第25話 初めましてをしました

 ヴァーチは羽交い締めにしていた医師を下ろした。その際、医師に睨み付けられるヴァーチだが肩を竦めただけだった。

 子供達はエルドに近付くと、涙を流してばかりでどうして良いのか分からない様子だった。


「もう大丈夫。お父さんは少しずつだけど元気になりますよ。」


 汗が浮かんだ笑顔でエルドは子供達を安心させた。すると、今まで堪えてきたものが溢れてしまい、泣きじゃくってしまうラザックとサーヒ。それを落ち着かせるように手当の手伝いをしていた女性が優しく頭を撫でて退室を促した。


「トーラさんの容態は?」


 エルドはのその様子を見送って、イムニトの妻の容態を医師に尋ねた。


「彼女は骨折などはあったが命に別状はない。ただ、顔の傷は残ってしまうかもしれない。」


「案内して頂いてよろしいですか?」


「付いてきたまえ。」


 トーラの手当をしていたのはイムニトの隣の部屋だった。

 トーラは目と口以外が包帯で巻き付けられた状態で、左腕が骨折したのだろう添え木を当てられ包帯で固定されていた。

 トーラはベッドの上で目を閉じており、呼吸は安定していた。


「奥さんの方は元々、傷自体は多くなかった。その代わり、イムニト氏は背中の切り傷が多数あった。カルセルアさんがもう少しでも遅かったら助からなかった命だろう。それに君にも言えることだ。傭兵君。」


 男性医師はイムニト夫婦の容態を詳しく説明し、カルセルアの手当がイムニトの命を救ったこと、エルドの行為もまた同様だと告げた。

 話し声が聞こえたことでトーラの目がゆっくりと開いていった。そして、顔だけを声が聞こえた方に向けた。


「あら、エルド君とヴァーチさん。こんな格好でごめんなさいね。」


 トーラは2人に気が付くと痛みを感じさせない笑顔で謝罪した。その顔にエルドも笑顔で答える。


「トーラさん、何を仰っているんですか?その目だけで元気が沸いてきますよ!」


「あらあら、お上手ね。嬉しくなっちゃうわ。」


 トーラは声こそ元気がないが努めて明るく振る舞うのだった。エルドはその様子にまたも胸が熱くなってしまう。


「先生、でよろしいのでしょうか?トーラさんの傷口を見せて頂きたいのですが?」


 エルドは男性医師を見据えて、真剣に自分の願いを伝えた。医師はしばし考え、トーラに尋ねる。


「奥さん、彼がそう言っているのだが構わないだろうか?」


「・・・。はい、彼なら構いません。ヴァーチさんも同じですよ?」


 少し間が空いたが、トーラはヴァーチも見ながら了承した。

 医師はその答えに頷くと、包帯を取り始めた。するすると包帯が取り除かれ、薬草と思われるものも外され、トーラの傷の全容が明らかになった。

 トーラの顔の傷は目の数cm下から横一直線に裂傷が走っていた。血が止まった赤い跡がその深さを物語っていた。


「これからこの傷とずっと向き合わなくてはならないようなの。せっかくの美人が台無しよ。」


 トーラは気丈に言い放つが、堪えきれず身体が震え、目から一筋、悲しみが流れた。


「大丈夫ですよ、トーラさん。私、こう見えても凄腕の回復師なんですよ?任せてもらえますか?」


 エルドは普段よりも少しだけ人懐こさを出してトーラを元気づけるように言った。トーラは微笑み返して、頷いた。ヴァーチと医師はその様子を黙って見守っている。


「それでは手を出して貰えますか?」


 トーラは右手を差し出した。エルドは両手で優しくトーラの手を包み込んだ。


「では、トーラさん。目を閉じて、想像して下さい。傷がない、明るく笑う自分の顔を。」


 トーラはエルドに言われるがままにした。目を閉じ、子供達と笑い合う自分の顔を、愛するヒトと微笑み合う自分の顔を思い出していた。


(暖かい・・・。痛みが強かった傷が暖かいものに包まれている気がするわ。左腕の痛みも引いていってる・・・?)


「目を開けて下さい。どうですか?痛みますか?」


「本当に凄腕さんなのね、エルド君は痛みが消えて無くなっちゃったみたいだわ。」


「それは良かった。左腕を動かして貰えますか?」


「いや、骨折してるみたいだから、動かないわよ?ほら?」


 と、言うとトーラは左手を持ち上げた。

 いつも通り動いた左腕にトーラは驚きの余り固まってしまった。


「動かせるようですね。トーラさん、顔を触ってみて貰えますか?特に傷つけられた所を。」


 トーラはぎこちなく頷いて恐る恐る顔に手を当てて傷口を触っていく。

 すると、痛みを感じるはずの傷口の感触はなく、いつもの自分の肌がどこまでもあったのだった。何度も何度も確かめるように触っていくトーラは、感極まったのか静かに喜びが目流れ落ちてしまっていた。


