第34話 ファンタジーを書く上で重要なこと

今回の課題は、ファンタジーを執筆していく上で重要な事です。


年齢を召した方と話をしたときに、すでに統計データが取れている事実から目を背けている方がいたので、そういえば書き忘れていたと思い筆を執りました。


ちなみに、このファンタジーを書く上で必要な物に関しては、主に国同士の戦いや戦役物が、もっとも重要な内容になります。


たとえば、


現実世界は法律でサラリーマンが雇用を守られている!

サラリーマンが大多数だから、その意見が反映されている!


と、語っている人がいますが


たしかに法律では労働者を守るように組まれてはいますが

実際にはリストラや派遣止めや、給料減額に賃金カットにボーナスカットに退職金が貰えなくなったりするのが事実としてあります。


それは統計として、現実問題として目の前に突きつけられている実際起きている物事です。

つまり法律は万能ではないという証。


法律が万能なら、そんなことはおきないので……。

つまり机上の空論を――、法でサラリーマンが守られている! と、言っても実際問題としては、それは机上の空論に過ぎない訳です。




――さて、小説を書いていく上で、上記の内容について何が問題なのか? と、言いますと


机上の空論の上に、ファンタジーという空想を乗せた場合――、空想の上に空想を載せる形になるのでリアルな世界観構築が出来なくなり、読者が理解しずらい世界になってしまうという点です。


小説家になろうで読まれていない作品の多くに共通するのも、いま私達が住んでいる世界を現実問題としてハッキリと認識して理解していないと、別の世界を構築していく小説では、土台があやふやなので作られた世界もハッキリしない世界になり、読者が想像しにくい……つまり読んでいてストレスの高い=カロリーの高い作品になってしまうのです。


だからこそ、小説家は誰よりも現実世界を認識して理解しておく必要があります。


小説を執筆していく時に、分からない事とかは調べて勉強してから文章に起こしたりしますよね?

それと同じことが、現実世界を知っておくと言う事なのです。


例)


Q.憲法9条があるから日本は攻められていないのか?

A.韓国が武力を持って竹島を不法占拠しているので攻められています。


つまり憲法が形骸化していると言う事


これを異世界の戦国時代の時の国同士の戦争に置き換えた場合


我が国は他国を攻めないから、軍もいらない! 話し合いで解決できる! と、言う意味不明な理論で思考停止した結果、他国にはそんな事は関係ないので攻め滅ぼされたりする訳です。


戦乱が起きている中で、全て話し合いで解決できるというのは机上の空論であって暴論。

話し合いで解決できる場合は、相手に戦争をする以上の対価を提示した時のみ。

ただし、対価を提示できるってことは、侵略して攻め滅ぼして自国領土に組み入れた方が遥かに効率がいいので、話し合いで何とかなるのは一時的な時だけ。


つまり、小説の構成を組む上で現実問題を正しく理解して認識しておくことは異世界という空想の世界を作る上では重要な部分ということです。





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