この小説を読んで、思ったことは「なろう小説な雰囲気のしないなろう小説だなあ」でした。アンナが覚醒してもレベルやステータスという概念は無いし、たとえそういう数値がなくても彼女の強さが分かる。まずここがいい!その上カルーナとの仲の良さも女の子みがあって可愛らしい。普通の女の子らしい可愛らしさです。現実にもありそうな百合。最高です!
あとは覚えやすい名前。名前にこだわりがないのでしょうか。読者が覚えやすいように名づけられているのでしょうか。登場人物が多くても「ああ、あの人だ」とすぐ分かるのにとても助かります。
それなのに星が少ないのがもったいない。百合百合しい騎士物語なんて、なかなか見られないからぜひ読んでほしい。読むたびにそう思わずにはいられない一作です。