第99話 6月24日(日)レボ部ライブ当日その4

江藤:これがアルプスですか。

吉本:ちょっと壊れていましたね。

江藤:作者が壊れているからなあ。

吉本:で、次は小学生3人組のハイビスカスです。どういうわけか。この3人はレボ部と深い結びつきになってしまいました。

江藤:自己紹介すると、名前は宮下美華ちゃん。増田友子ちゃん。小山雪絵ちゃんで略してハイビスカスです。

吉本:それって略なんですか?

江藤:いえ、ハーブです。

吉本:いや、そういうことじゃなく・・・・・・。

江藤:では、ハイビスカスの皆さんどうぞ。

 と、美華ちゃん軍団じゃなくハイビスカスのコントが始まったんだ。

ハイビスカス:皆さんこんにちはー。ハイビスカスです。

宮下:私がハイ。

増田・小山:私がビス・・・・・・・。

宮下:で、どっちがビス?

増田:私。

小山:いえ、私。

宮下:何で喧嘩するの?

増田:だってビスを取らなきゃカスしか残ってないじゃん。

宮下:小学生みたいね。

増田・小山:どうせ私たちは小学生です。美華みたいに高校生の彼氏はいません。

宮下:何でばらすのよ。

小山:だってこれが台本だもんね。

増田:それと美華はみんなに彼氏を自慢したいんでしょ。

宮下:自慢じゃないけど彼は素敵よ。

増田:で、美華は私たちの素の敵。

宮下:それって敵?何でよ。

小山:だって最初に勝手にハイを取ったもんね。

増田:美華は心はハイ・スクールといいたいだけじゃない?彼氏がハイスクールなだけに。

宮下:なんで二人は私をいじめるの?

増田・小山:逆―っ。

小山:で、味はどうだった?

増田:もちろんキスよ。

宮下:えーっ。わかんない。彼氏とまだキスをしてないよ。

小山:レボ部の合宿でも、唯一キスしなかったカップルだったよね。

宮下:どうやったらキスできるのかなあ。

増田:しなくていいじゃん。

宮下:何でよ。したいよ。意地悪。それって嫉妬?

小山:美華。キスは好きの反対だから、キスはしないほうがいいのよ。

宮下:それって彼は私を好きだからキスできないっていうこと?

増田:そういうことにしましょう。

宮下:何で曖昧?で、友子と雪絵はキスしたの?

増田:何で?

宮下:だって友子と雪絵はカップルだったでしょ。

小山:それは人生ゲーム。

増田:私たちをレズにしたいの?

宮下:でも、裏ではわからないよね。

増田:そうなると私たちはハイレズカスになるわね。

宮下:なんで私を巻き込むの?

小山:これって子供の会話?

宮下:ところでさあ、学校の先生についてどう思う?

小山:そう、男の先生はかわいい女子には優しいよね。

増田:でもキモい。

宮下:キモいって気持ちいいの略?それとも気持ち悪いの略?

増田:気持ち悪いの略に決まっているじゃん。

小山:美華は気持ちいいの?彼氏の家庭教師の先生は。

宮下:え?どういう意味?私、子供だからわかんない。

増田:美華、逃げるのうますぎ。

宮下:じゃあ、友子はどうやって答えるの?

増田:私は、キモいはキモいよ。

宮下:じゃあ、雪絵は?

小山:私は知らない。

宮下:雪絵も逃げるのうまいね。

増田:ところで美華はSとMとどっち?

宮下:サイズはM。

小山:美華うまいよ。トロ級だよ。

増田:お寿司屋さんだけに。

宮下:そう?私の店にねえ最近お客が増えたよ。私の美貌かなあ。

増田:美華には彼氏がいるでしょ。そんなの気にしちゃだめ。

小山:そうよ。浮気になっちゃうよ。

宮下:彼氏ねえ。寿司少しだけできるのよ。

増田:それっていなりずし?

小山:友子。大丈夫?

増田:はあ、雪絵どういう意味?

宮下:クレヨンしんちゃんの見すぎじゃない?

