第81話 6月9日(土) ライブの打ち合わせ その4

 今日のライブの打ち合わせは、朝の10時から始まって、阿曽部の家にみんなが集まったところから。

佐々木:今日も打ち合わせを行なう。まずはみんなバット持って。

助平:その打ち合わせじゃねーだろ。

長崎:そうだ。キャッチャが必要だ。

助平:チャンポンは大丈夫か。

秋山:そうだよね。チャンポンはキャッチャーというべきじゃなくチャーシューと言うべきだよね。

名取:清彦君それも違う。

阿曽部:じゃあ、どういうチャーシューがいいんだよ。

朝霧:阿曽部君。そうじゃないって。まずはみんなミネラルウォーターを飲んで落ち着こうよ。

川村:とにかく先へ進もうよ。

 と、打ち合わせが始まったが・・・・・・。

名取:佐々木君。ちょっと待って。

佐々木:何?

名取:ライブの組み合わせで一部と二部があるでしょ。一部だけにしてその一部を長くやったほうがいいんじゃない?

佐々木:それもそうだなあ。一部だけの方がやりやすいよな。

秋山:そう。新聞も二部とる人はいないのと同じだよ。

助平:清彦っていつもおいしいところを持っていくなあ。でも俺もそれがいい。

佐々木:じゃあ、変更ということで順番は変わらないで、ラストをどうするかだね。ラストはやっぱり全員でてコントっていうか、笑点をやるべきだね。みんなはどう思う?

秋山:賛成の人は手を挙げればいいんじゃない?

佐々木:じゃあ、賛成の人。

 全員が賛成した。

名取:佐々木君。時間から言ったら、1コンビ20分ぐらいだわよね。

佐々木:そうだね。でラストがあって約2時間半か。

川村:丁度いいね。

佐々木:反対もないのでみんなそれでいい?

レボ部:O.K.

佐々木:というわけで、打ち合わせ開始。

 打ち合わせの内容を少し覗いてみましょう。っていうか、少しだと怪しい感じがするので、全部ドアを開けましょう。と、そしたらたらいを投げられるのかなあ。って、覗くのは女子風呂かっておい。

 というわけで、打ち合わせを少し覗いてみましょう。ってのぞくのって何を除くんだって?え?字が違うって?いや、内容を少しのぞくんだよね。見るのか省くのかどっちでしょう。といっても両方とも一部だけと言っているのと同じだね。ってくだらないことを言ってしまいました。

 では、のぞいてみましょうって、いま水かけられる感じだなあってまた女風呂かいって?え?ひつこい。すいません。話を進めます。

 まずは、名取・川村・神山・朝霧コンビから。

名取:私たちさあ、まず1曲作ったじゃん。もい2曲作って残りの時間をコントにしようよ。

神山:そうね。じゃあ、とりあえず、今日は一つ作詞してみようよ。

川村:その前に私たち4人のグループ名を決めない?

朝霧:そうだね。何がいいかなあ。

川村:Wild Womansってどう?

名取:うーん。私たちのイメージってそうかなあ?

朝霧:でもかっこいい感じがする。

神山:そうね。かっこよくね。

川村:ひゃあ、まずは詩から行こうか。


   Give you happi ness


  今日も1日が始まる 私たちはいつも元気

  何があってもプラス思考 わたしたちの夢は遠くない


  もし私たちが頑張っている理由を知りたいのなら

  それはあなたたちのためなのよ 元気をあげるよhappiness


  幸せは願いがかなうところから始まる

  願いは強ければ強いほどチャンスはやってくる


  もし、今、不幸と思うなら 考え方を変えてみよう

  まずが何をしたいか考えて 実際行動起こしてみよう


  そして天から幸福をもらっていこう

  幸福は動いただけ手に入る


  私たちは応援します あなたの夢がかなうこと

  Give you happiness  Give youchance


川村:うーん。なんと歌詞は作ったけど、ちょっと難しそうね。

朝霧:テーマを決めたらどう。私たちWildだから原始時代にもどった気分で考えようよ。

名取:まあ、それはおいといて、力があふれる歌を歌おうよ。

川村:キャリアーウーマンという感じがいいね。

神山:愛ちゃん。高校生の私たちがイメージするのも大変よ。

名取:歌っていったらやっぱり情熱よね。

朝霧:情熱って何℃?

