第34話 全了戦 7
「格好良いこと言うじゃねぇか。」
ダリカは手の痛みが取れたのか、右手で愛用の剣を持っていた。ゼイクが目の前から消えていったにもかかわらず、その表情に変化はない。しかし、ヴァーチは剣呑な雰囲気でダリカを見据えた。
「途中からしか見てねえが、それなりにやるみたいだな。お前は。」
「まぁ、それなりだな。それにしても大層立派な剣だな。」
「こりゃ、俺の相棒だからな。助けられたことなんて数え切れねえよ。」
「俺も同じだな。コイツとは長い付き合いだ。戦場をいくつも渡り歩いた。」
「そうかい。長話しても仕方ねえから、そろそろやるか。」
「あぁ、やり合うとしようか。」
ヴァーチは正眼に大剣を構える。ゆらりと大剣を動かし、ピタっと止める。気迫を漲らせた身体がヴァーチの体格を一回り大きく見せた。
対するダリカは剣先をしたに向け、片手で下段に構え、右足を前に出して前屈みになった。ヴァーチの気迫を受けても、ダリカは表情1つ崩さない。
(俺の気迫を見ても何も変化がないか・・・。ゼイクの奴じゃ荷が重かったか。)
ヴァーチは牽制のつもりでダリカに『威圧』を掛けたが、平然とした顔のままのダリカをゼイクより上手と判断した。
ダリカはジリジリとダリカの周りを回る。ヴァーチはダリカに合わせて動き、正面からダリカの姿を外さない。
じっと視線を離さないヴァーチとの距離を円に動きながら少しずつ詰めていた。ヴァーチには気付いていたが、それを見逃していた。
ゆっくりと距離を詰めていたダリカが急に速度を上げる。飛び跳ねるように多角的に動いた。
ヴァーチはその速度に目を見張り、ダリカを正面に捉えることを諦め、視線だけでダリカを追う。周りを飛び交うダリカを見失わないヴァーチを見てダリカはその速度のまま斬りかかった。
「見えてんだよっ!!」
上段から斬りかかるダリカの斬撃を横薙ぎで受け止める。金属同士が打ちつけられて出来る甲高い音ではない打撃音が響く。打撃音だけでなく、2人を中心に風さえ巻き起こった。
そのまま2人は斬り結んだ。
上段と下段、袈裟斬りと逆袈裟斬り、横薙ぎと横薙ぎ。
いくつもの斬撃を交わす2人よって出来る風で周りの草が倒れていく。
長剣と大剣でその質量と長さが違うにも関わらず、ヴァーチはダリカの速さに回し負けず、ダリカはヴァーチの力に打ち負けなかった。
互いに斬りつけ合いながら、風を斬る。そして、上段からの一撃で鍔迫り合った。
「俺の打ち込みに負けないとか・・・お前、その身体でやるじゃねえか。」
「テメェもその図体でお速いこった。」
長剣と大剣が互いを切断せんとギリギリと音を立てる。
ダリカがヴァーチの膝を折らんと蹴りを放つが、ヴァーチは膝を畳んで防御し、お返しにと大剣の柄をダリカの顎に向かって打ち上げるが顔を背けてそれを躱す。
そして、それを契機に互いが後ろに飛んだ。
「お前、足癖が悪いな。親の顔が見てみてえよ。」
「テメェは手癖が悪ぃな。それにその膝当て硬すぎんだろ?親と会ったことがねぇから顔は分からねぇよ。」
「冒険者時代に手に入れた自慢の逸品だ。まぁ、つまんねえこと聞いて悪かったな。」
「冒険者上がりかよ・・・。いいさ、気にすんな。大したことじゃねぇ。」
小休憩のように互いに少しだけ話したが、表情に変化は無い。しかし、戦いを次の段階に進めるべく2人は力を込めていく。
「このまま斬り合ってても長引くだけだ。1段階上げるぞ。」
「こっちのセリフだ。決着をさっさとつけようじゃねぇか。」
2人の男の身体がオーラのようなものを纏っていく。そして、同時に同じ言葉を発した。
「「『身体強化』」」
ゆらゆらと揺れていたオーラが身体をハッキリと形取ると同時に2人は地面を蹴る。蹴られた地面は土が塊のまま舞い上がった。
先程の打撃音とは比べものにならない轟音が響くと2人を中心に突風が巻き起こる。
「おいおい、これにも付いてこれるのかよ。」
「それは俺のセリフだ。ゼイクはこれで仕留めた・・・殺せてねぇから仕留めてねぇか。」
「ゼイクの奴のはまだ未熟だ。アイツにはまだ声が届いていないらしいからな。」
「まぁ、ホントに不思議な力だな。スキルってやつぁ。何に認められたらいいのか、一定の技量を身に付け経験を積んだらいいのか・・・。どんな基準で聞こえてくるのか頭の良い連中に是非、解明してもらいたいもんだ。」
「そこだけ、同意するわ。まぁ、さっきと同じ状態になったわけだが。このまま剣を向け合って力比べしても埒が明かねえ。さて、どうしたもんか。」
ヴァーチは全了戦ということを忘れかけていた。目の前の強敵に、自分と同じぐらいのレベルとスキルを持つダリカに刺激され、熱くなり、徐々に獰猛な顔付きになっていった。
