愛い猫のような生物でした。


 「可愛い!!!」

三人はその生物の可愛さに目が輝いているようです。だが、

「シャーー!」

しかしその猫のような生物は、いかくしてきているみたいでバトルスタートです。


 「あれ? 見た目によらず凶暴だな」 

「ユウノスケ君くるよ攻撃! って言っても可愛いくて戦う気しないね」

「こんなの、頭でも撫でておけば大丈夫大丈夫」

とユウノスケはその猫のような生物の頭を撫でた瞬間、猫パンチをくらいました。すると……ユウノスケは吹っ飛んでいきました。


 「いってー、この猫のような生物とても強い! 二人とも気をつけて!」

見た目によらずパワーはかなりあるようです。

「ユウノスケ君、風キリ舞を使うんだ!」

とピコルに言われてユウノスケは風キリ舞で攻撃をし始めました。だが、その猫のような生物はすばしっこく、攻撃が当たりません。


 「これじゃあきりないや、どうしようかな」

「ユウノスケ君、ならこれを使うんだ!」

ピコルから渡されたのは、剣のフィギュアでした。

「それはね、『氷ケツ舞』当たると動きを止められるよ!」

「そっか、指令に一つフィギュアの剣が使えるって言ってたな、ありがとなピコル」

と氷ケツ舞を使おうと思っていた瞬間。


 「おすわりーー!」

隣で見ていたピピカルが物凄く怒ったような声で猫のような生物に声かけました。すると……

「ニャー」

怒り狂っていた猫のような生物も落ち着いたようで、じゃれてきています。


 「やっぱりピピカルは最強だね、どんな指令もピピカルだけで大丈夫じゃないのかな」

とユウノスケは氷ケツ舞を使う前に勝負が決まってしまいました。

「ピピカルさんは、もしかしたら感情を動かせるんじゃないのかな」

とピコルは感づいたようです。それに対しピピカルは、


 「私は言葉を覚えるからよろしくね。一番始めの言葉は『おすわり』」

と言いピピカルも仲間になることが決まりました。

「ピピカルがいてくれたら、心強いね」

二人はピピカルが仲間に加わることに対し感激しています。そして、ユウノスケのベルトが光始めました。

『フィギュアにしますか?』ボタンを押してみると……

「僕の名前はニャンタロウよろしくニャン」と言い、ベルトの中に入っていったようです。


 そしてピピカルとニャンタロウを仲間にして、隣町の『一人の男の正体』をさぐるべく歩き出したのだった。


「やっと到着したーー!」

三人は長い距離だったので息を切らしたようでした。隣町はと言うと、ピピカルが住んでいた街とは違い、木で作られた家が並んでいて田舎のようです。


 「こんな所に誰か住んでいるのかな……」

そう言ったユウノスケは、その村の一つの家をノックし訪ねてみたのだった。

「あの、誰かいますか?」

「はいー」

出てきたのは、その村の宇宙人で何か震えているようです。

「何でそんなに震えているのですか?」

「それは……ここ最近この村を占領しようとしているんですよ。それを阻止するために、地球から来た一人が阻止してくれようとしています」

なんと、村を守ろうとしてくれているのが一人の男の正体のようです。さっそくユウノスケは聞いてみた。


 「その一人はどこにいますか?」

「今は村長さんの所にいると思うので行ってみてください」

「分かりました。ありがとうございます」

そう言われた三人はさっそく村長が住んでいる家に向い訪ねてみたのだった。


 「あのーー、村長さん」

「誰じゃ」

出てきたのは、その村の宇宙人の村長さんで事情を説明しました。

「そうじゃったか実は男というよりも女じゃがな、ミルココのことじゃな、今ミルココは近くの森に山菜をつみに行っておるぞ」

「えーー女なのーー?」

ユウノスケとピコルは指令の内容と違うことに対して驚いているようです。


 「後でゴールデンピコールに指令の内容が違うじゃないかって言ってみよ」

「ゴールデンピコール様あくびしてたからな……見間違えたのかも」

この指令を終えて楽しみです。


 なんと『一人の男の正体』それは女だったようで、ユウノスケとピコルはわくわくしながらミルココを探しに向かったのだった。


 森を歩いていると悲鳴が聞こえてきました……

「キャーー!」

そこにいたのは、ミルココのようで何かの生物に襲われているようです。その姿は大きな熊のような生物で力が強そうです。


 「大丈夫ですか!」

襲われているミルココを見て、三人は助けたいようです。

うおーー! するどいかぎ爪で襲ってくる熊のような生物、その時、

「ユウノスケ君! ドラブラゴを出すんだ!」

かぎ爪ならかぎ爪で勝負と言わんばかりに、ドラブラゴを出せとピコルは言いました。

「でも、どうやって出すの?」

「ベルトの『フィギュアにしますか』のボタンの反対側を見てごらん!」

そのボタンには、『仲間に助けてもらいますか』と書いてありました。

「いつの間にこんなボタンが!」

「ユウノスケ君は鈍感だな、そのボタンを押す前にどの仲間を呼ぶのか言って押してみて!」

「分かった、助けてくれドラブラゴ!」

そう言ったユウノスケはボタンを押すと……ベルトからシューシューと音が鳴ってドラブラゴが出現しました。


 「おう助けにきたぜ相棒」

「ドラブラゴ久しぶりーー、元気してた?」

「俺は、戦いたくてうずうずしてたぜ、俺が来たからにはもう大丈夫だぜ相棒。俺の仲間を痛めつけているのはどこのどいつや」

