第90話 6月18日(月)ライブの日まであと6日

名取:清彦君。おっはー。

 今日も静香ちゃんが僕の家でブザーを鳴らしたんだ。僕はドアを開けて外に出た。

秋山:静香ちゃんおはよう。太陽さん。ごきげんよう。

名取:何それ。ごきげんようって帰る言葉じゃん。でもテンポがいい口調でおもしろいわね。

秋山:え?面白いって面が白いから白人?

名取:欧米か。

秋山:静香ちゃん。今の古いけど、うまい。

名取:そりゃ訓練しているからね。

秋山:何の訓練?

名取:発想を鍛える訓練なのよ。火災訓練じゃないから。

秋山:あ、あそこに佐々木と美子ちゃんがいる。

 と、佐々木と美子ちゃんと合流した。

名取:佐々木君。美子ちゃん。おっはー。

佐々木:今日の静香ちゃん。ノリがいいねえ。

神山:ノリを食べたからじゃない。

名取:当たってるー。やっぱり美子はこわい。

秋山:美子ちゃんは特別だよ。

名取:ということは美子ちゃんはグリーン車に乗っている感じだね。美子ものりがいいわね。

佐々木:美子ちゃんはのりとのりごこちをかけたの?

秋山:ここで説明が入るとはさすが佐々木。

佐々木:や、説明役は本来、清彦の役だろ。

秋山:ここで、愛ちゃんと助がきたよ。

 さらに合流して6人になった。

名取:だんだん増えてきたわね。

川村:静香。増えることはいいことなのよ。お金が増えれば何でもありでしょ。

助平:愛ちゃん。皮肉で言われたのによくかえすね。

名取:そして私はレシーブ。

秋山:で、僕がトス。

佐々木:アタックは俺。

助平:で、タッチネット。

佐々木:おい。何でそうなるねん。

名取:佐々木君。でも取ったわよ。

秋山:で、僕がトスと見せかけてフェイントでアタック。

助平:で、タッチネット。

名取:何よ助。根性出しなさいよ。回転レシーブとか。

助平:静香ちゃん。公の道路でやる気?

 とそこに阿曽部と朝ちゃんが来た。

朝霧:みんな元気。ボケ具合はどう?

助平:大丈夫。俺が防いでる。

秋山:タッチネットのどこが防いでるのかい。

佐々木:と、朝から騒がしいが、今日もやることは同じだ。他の7人にも伝えよう。

 と。今日もライブの打ち合わせ。

 内容は企業秘密。ライブのためにネタを溜めています。

 ライブの日を楽しみにしてください。今日は朝の話だけで終わります。


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