自分と同じならまだ良い、最悪、自分を上回るかもしれない。
そんな相手に高揚する感情を抑えられなくなっていた。
「そんな顔されて言われてもなぁ・・・。そんなに殺し合いが好きなのか?」
ヴァーチの熱がダリカには届いていないのか、未だに表情が変わらないダリカがヴァーチにうんざりした視線だけ送った。その後、少し間を開けて口を開いた。
「でも、まぁ、同じ『身体強化』でも全く同じとは限らねぇだろ?」
ダリカの言葉で益々、獰猛になった顔でヴァーチが答える。
「そうだな。どっちが上か闘っていけば、答えが出るなあっ!!」
ヴァーチはダリカの剣をかち上げた。胴がガラ空きになったダリカに身体を沈み込ませて刃を走らせる。
胴体を切り裂いた。
しかし、大剣に手応えを感じず、顔を見上げるとダリカは後方に翻って飛んでいた。
「大道芸でも食べていけるんじゃねえか?」
ダリカが見事に避けたことで感心しつつも憎まれ口を叩く。綺麗な着地からダリカが起き上がるとダリカの憎まれ口に反応するも淡々と答えた。
「あれは笑われるのが仕事だろうが、そんなことをされたら観客全員を殺しちまうよ。にしても、アンタ、力が強いなぁ。少し本気を出すぞ。」
ダリカは両手で剣を持って胸の前に構えた。身体強化によって纏っている光がダリカの武器にも移っていく。
武器に光が移り終わると、腕を左に引き絞り右肩を斜め前に落として半身になった。ダリカの準備動作に割って入らず、ヴァーチはその様な攻撃が来ても対応できるように正眼に大剣を構えた。
ダリカが踏み込むとヴァーチは少しだけ腰を落とした。しかし、走り駆けてくるダリカの速度が予想を上回り、反応が遅れたヴァーチは大剣を横にし、その後ろに身を隠した。
何度も大剣に叩きつけられる音が聞こえるとダリカがヴァーチを横切っていた。
「おいおい、お前は速すぎじゃないのか?」
「そうかい。にしても、男前になったんじゃないか?」
「お陰様でな。まぁ、これぐらい手負いの内に入らねえよ。」
ヴァーチは大剣を盾にしてやり過ごしたがダリカの攻撃全てを防げていなかった。隠しきれなかった腕や肩、顔の一部に細い線が数カ所刻まれ、血が滲み出ていた。
「速さには対応できそうにないみてぇだな。じゃあ、このまま刻まれて死んでくれ。」
そして、先程と同じ構えを作っていく。すかさず、ヴァーチは構えが出来上がる前に割り込んだ。
ヴァーチの振り下ろしは半身になって紙一重でダリカに避けられた。だが、ヴァーチは避けられることも想定していたのか、構わず、ダリカに斬りかかっていく。
絶え間ないヴァーチの攻撃に嫌気が差したのか、ダリカは舌打ちして自身に襲いかかる剣と打ち合った。
何度目の鍔迫り合いだろうか。剣と剣の間から2人が視線を交わした。大男が頬から血を流し睨み付けているが、もう片方は泰然と殺気が込められた視線を流している。
またも大男が剣をかち上げようと試みた、その時、大剣が逆にかち上げられてしまう。そして、ガラ空きになった鳩尾に横蹴りが炸裂した。
ヴァーチは大剣から左手を離し、鳩尾の間に何とか左腕を滑り込ませたが、ダリカの蹴りの威力で後退させられた。
左腕に鈍い痛みが走る。ヴァーチは左腕に足跡がくっきりと浮き上がっているのが確認出来た。そして、口の中に溜まった液体を吐き出すとその液体は赤く染まっていた。
(あの蹴りの衝撃で何処かやられたか?腕だけじゃなく腹まで痛みが走ってやがる。どうする?使うか、いや、しかし・・・。)
ダリカに致命的では無いとはいえ、明らかにダメージを負わされたヴァーチは逡巡した。このまま凌いで機会を待つか、自ら打って出るか、それとも・・・。
ヴァーチが逡巡している間にダリカは敵へと向かって歩いていた。歩く音に気付いて大剣を握ろうとするが左腕は動かず、顔を顰めながらも身体を半身にして右手1本だけで構えた。
そして、ヴァーチはこの戦いで初めて息を飲むと冷や汗が額から伝ってきた。ダリカの気迫に威圧されたわけでも、殺気に恐れ抱いたわけでも無い。
淡々と作業のように歩くその姿が初めて異様に思えたのだ。
ダリカがその歩みを止め、ヴァーチを見据えると、徐ろに口を開いた。
「案外しぶてぇな・・・。テメェの趣味に付き合うと余計な手間が増えそうだ。仕方ねぇから冥土の見上げに見せてやるよ。オレの本気をよっ!!」
叫んだダリカに呼応するように『身体強化』の光が増す。
纏っていた光が不定型に蠢きだし、大きく膨れだす。
そして、無色透明だったはずの光が俄に赤く染まりだした。
(やべえっ!!あれを使わせたらいけねえっ!!)
ヴァーチは本能的にダリカに突きを放った。今まで培ってきた勘か経験か、もしくはそのどちらもかに突き動かれたヴァーチの攻撃は負傷している身にも関わらず、最速の突きを見せた。
しかし、ダリカはその突きをいとも簡単に払いのけた。
「無粋な真似が本当に好きだな、テメェは。大人しく待つってぇのを誰かに教えて貰ったことがねぇのか?」
「集中して無防備かと思ったんでな、左腕のお返しをしようと思っただけだ。お礼は大事だろ?」
軽口を叩くヴァーチだが、襲われている感覚が自らの危機を忠告している。ギリリと奥歯を噛みしめ、ヴァーチは大声を出しながら無我夢中で攻撃を繰り出した。
乱雑に突き、払い、斬る。どれだけ繰り出したか本人にも分からない程、全力でダリカを止めようと、今のうちに決着を付けようとするヴァーチの攻撃はダリカに全てに対応して見せた。
「そんなに慌てんなよ。もう終わる。」
涼しい顔でヴァーチの攻撃を払いのけているダリカはヴァーチにとって最後通告のような言葉を出すと、それが聞こえたヴァーチは斬撃を止めた。
(溜めの時間もねえ、片手じゃ威力がだせねえ・・・。持ってくれよ、俺の左腕っ!!)
左腕を無理矢理動かして、愛剣を両手で握り込んだ。左腕の痛みに耐え、あらん限りの力が込められ、柄が軋みを上げる。
「『剛剣・
『垂斬』の上位スキル『強断』。
岩だけでなく金属すらも砕き斬る剛の剣。それに加え、自身の『剛剣』のスキルを上乗せし、威力を倍増させた、その一撃を見舞うべくドンっと強く踏み込んだ。ヴァーチは裂帛の気合いとともにダリカの頭上に向けて放つ。
「ウオォォララァアアアっっっ!!!」
線となって走る斬撃をダリカは長剣を頭上に掲げ、片手で受け止めた。だが、ヴァーチは受け止められてから尚も力を込める。受け止めた衝撃で地面に埋まった両足が更に沈む。平然としていたダリカの表情がここに来て動いた。
徐々に押し込まれる長剣を見て、目を見開いたのだ。
「俺の技を片手で受け止められると思うなよっっ!!!」
勝負所と判断したヴァーチは全てを注ぎ込む。踏み込んだ足は地面に埋まり始め、腕が過剰な力で震え出し、左腕の痛みが加速する。
全てを無視して込めた力は長剣を押し込み、ダリカの頭を切り裂かんとあと僅かのところまで迫った。
「イチかバチかで勝負を仕掛けてきたんだろうが、判断が遅かったな。」
ヴァーチの大剣は目の前にあるダリカの命を刈り取れるまで接近するもそれ以上、身動きが取れなくなっていた。
ダリカが纏っていた光は腕に集まり、その腕を薄く赤く煌めいていた。
ダリカは膝を落とし、沈み込んだ反動を使って、ヴァーチと大剣を弾き飛ばした。
「流石に言うだけの事はあるな、アンタ。最初からその技を出されたら少しは危なかったかもしれねぇな。」
ダリカは埋まった足を前に1歩出て抜き出した。
そして、ヴァーチの眼を見つめる。
いつの間にか赤みを帯びたその眼で。
―――ゾクリ―――
ヴァーチは覗かれたその眼に悪寒が走る。
震える両腕、勝手に笑う膝と爪先、痛みが変わった左腕と頬からまた流れ始めた血。
それらを忘れてしまう程に。
(こりゃあ、やべえってもんじゃねえな・・・。あの両腕は一体・・・。)
ヴァーチは生唾を飲み込んでこの戦いにどう決着をつけるか、そればかりを考える。身体は満身創痍ではないにしても、限界が近い。その中でどうするか、そんな思考に囚われているとダリカが切り出した。
「アンタ、呆けてんのか?久しぶりにオレに血を流させる奴が出て来たと思ったら・・・、困ったもんだ。」
ヴァーチの渾身の一撃はダリカに届いていないと思われたが、ダリカの額からは血が流れている。しかし、その傷がヴァーチを更に追い込んだ。
(あれだけやって掠り傷かよ・・・。これは覚悟を決めねえといけねえな・・・。)
「んなわけないだろ?それにしてもいきなり様変わりしやがったな?なんだ、その腕は?」
「これか?アンタも聞いたことがあるだろ?『暴虐の赤』の話をよ。」
「伝説に謳われるヒトの話なら何度も聞いたことがあるが・・・。おい、その腕はまさか・・・。」
ニタァと三日月のように口角を上げ、左手で顔を覆って狂気を孕んだように笑い上げた。
「ゲヒャヒャヒャ、そうだよっ!!オレはついに至ったっ!!かの伝説しか使えないという『魔紋』にっ!!全了戦がお披露目とは舞台が安いが・・・まぁ、いい。」
上機嫌なのか、楽しそうにダリカは語り始めた。
「かの伝説は赤に染まっていたらしいじゃねぇか?その赤色は敵の返り血だけじゃなく、赤く光り輝いていたんだってな。その輝きは『魔紋』。本人が言ったのか、誰かが言い始めたのかは分からねぇが、『暴虐の赤』以外、誰も修得することが出来なかった、それをっ!!オレは、オレだけが身に付けたっ!!!」
「かの伝説にお前が成り代わるっていうのか?」
ダリカが嬉しげに話している間にヴァーチは少しでも引き延ばそうと問いかけた。その問いかけにダリカは全力で否定した。
「成り代わる?違うっ!!いつの間にか消えた伝説に興味はねぇっ!!これからはオレが伝説になるっ!!これからはこのオレが『暴虐』だっ!!ゲヒャヒャヒャっ!」
「おいおい、それが成り代わるっていうんじゃねえのか?」
「違うなっ!!塗り替えるっていうんだよ、そういうのは!!」
「そうかい、俺にはどちらでも構やしねえがな。」
「そうだろうな、アンタにゃ、関係ねぇな。さて、あんまり長話しても意味がねぇから続きといこうかっ!」
会話を無理矢理切り上げると、ダリカはその場から飛び出して殴り掛かってきた。突然、現れたダリかの拳を防御が間に合わず、ヴァーチは腹に直撃を受け、呻きながら吹き飛ばされた。
吹き飛ばされたヴァーチに追いつき、ダリカは追い打ちをかけた。ヴァーチは地面を何度か跳ねていたが、背中を蹴られて元の位置にまで飛ばされた。
「おぃおぃ、反応ぐらいして欲しいんだがなぁ。まぁ、こんなもんなのかもな。痛めつけてもいいんだが、残りもいるからさっさと終わらせるか。」
膝をついて、右手1本だけの四つん這いになりながら、立ち上がろうとしていた。たった2撃、それだけでボロボロになったヴァーチだが、戦意は衰えていない。
「お、終わらせ・・、られるモン・・なら」
ヴァーチは吠えた。
「終わらせてみやがれっ!!」
フラフラになりながらも立ち上がり、大剣を構えたヴァーチにダリカは不敵に笑った。
「いいねぇ。口だけの男じゃねぇな、アンタ。」
その笑みを受けて、ヴァーチも笑って返した。
「口だけの伊達男じゃ格好つかないだろ?」
ふっと笑ったヴァーチにダリカは怒りを向けなかった。自身を笑われたと憤慨してもおかしくない。それなのに、この男に笑われても怒りが沸いてこなかったことを不思議に思うが、嫌な気分ではなかったことで、その感情を横に置いた。今は気にするべきではないと。
「そうかもな。伊達男ってのがどんな男なのか知らねぇけどな。」
「覚えときな、俺みたいな男のことを言うんだよ。」
「そうかい・・・。あばよ、伊達男。」
先に仕掛けたのはヴァーチだった。碌に動かない足で踏み込み、鬼気迫る形相しながら上段から斬りかかった。その斬撃は今までとは比べものにならない鋭さと速さで繰り出された。
だが、その一撃すらダリカはすぅっと消えるように躱し、ヴァーチの右腕を切り上げた。
ヴァーチの右腕が1本の直線を描くように斬られ、愛剣が滑り落ちた。そして、ヴァーチの背後に回り、長剣を上段に構えた。
「これでお別れだ。」
ダリカの愛剣が振り下ろされた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます