でも、やっぱり
あれから、私は彼を避け続けた。なぜなら私はこれ以上傷つきたくなかったから。気になってる人にあんな傷つくことを言われるなんて、どこまで心が痛むのか本人しかわからない。しかも、あの言葉に対して人が傷ついてるのに謝れない。そんな人なんて二度と関わりたくない。そう、思ってたのに。あの笑顔、あの声、今まで一緒に作ってきた思い出。やっぱり彼が好きだ。話したい。
この日、私は本気で恋をした。
「杏那! どうしたの?最近、静かだけど。おしとやかになろうとでもしてる?無理だって〜、お前はうるさい方が似合ってるよむしろうざいほうが。 笑笑」
「うっるさい! 雄太、あんたね調子のんじゃないよ。」
私は、やっぱりあの話には触れない。忘れてしまいたい。あの話をすると私たちの関係はきっと壊れるだろう。
しっかり、私の心の中に封印しとこ。
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