第13話
月曜日なんて消滅してくんないかなぁと、歪みきった思考になる
俺だったが今日は違う。
(さて、今日も学生としての本分である勉学とスポーツを尽くすことに
午後17時に清楚な美少女シリウスブラックと会う約束をしたのだ。
もちろん前世と同じく好きになってくれる保証はなく
されど、美少女と楽しく話せるのは心が舞い上がらない人はいない。
そして教室へ入りソシャゲ。
少し早く来たのは約束によるもの。
「おい、知っていたか?二本松さんなんだけどバスケ部の
名前は知らないが確か、リア充
クラスメイトが楓の話題をしているようだ。
「告白を断った噂はよく聞くけど実際はどうなんだろうな?」
「ヤバイほどあるから噂が超絶なんだろ。マジでエモいよな」
「ああ、エモい」
エモーショナル。という略称だっけ?ともかく楓って色んな奴から
告白をされるほどモテるん
なんだよな。彼氏がいる噂はなかなかないのに、大変な事だ。
他人事のように言ったけど幼馴染としての立場で言うと少しだけ
本のちょっとだけは気になって
不安はある。ポツンと今までしていた会話が途切れた。
「おはよう
噂をすればなんとやら。
朝から疲れきた表情で挨拶する。
「ああ、おはよう楓・・・にしても疲れているけど大丈夫かよ?」
「えっ、うん。あっ、えーと
今日は一緒に帰らない?」
「唐突だな。別にいいけど、俺じゃなく彼氏だろ普通に」
「そ、そうなんだけど・・・気にしなくていいから」
気まずそうに逸らす顔を見て、
これは触れていいやつじゃないと
直感がそう言っている。
「あぁー、早く仲直りとかしろよ」
「どういうこと?」
「いや、不思議そうな顔をしなくても・・・
気まずそうにするなら、それしか
思いつかない。別れていたら悲観か苛立ちのどちらかだし。
「そ、そうなの!だから、一緒に帰ろうねぇ」
「お、おうよ!」
「絶対だからねぇ。絶対だよ、それじゃあ放課後に」
前のめりにグイグイと来られて
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