第33話 宗教否定主義者
次の患者は今川泰助23歳です。
渋沢吾郎:どうしました。
今川泰助:私は宗教が信じられません。
渋沢吾郎:私は信じれないなら信じなければいいと思いますがどうですか。
今川泰助:そうきましたか。確かにそうですね。私の周りはみんな宗教を持っていまして、しかし、私はそれを信じることができずに今日までやってきました。
渋沢吾郎:そうですか。なら信じないのもひとつの道だと思います。
今川泰助:こうまであっさり言われるとは思いませんでした。渋沢先生は核心をつく方ですね。すっきりしました。私は今は宗教は信じない方向で進もうと思います。
と、今川泰助はすっきりした様子で帰っていった。
その夜吾郎は今日のことを清子に話した。
渋沢吾郎:いやー。宗教が信じられないこと何か引け目を感じていた患者がいたが清子は宗教についてはどう思うか?
渋沢清子:私は信じるものを信じるべきと思う。
渋沢吾郎:では、宗教を信じるか信じないか決めるのは自分だから自分が必要と思ったらやれば言いし、必要なけれがそんな必要ない
渋沢清子:で、あなたは宗教を信じる?
渋沢吾郎:宗教には矛盾がある。その矛盾を感じてストレスが溜まって宗教が信じられなくなっているんだが、もし宗教は生きるためのものであれば、その宗教は歓迎したい。
もちろん幸せになるのが宗教の目的であれば、私は何も文句は無いが。
渋沢清子:じゃあ、今日はこれでいいとして。早速寝ましょう。お互い今日も絡もうよ。
渋沢吾郎:賛成。
と、今日にの吾郎と清子はドリームナイトを過ごした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます