第164話もうすぐお家に帰ります。
僕達がもう1度グリフォンの卵可愛くし終わったら、やっぱり王様が卵見に来たよ。サルバドールさんも一緒でした。僕は一生懸命入れ物持って王様の所に。お父さんが慌てて入れ物持ってくれました。
「えと、おうしゃまくるまで、もいっかいみんなで、かわいくちたでしゅ。」
えっとねぇ、卵の周りは全部にお花置いたけど、卵の下のほうにお花多く置いたり、お花の向きを変えてみたり、みんなで頑張ったんだよ。
お父さんが言ってたみたいに、最初王様もサルバドールさんもとっても驚いてたけど、王様はすぐにニコニコのお顔になりました。サルバドールさんは…、困ったお顔して笑ってました。
「ユーキや、ずいぶん頑張ったようだのう。とっても可愛く出来ておるぞ。」
僕は褒めてもらえてえへへです。みんなもニコニコ。お父さんと卵の周りを飛びまわりました。
「それでのうユーキ。この花の事と石の事で、ワシと約束して欲しいのじゃが。」
約束?どんな約束かな?
あのね、この花も石もとっても珍しいものなんだって。これの事でたまにケンカしちゃう人も居るくらい珍しいみたい。でも、マシロもキミルもすぐに見つけたよね?マシロはたまたまって言ってたけど。
「マシロもキミルもしゅぐみちゅけたでしゅよ?」
「それは2人が特別じゃからじゃ。2人だけではないぞ。ユーキの周りには特別がいっぱいなのだ。だからこの花も見つけられたし、石も見つけられた。」
そうなんだ?特別ってどんな特別かな?みんなお友達で家族だけど。家族だから特別?ん?僕がうんうん考えてたら、王様に笑われちゃったよ。
「ワハハハッ、まだ難しいかのう。そうじゃな、簡単に言おう。ユーキはこれのせいでケンカに巻き込まれてしまうかも知れん。悪い人達がユーキやマシロ達に意地悪をしてくるという事じゃ。ユーキは意地悪されるの嫌であろう。」
うん。僕意地悪やだ。みんなも嫌だよね。みんなを見たら、みんな僕の所に集まってきてこくこく頷いてます。
だからねみんなが意地悪されないようにするのに、お花と石は他の人に見せちゃいけないんだって。家族や王様達は良いけど他の人はダメ。それが王様が言ってたお約束でした。僕みんなが意地悪されないようにお約束するよ。
「おやくしょくしゅるでしゅ!」
「そうかそうか。ユーキは良い子じゃな。」
王様に頭なでなでしてもらえたよ。えへへへ。
でも帰る時どうしよう。隠して馬車に乗せないとね。だって一緒に乗って帰らなくちゃ。荷物と一緒の荷馬車はダメダメです。だって卵の中からグリフォンの赤ちゃん見てるもん。帰るまでに考えなきゃ。
王様とサルバドールさんにお休みなさいして、卵の事考えます。
「あっ!」
考えてて大切な事に気がつきました。あれも持って帰らなくちゃ。う~ん。考える事いっぱい。
「ユーキは何をうんうん言って考えてるんだ?また何かやらかす気じゃないだろうな。」
「あなた大丈夫よ。そんなに心配しなくても、今までだって何とかなってきたじゃない。」
「そんな簡単に…。お前はどうしてそう簡単に受け入れられるんだ。はぁ、ほらユーキ寝る時間だぞ。」
「はーいでしゅう。う~ん?」
考えながらベットに入ったらすぐに寝ちゃったよ。
次の日もいろいろ考えたんだ。それで卵はアシェルが良いもの作ってくれました。とっても可愛い卵専用のかけるお布団。僕とシルフィーが1番お気に入りのうさぎさんのお洋服と同じ色で、うさぎさんの絵がついてるお布団作ってくれたんだ。お布団の周りにはヒラヒラもついてるの。コレをかけてあげて一緒に馬車に乗ればいいって。
やったぁ!ありがとうアシェル!コレで一緒に乗って帰れるね。あとはあれだけ。あれはエシェットやくろにゃんにお願いすればいいかな?それかモリオン。後で聞いてみよう。
お昼を食べて庭に行きます。雪のお家と雪だるまさん、お家に持って帰りたいんだ。だって雪だるまさんは僕の家族だし、お家はまだまだ遊びたい。お家の方も雪積もってるはず。雪がある間だけだけど僕の大切な物だもん。
「エシェット、これもってかえれるでしゅか?」
「この雪だるまと家か?ふむ。くろにゃんにモリオン、闇に雪をしまったら溶けるか?」
「どうだろうな。やったことがない。」
「ちょっとやってみる?ほらくろにゃんやって。」
くろにゃんが雪の塊を闇にしまいました。それで雪の家で遊んでお城の中に戻る時、雪の塊出してもらいました。そしたらぜんぜん溶けてなくてそのまんま。これなら持って帰れるね。
