第228話 9月12日(木)レボ部の話し合い1

 さあ、今日もレボ部が始まります。舞台は放課後の部室から。

佐々木:今日もこれから何をするかを考えよう。

名取:お料理教室でもやる?

助平:たとえばマグロ丼とか。

佐山:いきなりドン(丼)ときたか。

朝霧:でも、簡単に作れるね。

名取:餃子なんかいいんじゃない?

川村:キスするときは歯を磨かなきゃね。

佐山:ウナギなんでどう?

名取:なんで簡単なものを選ぶわけ?

長崎:じゃあ、チャンポンラーメンというのはどうだ?

川村:ラーメンもいまいちよね。

佐々木:納豆はどう?

名取:なんで簡単のを選ぶのよ。

助平:なんか料理は俺らには向いていないな。

朝霧:向いていない?ふられたの?

助平:それは振り向いていない。俺が行ったのは向いていない。

佐山:確かに料理に振られているなあ。

阿曽部:じゃあ、僕の会社でバイトでもやる?生活費が入るし充実するよ。

朝霧:どのくらいの容量?

阿曽部:10メガバイトぐらいか?

助平:そのバイトじゃねーっつの

佐々木:だが、バイトという線はいいなあ。

助平:バイトなだけにパソコンのバイトでもやるか?

朝霧:10Gバイトから始めようか。

川村:朝ちゃんの頭についていけない。

秋山:パソコンをつくろうということじゃない?10Gバイトのパソコンを。

阿曽部:じゃあ、家のパソコンの工場で働く?

川村:阿曽部君って何でもアリだね。

朝霧:何でもありって新しい昆虫?

角田:ありだけに昆虫かあ。働くから働きアリの仲間なんじゃないか?

秋山:何でもアリなだけに何でも働くかあ。まさに働きアリだね。

助平:工場へ行ったら思わず首をひねりそうだな。あり?って

阿曽部:じゃあ、明日はパソコンの工場にする?

秋山:でも、ネタが尽きたみたいだよ。

佐々木:まあ、パソコンのギャグはこんなもんだろう。もっとネタがあるバイトをやりたいなあ。

阿曽部:レボ部の女性にモデルをやるというのはどう?

名取:それいいわね。

助平:水着姿の方が最高だね。

名取:水着は駄目。

増田:静香さん。Bカップの胸にコンプレックスを持っているのですか?私はまだAですよ。

名取:友子ちゃんは小学生だからいいのよ。

宮下:私たちもモデルやりたい。

阿曽部:じゃあ、モデルをやるという路線で行こう。

名取:モデルかあいいわねそれ。

川村:でも、実際に雑誌に載せるんでしょ。雑誌みてモテたら困るよね。

阿曽部:確かに困る。じゃあ、いったい何をする?

朝霧:マッサージはどう?

川村:それは資格がいるでしょ。

阿曽部:でも、マッサージで資格がいるなんて国家も頭が固いよね。四角(資格)じゃなく丸くならなきゃね。

川村:なんかの企画の仕事はどう?

佐々木:牛乳の宣伝をやろうかあ。

川村:それってドリフのまね?

阿曽部:じゃあ、キャッチフレーズを作ることをやろう。

秋山:髪の毛が生える宣伝はどう?

名取:高校生がやっても説得力がないよね。みんなふさふさだからね。

朝霧:坊主頭ににしたらどう?

阿曽部:どのみち高校生だから毛が自然に生えるからサギじゃないかい?

川村:じゃあ、わき毛をそるキャッチフレーズは?

秋山:わき毛もわきに置けない問題よね女性にとって。

助平:でも、金髪の外人もわき毛は黒いよな。

前田:わきだけにわきあいあいだね。

亀山:わきに愛着を持ったらわき愛愛だね。

佐々木:まあ、それはわきに置いといて、実際何をやろうか。

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