川村:三十七℃ぐらいじゃなんじゃん。

朝霧:人の体温とおなじわけね。人がやるから。

川村:でも、熱血だから温度はやっぱり高いよね。

神山:でも体温を上げるのには風邪引くしかないね。

名取:で、この風邪の病名がレボ部病ね。

川村:さすが静香。私たちのボケの連続をうまくまとめたね。

名取:任せてよ。

 という感じにWild Womenは打ち合わせをしたんだ。

 次は助とチャンポン組。

助平:チャンポン。俺たちのチーム名は何にしようか。

長崎:チャーシューandメンマってどうじゃ。

助平:俺は助さん角さんでいきたい。

長崎:うーむ。これは難しい。

助平:助さんandチャーシューでいくと変だな。

長崎:うーむ。朕のモチーフはラーメンだからのう。

助平:これは難題だ。

長崎:難題って何だい?

助平:チャンポン古い。

長崎:古いじゃなく現代のシーラカンスと言ってくれ。

助平:チャンポンは朕といっているぐらいだから、黄門様にしてみるか。

長崎:ということは、朕のほうが偉いんだな。

助平:チャンポン。やっぱ、今の無し。

長崎:何でじゃ。

助平:とにかく微妙だなあ。チャンポンが角刈りすれば助さん角さんが成立するのになあ。

長崎:朕は嫌じゃ。黄門様がいい。

助平:うーん。じゃあ、簡単に助とチャンポンでどうだ?

長崎:それじゃあ、今までの議論が意味ないじゃん。

助平:うーん。確かに。何のひねりもない。

長崎:じゃあ、思い切って英語でいくか?助平のSと長崎のNでSとNで磁石コンビ。

助平:チャンポンが美華ちゃんと組んだら宮下だからMになるな。SMコンビでかなりきわどい。

長崎:助。とにかくコンビ名を作ろうぜ。

助平:渋いのがいいなあ。

長崎:名前が梅茶じゃあ、かっこ悪いだろ。

助平:なかなか決まらんな。

 と、この2人で名前を決めるだけでコントになることが凄いと思った。というわけで、まだ続きをどうぞ。

長崎:朕はB‘zの真似をしてA’zにしようか。

助平:A‘zってエイズじゃねーか。女、みんな逃げるだろ。

長崎:じゃあミスチルの真似でミスコウってどうだ?

助平:コウは高校生の高か。だが、ミスだと女になっちまう。

長崎:じゃあ、タッキーand翼みたいにチャンポンand助がいいなあ。

助平:それってさっきも言ったじゃねーか。といっても、今のは説得力がある。それでいこう。

 と、チャンポンと助は、名前に特にひねりなく決めた。二人の考えていることはシークレット。次は僕とサスケの打ち合わせです。

秋山:サスケ。コンビ名はここは佐々木が言った山脈コンビでいかないか。

佐山:そうだな。シンプルだな。

秋山:そう。僕たち歌だけだったけど、コントも用意しなきゃいけないみたいだね。実際どうする?僕のキャラって何かきっかけがないと突っ込めないんだよね。

佐山:そうか。俺もボケ、突っ込みは苦手だな。

佐山:サスケはまだレボ部病にかかってないし、かっこつけている感じがする。

佐山:確かに、数学を勉強するのにカッコがなきゃ因数分解できない。

秋山:そうだよね。因数分解したほうが計算が楽になるって場合ってあるよね。

佐山:そんな人いるのか。

木山:いると思う。世の中広いから。

佐山:今、俺たち、努力しているよな。

秋山:うん。ボケと突っ込みのね。

佐山:このコンビ新しいから山脈コンビより新山脈コンビってどう?

秋山:何のひねりもないね。でも、サスケらしいなあ。

佐山:とりあえず、俺たちは歌で攻めるか。

秋山:軍艦マーチ攻撃ということ?

佐山:清彦。うまい事言うなあ。それで大当たりだよ。

秋山:確かにジャラジャラでてきたよ。

佐山:それってパチンコの軍艦マーチ?

