第11話 4月20日(金)パート1 僕・阿曽部のハジケぶり
今日は僕と阿曽部のハジケる番だ。ちゃんとハジケられるかどうか不安だったけど、一時間目の生物の授業でチャンスができたのでハジケました。
野山:え~。おれはこれから一年間、生物の授業を教える野山辰五郎だ。よろしく。
野山先生は年は四十後半なんだ。
野山:今日は諸君に生物というものを身近に感じてもらうために、生物に関して面白い話をしようと思うが、その前に生物に関してこういう面白い話があるという人は手を上げてくれ。
このとき二人の生徒が手を上げた。そう、僕と阿曽部だ。
発言の順番は野山先生が決めた。最初は僕だ。
秋山:僕は中学のときに、アリの実験をしました。内容はズバリ、「アリの嫌いなものは何か」ということです。で、いろいろやってみた結果、輪ゴムが嫌いだということがわかりました。そう、だからアリは輪ゴムの上を越えて歩くことができないんです。そこで、僕はアリさんにちょっと意地悪をしました。それはアリの巣の入り口を輪ゴムで囲みました。すると、巣からでてきたアリは案の定輪ゴムを越えられないまま輪ゴムのわっかの中でうろうろして巣に戻りました。またでてきても同じ事を繰り返して巣に戻りました。アリで困っている皆さん。輪ゴムです。輪ゴムを使いましょう。以上です。
野山:ほうなかなか面白い実験だなあ。うん。・・・それでは次の人は阿曽部だったな。阿曽部、しゃべってくれ。
阿曽部:はい。僕はたまたま偶然珍しい光景を見ました。カラスです。みんな知ってると思うけど、カラスは頭がいい。だけど、ここまで頭がいいとは思いませんでした。僕が見たカラスがしたことは、カラスが100円玉をくわえて自動販売機に入れてでてきたポップコーンを食べていました。正直僕は思いました。この光景をビデオでとっておけば良かったと。以上です。
阿曽部ってこんな話もできるんだなあと思った。
どうでした、みなさん。知的な面白さもたまにはいいと思いません?
というわけでパート2に移ります。
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