第72話 精神コントロール

 次の患者は三島一郎32歳である。

渋沢吾郎:どうしましたか?

三島一郎:精神コントロールがききません。

渋沢吾郎:他には?

三島一郎:自分の本心とは違ったものが出て来ます。

渋沢吾郎:なるほど。で、自分が何か操られそうになったことはありますか?

三島一郎:あります。

で、自分ではない感情が出てくることがありますか?

三島一郎:あります。

渋沢吾郎:心に事実とは違うものがインプットされている気がしますか?例えば心が嘘をいているとか?

三島一郎:はい。なんか、自分で自分をのコントロールが難しいです。

渋沢吾郎:これは呪われていますね。これを他の病院にいったら誤解されたかもしれません。事実と違うことが出てくるのであれば、これでは心電図は無意味ですね。

三島一郎:そうなんです。思っていないことが出て来ます。

渋沢吾郎:これは、あなたの生命力が弱っているのが原因の可能性があります。私の気功なおすしかないですね。

三島一郎:気功ですか?

渋沢吾郎:はい。気功で呪いを吸い取り、生命力を上げます。

三島一郎:薬は?

渋沢吾郎:もちろん、必要です。薬は脳を維持するために使います。悪い根源となっている呪いを気功で吸い取って生命力を上げます。

三島一郎:なるほど、で、生命力を上げる方法は?

渋沢吾郎:あなたは、結婚していますか?

三島一郎:ないです。

渋沢吾郎:そうですね。あなたは思い込み以外にも想思病の可能性があります。想思病を治すには結婚相手が必要です。

三島一郎:??結婚相手ですか?私に出来るのでしょうか?

渋沢吾郎:サークル吾郎に行けば出来ます。

三島一郎:わかりました。ありがとうございます。

渋沢吾郎:で、気功でまずは呪いを抜きましょう。

 と、吾郎は三島一郎の呪いを取り除いた。

三島一郎:渋沢先生。頭がすっきりしました。ありがとうございます。

渋沢吾郎:で、あなたは生命力が上がるまでは体調を維持できないので私のところに来てください。

三島一郎:ありがとうございました。

 と、今日の三島一郎の授業は終わった。

 そして、夜、吾郎は清子と話した。

渋沢吾郎:なあ、清子。呪いって大変だよな。

渋沢清子:そうね。呪いって大変だよな。

渋沢吾郎:そうね。それでも人の性格の本質は変わらないんだけどね。

渋沢清子:なるほどね。でも、あなたの気功はいろんな人を救ってるよね。

渋沢吾郎:でも、三島も性格が変わる所まではいっていないが、この呪いは人間のものじゃないよ。

渋沢清子:なるほどね。でも、あなたの気功はいろんな人を救っているよね

渋沢吾郎:清子が俺にパワーをくれているからだよ。

渋沢清子:それってエロパワー?

渋沢吾郎:エロパワーって大事なんだぞ。今日はどうする?

渋沢清子:今日も私にエロパワーが欲しい。

渋沢吾郎:もちろん上げる。

 と、今日も吾郎と清子はドリームナイトを過ごした。

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