第5話 忍法帖と超闘士
ウルトラマンが特撮シリーズだけじゃないのはご存じの方も多いでしょう。
特に今は月刊ヒーローズにて連載中のULTRAMANもありますしね。アニメ化もしましたし、なにやらソシャゲにもなるようで。この作品に関してはまたのちに語りたいものですね。
さて、僕の中でウルトラマンの漫画そしてアニメというとコミックボンボンで連載していたウルトラ忍法帖、そして超闘士シリーズが印象深いですね。
ただ最初に述べますと、この二作。全部を網羅してるわけじゃないんです。
ではまず忍法帖からですが、これとの出会いはコミックボンボンを買うようになってからです。周囲ではコロコロコミックが流行っていた中で、僕はボンボンでした。
恥ずかしい話ですが、ボンボンを買った理由はコロコロより大人な雰囲気というかエッチだったというか「ロボットポンコッツ」に惹かれていたからというか……まぁこのあたりはどうでもいいですよね。
で、まぁ忍法帖はいくつかのシリーズに分かれていて、僕が出会ったのはドシリアスなウルトラ忍法帖超からなんですよ。
まず忍法帖ってなんじゃいですが、これはウルトラマンたちが時代劇のような世界で忍者として活躍するギャグコメディ漫画です。
この漫画における主人公ウルトラマンことマンはもうなんていうかひどい奴です。裏切るし、金に汚いわ、卑怯だわ、外道だわ、スケベだわ、そこらの悪党より悪党でした。しかも反省しない。
が、それを知ったのは後なんです。だって、僕はドシリアスなマンしか知らないんですから。
この忍法帖はいくつかシリアスなストーリー展開が多かったりもするんですが、その中でも超にて登場した虓魔衆という敵との闘いでは登場人物たちが死亡するんですよね。
しかも結構えげつない殺され方もするんですよ。いわゆるモブキャラも容赦なく殺されるシーンがあったと記憶しています。
最終的にはラスボス虓魔王を倒すんですが、問題はその後なんですよね……。
シリアス編が終わると、ギャグ編に戻るんですが、その偏差凄い。
あんだけかっこよかったマンがまぁ暴虐のかぎりをつくす。仲間だったウル忍(作中におけるウルトラマンたち)をメタメタに倒すし、世界征服一歩手前までやったりしておいおい、こいつなんだよとなりましたよ。
まぁギャグ漫画なので、全然気にしなかったですけどね。げらげら笑っていたと思います。
しかも、シリアス編で活躍したキャラももれなくギャグ時空に飲まれて、結構情けない姿を見せたりするんですよね……。
そんなウルトラ忍法帖ですが、次第に僕がボンボンを買わなくなると、自然とみる機会もなくなっていきました。
どうにも僕は言うほど漫画が好きというわけでもなかったようで、テレビに向かっちゃったんですよね。
その後もシリーズは続いていたようですが……結局、僕が忍法帖を読んだのは虓魔衆編ぐらいなんですよね。
でも、そんな短い間でもウルトラ忍法帖は記憶に刻まれているんです。
バカで、卑劣で、情けない、でもかっこいいマンが僕はなんだかんだ好きだったんだなと。
***
忍法帖の次は超闘士ですが、これはOVAしか知りません。一応、おもちゃというか人形を買った記憶はあるんですが、それ以外の漫画シリーズは手を出してなかったですね。
なんかウルトラマンが鎧を着てるぞ! ビートルがロボットになったぞ! なんだこのメフィラス星人! とか。
あとドラコがなんかイケメン怪人に変身したぞ!? なんだこのアニメ!? となったのもよい思い出です。
それで、僕は超闘士シリーズは本当、このアニメぐらいしか知らないんですが、その理由としては漫画が近くに売ってなかったのと、当時小学生だった僕では通販も知らないし、使えない、なにより遠くの本屋に行けるような手段もなかったです。
唯一、おもちゃ屋にあるフィギュアを見て買うぐらいでしたね。あとは、ガシャポン。ドリル戦車ののロボットを手に入れた記憶があります。
で、超闘士シリーズもコミックボンボンに連載されていたはずなんですが、どーにも運が悪いというか間が悪いというか、僕はその連載が終わったあたりでボンボンに手を出していたんですよね。
ただこのあたり記憶があやふやです。そのころって、忍法帖もボンボンで連載していたからその流れで見れたような記憶もあるんですが……子供のころの記憶というのはあてにならんですな。
あぁ、そういえばアニメといえばウルトラにゃんとかグラフィティ、キッズなんかもありますね。ただ、僕はその方面はからっきしでした。ウルトラマンっぽくねぇなぁとか子供っぽい(子供がいう)とかそういう理由で手を出していなかったんです。
ファンの方には申し訳ないですが、たぶん、今からじゃあみようかともならんでしょうね……ですが、あぁいった方面でもウルトラマンは展開を広げていて、ちびっこにもとっつきやすいんだろうなぁと思います。
こう考えると、ウルトラマンって日本特撮ヒーローの中ではかなり手広く展開をしてるんだなと思う。
いわゆる暗黒期というか新シリーズが作られないときでもショーをやったりコラボしたり、結構息をつないできていたなと思います。
なんせ、ティガと出会うまでにもなんだかんだビデオ以外でもウルトラマンに触れる機会はありましたしね。
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