第21話 ベットの中で
「あのー。ゆう様?」
「どうした?」
「どうして寝ようとしているのですか?」
メイドがベットの横に立ち、俺がベットで寝っ転がる姿を見て蔑んだ目で見下ろしてくる。
「一緒にベットで寝ると言っただろ?」
「......」
ジト目で見つめられる。
「メイドさん?」
「私は違う意味で言いました。男女がベットの上ですること何て一つしかないです。ゆう様はそれをわかってらっしゃらないのですか?」
「わからなくもないけどそういうのは付き合ってからだろ?」
「私はゆう様のメイドです。そんなことは必要ないのです。ご命令とあらば何でも致します」
「ま、まぁもう少しお互いのことを知ってからかな」
「もうっ。しょうがないご主人様ですね。今回はゆう様を抱き枕がわりにすることで許してあげます」
「寝れなそう」
「何か言いましたか?ご主人様」
「い、いえ」
メイドはベットに潜り込むと背中に手を回してくる。
「ゆう様私向かい合った方がいいです」
「む、無理言うな。そんなことしたらやばいだろ...」
「何がでしょうか?」
「い、色々だ。とにかく向かい合うことはやめてくれ」
「わかりました...」
メイドは俺の身体を強く抱き、その際にメイドの胸が押しつけられる。耳元では荒い息がかかり、くすぐったい。柔らかい肌が伝わりこれは寝れそうにないなと決意した。
「お、おい」
メイドは足を絡ませてくる。妙にエロい絡ませ方とメイドの生足に動揺を隠せない。
「ゆう様暖かいですね」
「お前が抱きつくから」
「寂しかったんですよ...。私1人で待ってたんですから。えいっ」
「ちょっ、とメイドさん?」
いきなり耳を噛まれた。
「ゆう様の耳があまりにも魅力的だったのでつい甘噛みしてしまいました」
「ここまで許した覚えはないが」
「我慢出来ません。もっとゆう様を感じたいです」
「抱き合うからそれで我慢しろ」
「ゆう様...。よろしいのですか?」
「メイドがこれ以上暴走しないためにだからな」
「はいっ!これ以上に嬉しい事はないです。まさかゆう様が私を必要としてくれる時が来るとは」
「あぁ。そういうことにしておく」
俺はメイドの手と足を離し、身体をメイドと向き合うようにする。
メイドの頬は紅潮していてとろけそうな目でこちらを見つめている。
「ゆう様」
「メイド」
見つめ合う2人は身体を引き寄せ、手を背中へと回す。顔が胸へといざなわれる。メイドが俺を包み込むような形で抱きしめ合う。胸の弾力で息苦しいがそれよりも心地良さが優ってしまう。
「どうでしょうかゆう様」
「最高だ」
今までメイドを拒んでいたがこんなに幸せを感じさせてくれるならこれからはもう少し過激な命令をしても良いのかもしれない。
「良かったです。私もゆう様と抱き合えて幸せです。幸せすぎて死にそうです」
「死ぬな」
「ゆう様の全てを味わうまで絶対に死にません」
「あぁ」
「ゆう様非常に申し上げにくいのですが、、、」
「どうした?」
「私としてはこの身体でご主人様を興奮させられてるのは光栄なのですが...。あの...ゆう様のが当たっています...」
「あっ、やばい」
俺は今夜寝れなさそうだ。
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