秋山:でも、最近パチンコで軍艦マーチ聴かないよね。

佐山:おい、俺たち高校生だぞ。

秋山:でも、トイレに行ってるだけだよ。

佐山:なんだよおい。パチンコやらねーのかよ。

秋山:僕たち頑張っているよね。

佐山:そうだな。頭ひねってるよな。

秋山:じゃあ、ドライバーで戻さなきゃ。

佐山:首が1回転するわけねーだろ。

秋山:まあ、初戦はこんなところだね。でも、僕たちは歌が似合っていると思わないかい。

佐山:そしたらかっこいい名前が必要だ。

秋山:それならアルプスにしようか。

佐山:さすが清彦。センスいいな。

 と、今日の僕たちの打ち合わせはここまでしか教えません。

 次は美華ちゃん軍団です。

増田:美華。私たちのチーム名どうする?

小山:さすがに美華ちゃん軍団はないよね。

宮下:私は美華ちゃん軍団でいいよ。

増田・小山:えーっ。

増田:なんで私たちが美華の引き立て役なのよ。

小山:でも、美華ちゃん軍団でレボ部ではとおってるよね。

増田:美華ちゃん軍団だと私たちいつまでも脇役よ。

小山:そんなことないよ。作者が私たちに花を持たせてるじゃん。

増田:それは私たちの努力よ。

宮下:じゃあ、どうしようか。

小山:美華は私たちのグループ名を変えてもいいの?

宮下:私は美華ちゃん軍団だと、たけし軍団の真似と思われるのも嫌だし。

増田:じゃあ、ハイビスカスってどう。

小山:ハーブかあ。それいいね。

宮下:それにしようか。友子。冴えてるね。

増田:私も必死なのよ。サブキャラで居続けるの。

小山:そうよね。読書改変では私たちの出番はほとんどなかったよね。

増田:あと、私はサブキャラからラブキャラになりたいよ。みんなラブラブじゃん。

宮下:友子。アタックよ。

小山:そしたら私がレシーブするよ。

増田:何で雪絵が私のアタックをレシーブするのよ。これじゃあ、レズコンビってまた言われるじゃない。私は男にレシーブしてほしいのよ。

小山:友子も恋する女に目覚めたね。

 と、美華ちゃん軍団(ハイビスカス)の打ち合わせはここでシークレット。なんか、今日はコンビ名を決めるらしいので、今日はそこのトークを重点におきます。次は佐々木と阿曽部。

佐々木:阿曽部。まず、今日はコンビ名を作ろう。

阿曽部:そうだね。なんか、カッコいいのないかなあ。

佐々木:ジェントルメンっていうのはどうだ。

阿曽部:佐々木。それってカッコよすぎじゃないか。僕たち似合うかなあ。

佐々木:そうか。いきなり核心を突いたか。

阿曽部:じゃあ、数行で僕たちの出番は終わり?

佐々木:でも、この名前で行きたいぜ。

阿曽部:そうだね。このコンビ名よりいいのはさすがにないよ。

 と、佐々木と阿曽部のトークはっこで終わり、最後は恭子ちゃんと久美ちゃん。

亀山:久美。私たち、どんなコンビ名がいい?

前田:ウサギと亀はちょっと単純すぎるね。

亀山:そうね。そう。甘口、辛口っていう名前はどう?

前田:なるほど。甘口が私で辛口は恭子ね。お笑いコンビだったらいいけど、歌も歌うのよ。

亀山:うーん。じゃあ、ミルクとココアってどう。

前田:それいいね。うん。私たちにぴったり。

亀山:じゃあ、ミルクが私でココアが久美って言うのはどう。

前田:そうね。そんなイメージだね。でも恭子も丸くなったよね。

亀山:そうね。レボ部の人ってさあ、みんな優しいからね。

前田:それもレボ部病の1つかなあ。

 と、ミルクとココアコンビもここでシークレット。今日もみんな打ち合わせで時間が経って、家に帰る頃になった。

佐々木:じゃあ、今日はこの辺で終わりにしよう。明日は曲を阿曽部の会社の人が作ってくれたから、本格的に開始しよう。と、みんな、このライブは阿曽部の会社の協力無しではできないことだから、みんな、阿曽部に感謝するように。では、今日はここで解散。

 と、今日も充実した活動が終わったんだ。明日も打ち合わせを行ないます。今日はこの辺でさいなら、さいなら。


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