第121話 劣等感

 次の患者は山内翔太20歳である。

渋沢吾郎:どうしましたか?

山内翔太:劣等感を取り除く方法を教えて下さい。何に対しても自信がありません。努力して結果を残して、実力がつくと自信になると思っていたのですが、やっぱりだめです。どうしても自分がクズな社会不適合者でしかないと感じます。オドオドした自分はもう辞めたいです。

渋沢吾郎:それは、何か結果もしくは何かを作りだしたときに劣等感がなくなってくると思います。例えば、資格試験に挑戦するとか、作品を作ってみるとかです。こういう積み重ねがあなたにとって劣等感をなくすことだと思います。

山内翔太:さすが渋沢先生。ありがとうございます。納得しました。

 と、山内翔太は帰っていった。

 今夜も清子は残業をやっていて遅く帰ってきた。

渋沢吾郎:清子。ご苦労さん。

渋沢清子:あなたも。

渋沢吾郎:今日は疲れただろ。風呂沸かせたぞ。

渋沢清子:じゃあ、一緒に入る?

渋沢吾郎:じゃあ、入るか元気出てきた。

 と、吾郎と清子は一緒にお風呂に入って、出てきた。

渋沢吾郎:いい湯だった。

渋沢清子:疲れとれたね。

渋沢吾郎:じゃあ、これからやりたいことをアルファベット一文字で言ってみて。

渋沢清子:H。

渋沢吾郎:じゃあ、今日も楽しもうな。

渋沢清子:うん。

 と、今日も吾郎と清子はドリームナイトを過ごした。

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