かっこよく登場したドラブラゴこれで一件落着と思いきや、熊のような生物のかぎ爪をくらうと……

「うっすまない、言ってなかったが俺は見た目とやる気だけで実はそこまで強くないのだ、さらばだ」

と言ってベルトの中に戻っていきました。

「何やってんだよドラブラゴ、しかし強いなこの熊のような生物」

ユウノスケは焦っているようです。とそこに、


 「ユウノスケ君! さっき渡した『氷ケツ舞』を使うんだ!」

「分かった!」

ピコルから渡されていた氷ケツ舞で攻撃をし始めました。すると、熊のような生物は動きが止ったようです。


 「氷ケツ舞つえーー!ピコルこんな強い武器ありがとな」

「いいえの、フィギュアの剣に敵知らずだよ。さっそくフィギュアにしよっか」

と『フィギュアにしますか』のボタンを押そうとした時……うおーー!熊のような生物はバカ力のようでまた動き出し始めました。


 「ひょえーー!」

ユウノスケとピコルは熊のような生物が動き出したようでとても驚いているようです。

「もう僕の技を出すしかないな」

とピコルはまたドラブラゴに使った時と同じように、目からビームを出そうとした瞬間。


 「おすわりーー!」

ピピカルがまた怒ったように言いました。すると……

「ニャンーー」

また熊のような生物がじゃれてきています。

「あれ? 熊だよね。まあそんなことはいっか、一件落着だねピコル」

「そうだね、しかしピピカルさんは強いね」

また、ピピカルの『おすわり』に救われたようです。そしてユウノスケはベルトの『仲間にしますかボタン』を押しました。すると、また熊のような生物が吸い込まれているようです。


 「俺の名前は、『テイディーベアーキャット』よろしくな」と言い、ベルトの中に入っていきました。それに対し、

「プッ」

少しユウノスケは笑ったようです。


 「助けてくれてありがとうございます」

ミルココは助けてくれたことに対し、深く感謝しているようです。

「いえいえ、あっそれはいいんですけど、村が占領されそうなんですって?」

ユウノスケは村長から聞いた言葉を言うと、

「占領と言うよりも、村を買い取りたいと言うことなんです、村のみんなはこのままがいいようなんですが」

「そうですか、どんな方が言ってきているのですか?」

とピコルが聞くと、

「ちょっと変わった人ですかね……」

これを聞いた瞬間、ユウノスケとピコルはピンときたようです。そして村に帰ってみると……そこには、ピピカルのお父さんに似た宇宙人がいました。


 「何でなのーー? もういいじゃないのーー」

おねだりしている宇宙人、それを見てピピカルはこう言いました。

「おじさん! 何してるの?」

なんとその宇宙人はもう一つ隣町に住んでいる、ピピカルのお父さんの兄弟だったのです。

「あらピピカルちゃん、こんなとこで何してるのよ、お父さん心配しちゃうわよ」

それに対しピピカルは、

「村のみんな嫌がってるからもう諦めたらどうなの?」

「でも、買いたいもん……」

だだをこねているおじさんに対しピピカルから一言、

「おじさんおすわり」

すると、

「ピピカルちゃん、ごめんなさーーい、無理やりじゃなかったのよ許してーー」

と泣きついてきました。


 「これピピカル主人公にした方が良かったんじゃいのかな、そう思わないかいピコル」

「そうだね、僕の名前使ったの間違いだったんじゃないのかな」

とこのクエストもクリアできたようです。そこでピコルから、

「ユウノスケ君! ベルトの体力ゲージの上のボタンを見てごらん」

と言われ見てみると、

「そこには『宇宙人をフィギュアにしますか』と書かれていました」

「なんだこんな所にボタンが!」

「絶対気づいてたでしょ、それを押すと宇宙人を仲間にできるよ」

「分かった!」

と言い、その『宇宙人をフィギュアにしますか』のボタンを押すと……シューシューシュー、ピピカルが吸い込まれているようです。そして入る瞬間、

「私の名前はピピカルだよ、いつでも呼んでね」

と言い入っていきました。そして、


 『クエストクリア』

とどこからともなく声が聞こえてきて、ユウリの待つ家に帰ってきました。


 

「あら、お帰りなさい、お疲れ様」

ユウノスケの母ユウリは笑顔で帰りを待ってくれていたようです。

「ただいまーー、てかゴールデンピコールと話たいことがあるんだ」

とユウノスケが言い、ピコルはゴールデンピコールの映像を映し出しました。


 「クリアしたようだな、おめでとう」

「ゴールデンピコール様、クエストの内容は、『一人の男の正体とは』だったのに女でした」

とピコルが言うと、

「そうだな、たまに間違えることもあるのじゃ、だから見て経験して始めて気づくこともあるのじゃよ。グハハハー」

と逃げるようにゴールデンピコールは姿を消しました。

「ゴールデンピコールは、この指令にほんとやる気あるのかな……」

ユウノスケはため息をつきながら言ったようです。その後、ユウノスケ、ピコル、ユウリは晩御飯のハンバーグを食べながら指令のことを熱く語ったようです。


 その頃別の惑星では……

「こえは俺の物だ、絶対に誰にも渡さんぞ」

「それみんなの物なのに!」

何かを独り占めしようとしている宇宙人がいるようです。


次回に続く。

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