第113話 子供の学校選び

 今日の患者は宮田由美28歳である。

渋沢吾郎:どうしましたか?

宮田由美:偏差値が高くない私立の小学校に入れたいと思うのはワガママですか?

通える範囲にある小学校が、公立の小学校か、偏差値が高くない私立の小学校か、少しだけ偏差値が高い国立の小学校の三つしかありません。 国立の小学校は倍率も高く、また附属の中学がない為中学受験が必須です。公立の小学校は、学校自体が小さい為親の負担が大きい所です。実際にお子さんをそこに通わせている親御さんに話を聞くと、親がしなくてはいけない活動が沢山ある為にほとんどのお母さんは仕事を止めて専業主婦になっているそうです。また、距離も家から2キロ以上ある為、登下校が子供には負担にならないか心配です。私立の小学校でしたら、スクールバスか公共のバスで通えますし、親の負担も少なく、また提携してる学習塾がありそこで学童扱いで入れます。4年生になれば短期留学も出来ます。また学校そのものが大学まである事、指定校推薦で入れる大学が多い事、高校が沢山の学科がある事を考え、将来子供が楽になるのではないかとも思ってます。こんな理由だけで私立を選ぼうと思うのですが、親にワガママだと言われました。そんなに仕事がしたいのか、近所の子との交流がなくなるのは可哀想だと。そんなに可哀想な事でしょうか?

渋沢吾郎:いろんな教育方法があって何が正しいか一概には言えませんが、あなたが子供さんを私立に入れようとしていることはあなたなりに考えているのでいいのではないかと思います。この世は偏差値社会だけではありません。ただ、受験をして苦労をした人としない人とのメンタルの差はあると思います。ただ、あなたの学校は高校ではいろんなことが学べる点では面白いと思います。また、あなたは仕事をしなければいけないのでしょうがないと思います。また、子供の交流は学校の生徒同士で交流があれば、孤立していることにならないのでいいと思います。どうでしょうか?

宮田由美:ありがとうございます。私のやり方でいいんですね。

渋沢吾郎:私もそれでいいと思います。

宮下由美:わかりました。ありがとうございました。

 と、夜、吾郎と清子は話した。

渋沢吾郎:うちの健太と奈美の学校選びはよく考えたな。

渋沢清子:一応国立の小学校にいれているよね。

渋沢吾郎:だが、国立はレベルが高すぎる。逆に押しつぶされる可能性がある。

渋沢清子:そうよね。健太が必死に勉強しているけど追いつくのもぎりぎりよね。

渋沢吾郎:だが、偏差値が高い子なら高い子なりにいい人生が待っている。が最終的には本人の努力次第だな。

渋沢清子:そうね。努力できる環境を作ってあげなきゃね。

渋沢吾郎:というわけで、これからHでもしようか。

渋沢清子:私たちって性欲堪能しまくっているね。

渋沢吾郎:でも、それは人間として生まれた特権だと思うけどな。

渋沢清子:健康にもいいといわれてるし。

渋沢吾郎:じゃあ、今日もよろしく。

渋沢清子:こちらこそ。

 と、今日の吾郎と清子はドリームナイトを過ごした。



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