増田:雪絵、美華が暴言吐いたよ。

小山:誘いに乗ったね。

宮下:え?どういう意味?子供の考えわかんない。

増田:その逃げ方きたないね。

宮下:きたない?北ならあるに決まっているじゃん。なかったら南もなくなっちゃうよ。

小山:いや、そういう意味じゃなくて・・・・・・。

宮下:ところでさあ、曲の詩を作ってみない?

増田:そうね。

小山:じゃあ、一人一人詩の中に入れたい言葉を言ってみようよ。

宮下:賛成。

増田:私も賛成。

小山:多数決が取れたので次は参議院にいきます。

宮下:雪絵。何故そこでボケるの?

増田:まあ、とにかく作ろうよ。

宮下:じゃあ、私から。「私は輝きたい、あの星のように」

増田:それいいわね。でもそれって星になるということは死人になるの?

宮下:何でそうなるの?

小山:まあ、続きを行こうよ。

増田:じゃあ、私。「私たちは、いつまでも、同じなんてありえない」

宮下:うーん。そうね。結婚したら名前変わるよね。同じじゃないよね。

増田:あの、結婚となんで結びつけるの?

小山:じゃあ、次、私。「恋もしたい、夢持ちたい、いろんなところへ冒険よ」

宮下:雪絵もひそかに情熱持ってるね。

増田:でも、私たちは今は中学受験よ。

小山:友子。現実に戻らないでよ。

宮下:ところでさあ。みんな知ってる?最近作者がノイローゼなのよ。何か励まさなくちゃねえ。

増田:でも、はげますと髪の毛が減るんじゃない?

宮下:それは禿げ増す。

小山:作者ははげるにはまだ若いよ。

増田:そろそろ結婚させたいね。

宮下:で、私としては何か作者が喜ぶプレゼントがいいんじゃないかと思うんだけどどう?

増田:雪絵のパンツがいいんじゃない?

小山:いや、友子のほうがいいんじゃない、友子は生理が来たから大人じゃん。

宮下:私は友子と雪絵のヌードはどうかなあと思えるんだけど。

増田:え?ヌードル?それは美華の出番じゃない?彼氏がラーメン屋なんでしょ。

宮下:そうじゃなくヌード写真。

増田:でも、私たちは子供よね。美華がいいんじゃない?

宮下:私にはターちゃんがいるの、それに作者は何気にレズが好きって知ってる?友子と雪絵なら丁度いいじゃん。

小山:私たちはレズじゃありません。

増田:ところで作者は1億稼がなくちゃいけないの知ってる?

小山:宝くじは当てにできないよね。

宮下:友子と雪絵のレズのDVDでも1億はちょっと無理だよね。

増田:作者はJiarthShopのホームページを作って商品を売っているみたいよ。

小山:そしてそのショップでみんなが売りたいものを売ることもできるのよ。これいいんじゃない?

宮下:そうかあ。売るとしたら何がいいかなあ。

増田:内臓だったら怖いよね。

宮下:牛肉のレバーのどこが怖いの?

増田:そう来ました?

小山:作者は危険なものは扱わないって。

増田:そりゃ原子爆弾が売っていたらかなり怖い。

宮下:友子はいつもダークよね。でも大腸菌が売っていたら面白いんじゃない?

増田:面白いだけで利益にならないよ。

宮下:私の寿司でも売ってもらおうかなあ。

増田:それいいね。URLはjiarth.comよ。

小山:ところでさあ。最近思うんだけど、今の時代はシビアだよね。

宮下:シビアって海外の都市の名前?

増田:それはシリア。シビアの意味は現実が厳しいという意味よ。

小山:国語の問題集にあったでしょ。

宮下:なんでまともに返すの?これはコンとよ。私をバカにする会じゃないよ。

増田:雪絵。バカをバカにするんじゃない。

小山:そうよ。バカほどバカバカ売れるのよ。

増田:そうよ。美華。このコンとはテープにとって売るらしいから美華がバカになればいいのよ。

小山:そう。美香ならできる。

宮下:わたしならできるって。そんなーっ。いやん。

増田:なんでそうなるの?できるって言う意味がどこから赤ちゃんになったの?

小山:友子。これは美華の作戦なんじゃない?バカから逃れるために、話をそらしているのよ。

宮下:友子と雪絵が勝手に話を作ったんじゃない。

増田:何よ美華。せっかくバカエリアから救ってあげたのに。

宮下:誰から救ったって?

小山:友子の心の中の悪魔じゃない?

増田:え?雪絵でしょ。

宮下:まあまあ、二人とも喧嘩しないで。誰が原因なの?

増田・小山:美華。

宮下:なるほど。嫉妬なわけね。

増田:ボケのうまさに嫉妬してもしょうがないんだけど。

小山:でも私たち逃げるのと切り替えしがだんだんうまくなってきたよね。

宮下:レボ部で修行したからね。

小山:そうよね。せ、私たちもレボ部病になっちゃったよね。

増田:いや、この世は面白きゃいいのよ。

宮下:で、この辺で歌を歌おうよ。

小山:じゃあ、ボーカルやる人は?

宮下・増田:はい。

小山:私はキーボードだから友子か雪絵がギターやるのよ。

宮下:ここはジャンケンで決めようよ。

増田:みか。そんなこと言っていいの?ジャンケンはアドリブでしょ。本当はボーカルは美華なんだから。

小山:まあ、ジャンケンやってみるしかないんじゃない。

増田:わかったわよ。美華。ジャンケンに負けたら承知しないわよ。

 そしてジャンケンが行なわれた。そしたら美華ちゃんがジャンケンで負けてしまった。

宮下:じゃあ、決まり。ジャンケンに負けた人がボーカルで飼った人がギターね。

増田:美華。卑怯じゃないかい。

宮下:誰もジャンケンに勝ったらボーカルだなんて言ってないよ。

小山:じゃあ、美華が勝ったらどうなったの?

増田:その時はジャンケンに勝った人がボーカルで負けた人がギターということになるんじゃない。

小山:今の美華の計算は本当に小学生?

宮下:でも、これは算数で確率の計算を勉強したからこのネタができたのよ。

増田:いえ、この場合は美華がボーカルやる率は100%じゃない。って、もしこういう問題を東大が使ったら面白そうだけど。

宮下:東大は甘くないよ。

小山:まあ、とにかく歌いきましょ。


   SPEED DREAM 作詞:宮下美華・増田友子・小山雪絵


  早く貴方に追いつきたい      急ぎ足て歩いてる

  私は速く走っている        貴方のそばにいたいから


  昨日までの時間(とき)      あっという間に過ぎ去ったね

  未来の扉は            まだ開かない


  どうすれば私の        夢は叶えられるの

  ある人はこういっている    力を溜めるのも大事


  早く貴方に追いつきたい    目標はいつも貴方なの

  でも焦って歩いていかないよ  じっくりと少しづつハイテンポで



  恋のアルゴリズムの解法は   難しすぎてわからない

  アインシュタインの頭でも   恋のしくみはわからない


  恋が愛へ変わる時       私はそれが始まりと

  二人が一つになれる時     新たな道が見えるかも


  早く貴方に追いつきたい    夢は叶えるためにある

  貴方の中にいるのなら     私は何も恐くない



  私は未来がある今が好き    でも未来は勝ち取るものなのよ

  だけど神さまはちゃんと見ているよ 今頑張る人に未来(あす)がある


  早く貴方に追いつきたい    この速さはSPEED DREAM

  いつまでも夢の中にいたい   だから夢中に歩いてる


宮下:この歌はちょっとませているかなあ。

増田:これぐらいが私たちは丁度いいのよ。

小山:でもエネルギーの塊ね。

宮下:でもそれを使ったらエネルギー問題は解決?

増田:そんなわけないでしょ。

小山:じゃあ、アレルギーは?

増田:はいはい。

宮下:じゃあ、最後に一言言おうよ。

増田:私は「我が人生。いっぺんの悔いなし」ってとこ。

小山:遺産相続で喧嘩しちゃ駄目よ。

宮下:最後って人生の最後じゃないってば・・・。

 と、美華ちゃん軍団、いやハイビスカスのコントは終わった。



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