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子供は育てた環境で変わる。
遺伝子は証として残るのだろうが、性格やどんな大人になるのかは育った環境で変わる。
私の子供が大きくなった頃には私はいない。
それに誰が育てるの?
お金だけ、渡して居なくなるのはどうなの?
それでも証を残したい。
絵や小説なのか?
絵は何を描いたらいいのか、何を描きたいのか全く分からなかった。
小説か…自叙伝。
悪くないかも。
やりたい事が見つかった。
キャサに仕事を辞める事を伝えた。
辞める理由を誤魔化したかったが、執拗に執拗過ぎる程、心配するキャサの心に折れて全てを語った。
もちろん皆には内緒にしてもらうよう十二分に釘は刺した。
キャサは泣いた。まるで自分自身のように泣いた。
気持ちは分かるが、何でそこまで感情移入できるのだろう。
と、思える程キャサはむせび泣き、わめき叫んだ。
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