第33話 完結作品を持つ作家は強い

小説家になろうで作家として戦っていく上で、10万文字を超える作品の完結作品を持つ作家は本当に強いです。


理由は、完結作品を作ることでしか手に入れられないモノを持っているから。


――それは、作品を完結させる力


作品を完結させる力というのは、起承転結をハッキリと出来る=一つの作品を通しで組むことが――、見ることが出来る力。


この力があると、


新作を書く前に作家の頭の中では物語の始まりから完結までの基礎が無意識の内に出来ています。


そして作品の基礎が無意識の内に描けていると言う事は、起承転結の内の起の部分をどこまで書いていいのか! どこまで表現していいのか! を、瞬時に判断して書くことが出来るのです。


すると伏線を序盤に入っておくことも出来るわけです。


なので完結作品を持つ作家の作品は、完結作品を持っていない作家と比べてクオリティにおいて天と地ほどの差が生まれる訳です。


よく小説家になろうでは、書籍化作家は何本も本を出している人がいますが、そういう作家は基本的に書籍化する前に必ずと言っていいほど完結作品を持ち感覚を鍛えています。


小説家になろうランキングで戦う際にもランキングに上がってきた作家で、完結作品を持つ作家は、力を持つ作家なのですごく脅威だったり……。


つまり完結作品を作ることはファンを作る事も出来ますし


何より! 小説家として、もっとも必要な感覚である『完結力』を手に入れることが出来る唯一の方法だったりします。


完結力だけは、本を読んだり人に教えてもらっても身につく力ではありません。

実際に自分自身で作品を執筆完結させないと身につかないのです。


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