「考えたら食べ物入れても腐らないな。」
ってくろにゃんが。それ聞いてリュカとモリオンがくろにゃんのお耳引っ張りました。くろにゃん逃げ回って最後にマシロの後ろに隠れたよ。
「早くそれを言わないか。よしユーキ。これは家まで持って帰ろう。どうするもうしまうか?」
エシェットにそう聞かれて、う~んどうしよう、まだ帰らないかな?それとももうすぐ帰るのかな?しまうの帰る前で良いよね。お父さんにあとどれくらいで帰るのか聞いてみよう。
その日の夜、お父さんがお話があるって、お部屋に全員集まりました。全員…。じいじだ!!僕は部屋に入って来たじいじに抱きつきました。ずっと会えなかったじいじ。やっと会えたよ。
「じいじ!!」
「おお、ユーキ元気そうじゃな。良い子にしておったか。」
「うん!!」
「良い子ねぇ~。」
「まあ本人は良い子だと思ってるよな。」
じいじはずっとお店通りお片付けしてたんだ。この前ルトブルがいろいろ直してくれた時は、じいじのお友達のソルイじいじのお家に泊まったみたい。そうだ、じいじにも2人のこと紹介しなくちゃ。
モリオンとルトブルのこと紹介します。紹介しようと思ったらじいじ2人のこともう知ってました。お父さんから聞いたんだって。
「モリオンとルトブルじゃな。ワシはユーキの祖父、おじいちゃんじゃ。宜しく頼むのう。」
「ふうん?じいじなんだ。じいじお菓子持ってる?」
「我はどうでもいい。」
「本当に聞いた通りだのう。ユーキのことだけか。」
お母さんが僕のこと抱っこして、みんなで椅子に座ります。
お父さんのお話はもうすぐお家に帰るっていうお話でした。お片付けがほとんど終わったんだって。あと5回寝たら帰るから、だから帰るまでに、荷物を片付けるのと、僕にはあんまりいろいろしないようにって言われました。いろいろ?何だろう?でももうすぐお家に帰るなら、早く雪だるまさんと雪のお家しまっておかなくちゃ。明日遊んだらしまってもらおう。馬車は来た時みたいにいっぱい乗るよね。おもちゃはしまわないで、馬車に持って行こう。
それからもう1度お店通りで遊ばなくちゃ。1回しか遊びに行ってないよ。みんなお片付け終わるなら、遊びに行っても大丈夫だよね。
大変、やる事いっぱい!!
「ユーキソワソワしてるが、いいか本当に大人しくしてるんだぞ。」
「はいでしゅ!ぼく、かえるじゅんびしゅるでしゅ!」
「本当に大丈夫か?」
僕のことをじっと見るお父さん。大丈夫だよ。僕帰る準備するだけだもん。帰ったらアメリアに雪だるまさん見せよう。それからアメリアの雪だるまさんも作って並べるんだ。きっとアメリア喜んでくれるよね。
(***視点)
さてあの知らせを聞いて何日たった?急に帰ったら驚くだろうから手紙でも出しておくか。手紙がついた頃にここを出ればいいだろう。手紙を書いている最中に、今日の戦利品を換金したタイドスとオクタビオが戻ってきた。
「どうだった?」
「まあまあだね。こんなもんだよ。最近はなぜか強い魔獣があまり出てこないからね。森で何か起こって森の奥に逃げてしまったか、それともたまたま私達が出会わなかったか。」
「で、お前は何してるんだ。」
手紙を書いていると言えば、似合わないと大笑いされた。俺だって書きたくはないが、あまりにも家を離れていたからな。急に帰って怒られるより、少しでもそれを和らげられたらと思っただけだ。
「それよりもこの前情報をくれた奴に今日会ったんだが、お前の兄貴、何でお前に子供が生まれること言わなかったんだ?ウイリアムのことをとうしゃんと言ってくっついてる小さな子供が居たらしいぞ。2歳くらいだって言ってたな。俺達が街を出たのはちょうど2年前くらいだろう?」
は?兄貴にもう1人子供?それも2歳くらいの?
確かに俺達が旅に出たのはちょうど2年くらい前だったが、そんな素振り全然してなかったぞ。アンソニーやジョシュアをお義姉さんが身篭った時も大喜びした兄貴だ。そこら中に言いまわってたからな、黙っているはずないんだが。
新しい家族が増えたなら、ちゃんと祝ってやらなくちゃいけないな。あとは、兄貴の息子自慢を我慢しなきゃならないが…。まあ、それはどうにか逃げるしかないな。帰るのが楽しみになってきた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます