第57話 5月16日(水)中間テスト5日前
どうもおはようございます。さすがに勉強の疲れが出てきました。内容は同じなので、省こうかと思いましたが、レボ部の会話はやっぱり面白いので、入れました。どんな内容だったでしょうか。場面は夕方の阿曽部宅から始まります。
助平:阿曽部。お茶が欲しい。
阿曽部:わかったよ。僕のうちなのに、なんで僕がメイドになるんだ?
朝霧:阿曽部君。私も手伝うよ。助平君にはサービスしてあげるね。性格のように濃くしてあげるから。
助平:苦そうだなあ。昔の朝ちゃんはどこいったんだい。
川村:助。私がいるでしょ。
佐々木:じゃや、阿曽部と朝ちゃんの愛のお茶が入ったらブレイクタイムだね。なんかみんなわからないとこあった?
名取:私は数学。でも答見たらわかったけどね。
川村:そうだよね。わかんないときは答を見るのがベストよね。
助平:でも、本番はそうは行かない。愛ちゃん甘い。
長崎:愛ちゃんの甘さってどんな味?
助平:チャンポン。そのネタ古い。
長崎:そうか古い味なのか。じゃあ、古いといったら年代ものだからワインだね。
秋山:それじゃあ、愛ちゃんの存在自体が飲酒法違反じゃないか。
川村:みんな話を発展させるのうまいよね。でも、私はワインじゃありません。
助平:カツは甘くねーじゃねーか。何になりたいんだ?
川村:私は何に成りたいとも言っていません。
助平:そんなこと言うと姉ちゃん呼ぶぞ。
川村:助、わけわかんないこと言わないでよ。
長崎:じゃあ、ここで混乱が収まったところで、みんな、朕の国の礎になるためにしっかり勉強してくれたまえ。
川村:チャンポンは一人で国を作ってればいいの。
長崎:愛ちゃんは見捨てないと思ったのに。チャンポン帝国にはちゃんとした特典があるんだぞ。
川村:特典て何?
長崎:毎日長崎チャンポン10%OFF。
助平:チャンポン。それは帝国って言わない。単なる店だ。
長崎:いや、そのうち帝国になるのさ。
名取:でも、どこかの国にすぐに支配されそうだわね。
長崎:朕にはラーメンという経済基盤があるのだ。何者にも負けん。もし危なかったらメニュウーを増やす。
助平:例えばどんなメニュウー?
長崎:チャーシューラーメン。
助平:チャーシューが入っているだけじゃねーか。
長崎:配達ラーメン。
助平:お、配達ラーメンに目をつけたか。でも、それだけじゃなあ。
長崎:液晶パソコン。
助平:ラーメンと関係ねーじゃねーか。
長崎:でも儲かる。朕の店はラーメンだけでは終わらない。
助平:わかった。わかった。チャンポンにそこまで言わせた俺が悪かったよ。
長崎:わかればよし、朕の参謀にしてやる。
助平:いやあ、俺などはとてもチャンポン帝国には及びません。阿曽部を推薦します。
阿曽部:なんで僕が出て来るんだよ。
助平:阿曽部はこう見えても戦略家だろ。
阿曽部:でも僕は劉備とかに使えたいんだよ。
長崎:なぬ。それでは朕の帝国では不足か。
川村:でもさあ、このレボ部が将来1つの夢に向かって組んだら面白いと思わない?
佐々木:俺もそう思う。高校卒業したら、みんなで何かやるか。
名取:でも大学行かないとね。
川村:大学は本当はみんな一緒がいいけど勲風大学なんてないもんね。
秋山:でもまだ一年の5月だよ。
佐々木:とにかく普段から学ぶべきものは学んでいこう。俺は受験のときでも活動はしたいと思うが、みんなはどう思う?
助平:大学受験は落としたくねーからなあ。
神山:私は自分の学力に自信があるからいいよ。
名取:とりあえず、うちは10月の文化祭までが活動日じゃない?
佐々木:いや、静香ちゃん。部活の中に受験も入れるんだよ。常に勉強していれば、受験も楽に通過できるはず。
名取:これからのレボ部の内容次第ね。
佐々木:というわけで、皆さんこれから勉強しましょう。
と、今日はレボ部は受験のときどうするかを話してしまいました。え?気が早すぎるって。僕が言いたいのは、レボ部の内容が受験でも通用するよう内容を充実するといいたいんだよ。というわけで、今日の話は終わり。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます