第125話 好きじゃない彼氏との付き合い
次の患者は岡田清美20歳です。
渋沢吾郎:どうしましたか?
岡田清美:大学生です。好きじゃないのに彼氏と付き合っています。かと言って、嫌いでもないし一緒にいて楽しいので、付き合ってから好きになればいいと思い、告白をOKしました。今は付き合って4ヶ月ですが、まだ好きにはなっていません。コロナで会えなくても寂しくないし、彼が他の女の子と連絡取ってても全く嫉妬しません。それどころか私は男友達数人と毎日のように連絡を取り合っています。その人たちには彼氏がいることを言っていません。自分でも最低なことをしているのは分かっています。このまま付き合っていても彼に申し訳ないから早く別れなきゃって思ってるけど、なかなか別れを切り出せません。本当の事を言う勇気が出ないんです。
渋沢吾郎:なるほど。別れようと思っているのであれば、別れた方がいいですね。ここは勇気を出して言ってみましょう。怖がっても何も解決はしません。
岡田清美:でも、もし、彼が別れてくれなかったら?
渋沢吾郎:それは、あなたが決めることです。あなたが申し訳ないと思うのであれば、言ってみることです。このまま、ズルズルいっても時間を損します。できれば、早いうちに言ってあげて下さい。
岡田清美:そうですね。解りました。
と、岡田清美は去っていった。
その夜、吾郎と清子は話した。
渋沢吾郎:恋愛って難しいな。
渋沢清子:難しいから人生勉強になるんじゃない。
渋沢吾郎:簡単にうまくいくのもあれば、うまくいかないものもある。
渋沢清子:これは、運と巡り合わせよ。
渋沢吾郎:今日の清子は冴えてるなあ。
渋沢清子:私はいつも冴えてるの。
渋沢吾郎:清子。今日もたっぷり楽しもうじゃないか。
渋沢清子:あなたも好きね。
と、今日も吾郎と清子はドリームナイトを過ごした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます