第12話 4月20日(金)パート2 美子ちゃん・静香ちゃんのハジケぶり
最後は静香ちゃんと美子ちゃんがはじける番だ。この二人はどんなハジケ方をするんだろう。ま、とにかくこの二人がハジケたのは三時限目の現代文だった。
山村:えーっ。皆さん初めまして。僕の自己紹介をしよう。名前は山村洋一で男だ。自慢じゃないが私は歩く広辞苑といわれている。だから、何かわかんないことがあったら何でも言ってくれ。
ここで静香ちゃんが発言した。
名取:先生。なんでも質問していいんですか。
山村:いいぞ。
名取:じゃあ質問します。岩と石についてなんですけど、広辞苑では岩は石の大きいものって書いてあって、石は岩より小さい鉱物質のかたまりと書いてあったと記憶しているんですが、どの大きさからが岩で、どの大きさから石なんですか。(笑)。
山村:うーん。難しい質問だなあ。ちょっと待て。ほかに質問がある人はいないか。
神山:先生。石と砂の違いなんですけど(笑)、広辞苑では・・・。
山村:君、ちょっと待った。言いたいことはわかった。石と砂の違いというか境界線はどこだということだろ。・・・うーん。広辞苑でもそんな弱点があったか。他に質問がある人はいないか。
佐々木は今日はハジケる日じゃないけど駄目押しをした。
佐々木:先生。砂の粒と砂の粒子の違いなんですけど。(爆笑)
山村:ちょっと待った。・・・・・・。ここは恐ろしいクラスだなあ(笑)。
以上、静香ちゃんと美子ちゃんのハジケ振りでした。
この二人も結構突っ込みがうまいからね。で、この質問の後の授業はどうなったかって?先生は言葉について語りだしたんだ。その内容は要約すると、言葉というものははっきりしたものから曖昧なものまであり、要するに言葉は相手に意思が伝わればよいというものだった。
と、いうわけで、レボ部のメンバーのこの一週間のハジケぶりはどうでしたか。笑ってもらえましたでしょうか。今日はこのへんでバイビーだぜ。
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