第118話 7月10日(火)期末テスト最終日

 今日は期末テストは最終日。みんなできは良かったみたいで、なんかできあがっちゃった感じになっちゃったんだ。え?どういう事かって?それでは話は始まります。放課後の阿曽部宅から。

佐々木:いやー。みんな簡単だったな。

川村:みんなで勉強したからね。

助平:やっとテストが終わって開放感でいっぱいだぜ。

佐山:ここで、打ち上げやっちゃおうか。

前田:じゃあ、アルコール飲んだフリね。

川村:じゃあ、みんな、酔っ払ったフリでトークしよう。

 と、酔っ払いトークが始まった。

佐々木:今何じ?

助平:かじ、ひじ、おやじ。

佐々木:なるほど。午後2時か。

助平:なんでわかるんだよ。

佐々木:いや、今、自分の時計を見たんだよ。

助平:じゃあ、聞くなよ。

佐々木:いや、今のは独り言だ。

名取:ところでさあ。清彦君。ライブの時のプローポーズは本当よね。

秋山:もちろん。

名取:ありが十匹の気分よ。

川村:静香。ありがとう(アリが十)って素直に言えばいいじゃん。

助平:この2人はもう出来上がっているかなあ。

秋山:いや、みんなもう出来上がってるからなあ。

長崎:なるほど、チンしたわけね。朕だけに。

助平:なんだ?俺たちは電子レンジの中にいるのか?

亀山:いや、阿曽部君のうちじゃない?

長崎:そうか。阿曽部の家は電子レンジか。

阿曽部:違うよ。

川村:でも、何か暑いよね。

阿曽部:夏だからだよ。

佐々木:しかし、なんかみんな酔ったフリのわりには突っ込みはするどい。

名取:だって、酔ってないから。あくまでもフリだから。

佐々木:それを言ったら話が成り立たないぞ。

助平:ところで阿曽部、アイス食いたい。

阿曽部:何で?

助平:酔っているフリだから、酔いからさめたフリしたいんだ。

阿曽部:じゃあ、アイスは食べたフリだね。

助平:阿曽部。ケチるなよ。

朝霧:でも、何か食べたいよね。

阿曽部:わかったよ。朝ちゃんが言うから、みんなにアイスあげるよ。実は、前のライブのビデオ。好評なんだよ。

助平:じゃあ、ギャラアイスか?

阿曽部:そう言わないでよ。次のチャンポン帝国のセットはお金がかかるんだから。

助平:なにー。なんでギャラが無い。誰が悪いんだ?

名取:チャンポンなんじゃない?

長崎:何で朕なのだ。

助平:だってさあ、チャンポン帝国なんかにお金注ぐのはもったいないのでは?

長崎:いや、それはチャンポン帝国への上納金だ。これでみんなを幸せにしているのだぞ。

助平:あーあ。ギャラのことを考えたら、ただの恋愛物語の方が良かったんじゃないか?

阿曽部:助。もう決った事なんだからさあ。

佐々木:で、これから本格的にチャンポン帝国について決めるが、まだ、美華ちゃん軍団が来ていない。さて、どうする?

名取:まあ、概略は決めたら?

佐々木:で、さっそく、明日からロケ始めたいよな。

阿曽部:佐々木。まだ無理。チャンポン帝国が決まってから2週間だよ。

佐々木:そうか。

朝霧:じゃあ、ロケの変わりにロケットやろう。

助平:なんじゃそりゃ。宇宙でロケか?

朝霧:助平君。現実的じゃないよそれ。

助平:それは、朝ちゃんじゃないのか?

朝霧:それはロケット花火。

秋山:そうか。花火で打ち上げね。

助平:これが本当の打ち上げか。

阿曽部:そうか。みんな、花火いいね。

助平:そうか。阿曽部が用意してくれるか。

阿曽部:線香花火ならいくらでも。

助平:なんでケチるんだ?

阿曽部:違うよ。助。線香花火で恋人と風情を楽しむんだよ。

助平:なんだよ。俺はロケット花火の連続発射やりたかったのに。

 と、この後、美華ちゃん軍団が来て、チャンポン帝国の話し合いが始まった。この内容はドラマでやるので今は言いません。知りたい方は引き続きレボ部を読んで下さい。今日の話はここまでです。

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