第162話ルトブルの簡単な作業?
ルトブル何でそんなこと聞くのかな?でも穴ぼことか割れ目は無い方が良いよね。だってお家に帰る時あそこにあった道通るでしょう。穴ぼこばっかりだと、馬車がガタガタしちゃうしお馬さんが大変だよ。それに割れ目は僕落ちちゃったし、他の人が落ちたら危ないもんね。
「はいでしゅ!あなぼこも、われめも、ないほうがいいでしゅ!」
「そうか。そういうものか。」
その後ルトブルお話しなくなっちゃった。どうしたのかなぁ?
僕はお部屋に戻って、夜みんなと一緒に噴水の所に行くからお昼寝たくさん。僕が寝ようとしてた時、ルトブルがお父さんにお願いしてました。
「今日の夜、誰も外に出さないようにできるか?」
「誰もか?1人も?」
「誰もだ。お前達や王族以外外に出さないようにしてほしい。おそらくその方が良いはずだ。」
「分かった聞いてみよう。だが出来るか分からないぞ。」
きっとキミルがお花咲かせるためだね。前に森を直してもらった時も、僕やお父さんやザクスさんしか居なかったし。僕そのお話聞いてるうちに寝ちゃいました。
それでたくさん寝過ぎちゃったよ。起きたらみんな夜のご飯食べてるんだ。僕慌てて起きてご飯食べたよ。
「モグモグ…、モグモグ…、モグモグ…、モグモグ…。」
「プッ、ちょっとルーリアじゃないんだから、ほっぺ膨らませすぎ。」
「それ飲み込めるのか。ハハハハッ。」
お兄ちゃん達いつも僕のこと笑うの。僕はマシロの方見ました。エシェットの方も。2人が頷いてくれてそしたら閉まってた窓が開きました。窓からふわって雪が入ってきてお兄ちゃん達のお顔にくっつきます。お兄ちゃん達お顔が雪だるまのまま、廊下に出で行っちゃいました。
ごくんっ。ふぅ、やっと飲み込めた。
「こらユーキ、お兄ちゃん達にあんまりそんなことするんじゃない。」
「ブー。」
「ブーって、まったく…。」
「にいしゃん、わらうでしゅ。」
「そうよね。お兄ちゃん達が笑ったからよね。後でお母さんが怒っておいてあげるわ。さぁ、まだ時間あるからゆっくり食べましょうね。」
絶対だよ。絶対お兄ちゃん達怒ってね。
ご飯食べてお洋服お着替えして準備完了です。いつもは寝る時間だけど、噴水の所に行くまで、綺麗になった玄関ホールでみんなで遊んでました。さっきの冒険者ごっこの続き。あのね、あの壊れちゃったお鍋今かぶってます。だってこの前みたいに痛いのやだもん。
遊んでたら、王様達が階段を降りてきました。えっと、噴水に行くのは僕達とお父さんとアシェル、王様とサルバドールさんとエイムさんです。
「ルトブル、お前が言った通り全員を家に帰した。噴水の所に行きながら確認するが今外には誰もいないはずだ。」
「分かった。」
マシロに乗っかって噴水の所に出発です。ふんふん♪ふんふん♪、みんなで夜にお出かけ何か楽しいね。
街の中、お外に出てる人本当に誰も居ませんでした。お家の中の明かりも全部消えてます。王様がみんなに、今日は絶対にお休みしなさいって言ったんだって。みんな疲れてるから働いちゃいけませんって。僕も今日お休みだったからみんな一緒だね。
噴水の所に着いて、最初にエイムさんが土の魔法石で、壊れてたところササッて直しました。直ったらすぐに水がシュワワワワッて出てきました。噴水が直って今度はキミルの番です。お花たくさん咲かせてもらおう。
「キミル、たくしゃんおはなしゃかしぇてくだちゃい。」
「いいよ!よしいくよう!!」
キミルがふわって光って噴水の上を飛びまわります。そしたらすぐに噴水のいろんな所にお花が咲いて、噴水の周りにもいっぱい。それ見て僕達みんなで拍手です。可愛いお花でしょう、綺麗なお花でしょう、それにカッコいいお花もありました。王様がキミルにありがとうして、キミルはふんって腰に手つけてお胸を前に出してます。僕もちゃんとありがとうしたよ。
