第126話 いじめのフラッシュバック
次の患者は高田洋18歳である。
渋沢吾郎:どうしましたか?
高田洋:うつ病が人生の邪魔をする。いじめがフラッシュバックする。そんな感じです。
渋沢吾郎:何があったんですか?
高田洋:私は高校生の時、部活でいじめられました。暴言や暴力、部員全員からの無視がありました。理由は、私なら何を言ってもしても許されるから。そう言うキャラだから。だそうです。1年間耐えましたが、結局うつ病になり退学しました。今は、高卒認定試験に合格し通信制の大学に通っています。ですが、うつ病は治りません。いじめのフラッシュバックがあります。早く過去とさよならしたい。誰か過去に勝てる方法を教えてください。
渋沢吾郎:まずは、暴言暴力に対して止まらなかった理由を言います。それは、あなたが抵抗しなかったからです。しかし、今は大学生です。暴力は振るう年齢ではありません。こういう時はどうするか。法で訴えるのです。相手の脅しに対して抵抗するには今の日本社会には法という手段があります。とにかく、相手のいじめに抵抗することも重要だと思います。やり方はいろいろあると思います。勉強してください。弁護士になったらまずは負けませんよ。どうでしょうか?未来で負けないことが過去に勝つのではないかと思います。
高田洋:わかりました。ありがとうございます。納得いきました。
と、高田洋は何かを掴んだように帰っていった。
そして夜、吾郎は清子と話した。
渋沢吾郎:なあ、清子。いじめはどこにでもあるな。そして、意外と助けてくれないものなんだよな。だけど抵抗すればいじめは来ないものなんだよね。
渋沢清子:そうよね。でも、抵抗する意思があれば助けてくれる人が出てくるかもしれないね。
渋沢吾郎:でも、いじめは最悪だな。でも、いじめられている人を助けるには自分が賢くならなきゃいかんな。
渋沢清子:そういう所が素敵。
渋沢吾郎:ありがとう。なあ、清子。愛してるよ。
渋沢清子:私も。
渋沢吾郎:じゃあ、今夜も頑張りますか。
渋沢清子:じゃあ、今夜はうな重でも食べてね。
と、今夜も吾郎と清子は楽しんだ。
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