第160話 急に調子が悪くなる

 次の患者は内藤ヘレン18歳である。

渋沢吾郎:どうしましたか?

内藤ヘレン:なんか急にやる気が起きなくなっているんです。なんか集中力がなくなっている感じです。

渋沢吾郎:なるほど。軽い鬱ですね。なにか失敗したことがありますか?恋愛とか。

内藤ヘレン:はい。好きな人に振られて調子が悪くなっています。

渋沢吾郎:そうですか。でも、男はいくらでもいますから心配しないでください。

内藤ヘレン:ですが、なんか集中力がなくて勉強もできません。

渋沢吾郎:そうですか。それなら、新しい恋人を見つけてみてはどうですか?

内藤ヘレン:なるほど。でもどうやって。

渋沢吾郎:私はサークルも運営しています。サークルで、彼氏を見つけてはどうですか?

内藤ヘレン:イケメンぞろいですか?

渋沢吾郎:イケメンかどうかはいいにくいですが、気持ちの優しい人たちばかりですよ。

内藤ヘレン:わかりました。一度サークルを見学させてください。

渋沢吾郎:いいですよ。では今日はいいですね。

内藤ヘレン:はい。

 と、今日の診察は終わった。

 そして夜。吾郎は清子と話した。

渋沢吾郎:なあ、清子。今、急に調子が悪くなる人が増えているみたいだな。

渋沢清子:そうね。エネルギーの発散口がない人は調子が悪くなるよね

渋沢吾郎:特に学生時代は性欲が強い。性欲を発散させないと体調が悪くなる。性欲は人の活動元でもあるから性欲は減らしたらなんか生きている感じがしないよな。

渋沢清子:そうよね。でも、私はあなたがいるから発散できるよね。

渋沢吾郎:俺もだ。俺たち本当にうまが合うよな。

渋沢清子:相性もぴったりだし。お互いうまくいっているし、お互いに上下がないのがいいよね。

渋沢吾郎:清子。今日はこの辺で寝るか?

渋沢清子:うん。

 と、今日も吾郎と清子はドリームナイトを過ごした。

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