噴水が直ってお花も咲かせてもらって、みんなでお城に帰ろうとしたとき、ルトブルが僕達に待ってって、何かお話があるみたい。ルトブルが僕のこと抱き上げて、みんなにお話始めました。
「さっきユーキに確認したんだが、ユーキはあの外のたくさんの穴も割れ目も無い方がいいと言った。いいかこれはユーキのためにやろうと思っている。」
僕ルトブルのお話聞いてとってもビックリ!ルトブルあのたくさんの穴ぼこも、街半分にしちゃった大きな割れ目も直せるんだって。お父さん達もみんな驚いたお顔してます。王様がルトブルとお話します。
「それは本当か?」
「ああ、これくらい簡単に元に戻すことができる。」
「ならば是非ともやって貰いたいのじゃが。」
「そうか、それで人を外に出すなと。」
ルトブルお城の上にいた時のお話聞いて、人がいない方がいいって分かって、だからお父さんに誰もそお外に出ないようにお願いしたんだって。
「いいか。分かっていると思うがユーキがそう言わなければ、我がお前達のためにこれをする必要はないのだ。勘違いされては困る。ユーキ、もう1度聞くぞ。直して欲しいか。」
「はいでしゅ!ぼくまえのまちがいいでしゅ!」
「よしでは…、先程の街が全部見える所へ移動するぞ。」
お城に帰ってすぐにお城の上に行きます。お外に出て街見たけど、何にも見えませんでした。真っ暗。でもルトブルにはちゃんと見えてるから大丈夫なんだって。ルトブルはモリオンみたいに暗くてもいろいろ見えるんだって。いいなぁ。僕も見れたらいいのに。そうすれば、夜におトイレ行く時、少しは怖くなくなるはず。暗い廊下嫌いなんだ。
ルトブルがじっとお外見ます。それで足をぽんてしました。歩くみたいに。それでルトブルが僕の方向きました。
「外の穴はすべてなくなったぞ。綺麗に平らにしておいた。」
ふお?!もう直しちゃったの?だってぽんってしただけだよ。何も音しなかったし。どうやって直したの?う〜、明るかったら見えたのに残念!お父さん達も不思議なお顔してました。本当に直ったのかって。
「ああ、完璧だ。朝になれば分かる。さて次は割れ目だな。」
そしたらまた足をぽんってしました。今度は少しだけ、ガタガタガタってお城が揺れました。でもちょっとだけだよ。僕フラフラしなかったもん。
「ふむ、割れ目も直ったぞ。これは城で確認出来るだろう。行ってみるがいい。」
皆んなで僕達が前にお泊りしてたお部屋に行きました。お部屋に行く時廊下を見たら廊下の割れ目はなくなってて綺麗になってました。お部屋に入って割れ目確認。ふおぉ、ふおぉぉぉ!本当に割れ目がなくなってました。凄い!足ぽんで直しちゃった!他のお部屋にも行ったけど全部直ってました。
「ルトブル!ありがとでしゅう!!」
僕はルトブルに抱きつきます。
「ユーキ嬉しいか?」
「はいでしゅう!!」
きっと街の人達もみんな喜んでくれるよ。僕が喜んでルトブルの手に捕まってぶらんぶらんしてたら、王様達もお父さん達もみんなお辞儀しました。それでありがとうって。ね、ほら、やっぱりみんなありがとうして喜んでくれたでしょ。
それからねルトブル、もう1つみんなが喜ぶことしてくれたんだ。たくさんあった木のゴミみんな埋めてくれたんだ。木のゴミ燃やすの見てて、時間がかかるの知ってたから、穴ぼこや割れ目直す時に埋めちゃったんだって。木は土になるから大丈夫みたい。木が土になるの?どうやって?葉っぱとかも土になるみたい。そうなんだね。じゃあ、森はどうして土にならないの?う〜ん、よく分かんないけど、でもみんなお片付け楽になるから喜んでくれるよね。僕はまたまたルトブルにありがとうです。
確認は朝するからって、みんなでお部屋に戻りました。お母さんにただいまして、一緒にベッドに入りました。早くルトブルが直してくれた所みたいなぁ。見るの楽しみ!!明日のおやつのお菓子、キミルとルトブルにはいっぱいだね。
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