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ミスズが死んだ…。
なぜ?
何故?
ナゼ?
私は今夜もミスズと一緒に寝た…優しくキスをした。
いつもと変わらず、普段と違った事…変わった事はしなかった。
ミスズにも変わったところは見られなかった。
でも彼女は自殺をした。
ズタズタにされた身体に、自分でつけた傷…たった1筋の傷で死んだ。
遺書…鏡に口紅で一文。
ごめんなさい
それだけだった。
警察の事情聴取…うわのそらだった。
帰宅路…うわのそらだった。
何故?
ずっと考える…何故?
多分…憶測にしか過ぎないが。
ミスズは許されたかった。
何を許して欲しかったのか?
多分、自分の存在。
プレイは自分をさらけ出す。
彼女は確かに言った…産まれてきてごめんなさい。
許されると思ってるの?…私の言葉にミスズのあの顔。
そこからの憶測。
彼女は許されると思っていたのか?
そもそも生きる事は悪い事なのか?
真実はミスズしか分からない。
ミスズと一緒に寝てたベッド…二人用枕。
私は倒れるようにベッドに寝転び、枕を頭に乗せ、思い切り泣いた。
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