「ありがとう、エルド君。本当に・・・ありがとう・・・。」


 涙で目を赤くしながらもエルドにお礼を言うトーラだが、その顔が曇る。


「でも、私の傷が癒えてもイムニトは・・・。」


「大丈夫ですよ、トーラさん。イムニトさんもこの凄腕の回復師が治療しましたから。もう心配はいりません!」


 エルドのその言葉を確認するように医師に視線を向けると、医師は力強く頷いた。

 トーラは堪えきれず、両手で顔を覆い泣き崩れてしまう。そして、途切れることなくエルドに感謝を伝えた。

 その様子を見てエルドは一声掛けて部屋から出て行くと、医師だけが残り、ヴァーチはエルド供に部屋を出て行った。


 カルセルアの元に2人が付くと、彼女はまだ項垂れたままだった。そこへヴァーチが近付き、跪いて目線を合わせた。


「カルセルア、こっちを見ろ。」


カルセルアの目は少し赤く腫れていた。その虚ろな目が大男を捉えた。そして、その大男は豪快な笑顔を見せた。


「もう心配いらねぇ、イムニトの旦那は大丈夫だ。」


 ヴァーチは親指を立ててカルセルアに伝えると、カルセルアは息を吹き返した様にヴァーチの両肩を掴み、激しく揺さぶった。


「本当か!本当なのか!ヴァーチさん、真剣に言ってんのか!!」


「本当だ、真剣に言ってるから。そんなに揺らすんじゃねぇー!」


 カルセルアはヴァーチの意見など知ったことかと揺らすことを止めなかった、いや、止められなかった。自分のせいで依頼者を傷つけ、剰え命の危機に瀕していたのだ。

 カルセルアはようやく落ち着きを取り戻せたのか、大男から手を離した。


「それでこれからどうすんだ?」


 こめかみを手で揉みながらカルセルアに問いただしたヴァーチは気分が悪そうだった。


「まずは拠点に戻って、団長に報告から始める。対応はそれからだ。」


 会話を邪魔しないようにしていたエルドはカルセルアに尋ねた。


「護衛に付いていた【繋ぎ手】の皆さんはご無事ですか?」


「エルドか、護衛の団員達は無事じゃねぇけど、命に別状はない。そりゃケガはしたがな。それでも安静にしてりゃ治るもんばっかりだ。旦那達を守れなくて悔しがってはいたが。」


 そうですかとエルドは答えて、カルセルアを見据えて本題を切り出した。


「私も【繋ぎ手】の拠点に付いていきます。今回の責任の一端は私にもありますから。」


「いや、だけどな・・・。」


 カルセルアはエルドの気持ちも分かっているため、どうにか断ろうと考えていたが、ヴァーチがそれをさせなかった。


「どんな対応をするにしろ、戦力はあったほうがいい。それにコイツも護衛をしてたんだ、気持ちぐらい汲んでやれなくてどうすんだ?先輩よ?」


 ヴァーチにそう言われて、カルセルアは頭をガシガシと掻きながら、立ち上がる。


「分かった、分かったよ!エルドも付いて来な!ついでに団長を紹介しとくよ。」


「ありがとうございます、カルセルアさん。」


 エルドは頭を軽く下げて感謝を述べた。

 カルセルアはそれに頷いて答えて、治療院から出て行こうとする。それに2人が付いていき、入口で待っていたサイファを護衛として残ってもらい、3人は【繋ぎ手】の拠点へと戻っていた。



 エルドが治療院でイムニトに回復を施していた頃、一仕事終えたスナーシとマッカルーイはダリカの元へと報告に来ていた。


「ダリカ、仕事は終わったぜ。」


「途中で邪魔が入ったが、あの傷じゃ持って今夜までだな。ついでに商会の奴らにも1撃入れてきてやった。まぁ、死なない程度にな。俺達【笑い猫】のことを宣伝して貰わんとこまるかなら!」


 マッカルーイは簡潔に報告し、スナーシは補足するように話しながらゲラゲラと笑った。その報告をいつものソファでいつもの体勢になって聞いていたダリカが、近く置いていた革袋をマッカルーイに向かって投げた。


「は~い、お疲れ~さん。こ~んかいの報酬な~。」


 革袋はそれなりの重さがあった。受け取ったマッカルーイは中身を確認もせずえがおで受け取り、スナーシは憮然としていた。


「金なら俺に渡せっていつも言ってんじゃねぇか。」


「お前に渡したら、全部消えんじゃねぇか。ダリカもそれが分かってるから俺に寄越したんだろうが。」


「そんなこと言うけどよ~。あったら使いたくなるのが金だろ?」


「気持ちは分かるがな、俺達の武器だってタダじゃねぇんだぞ?」


「分かったよ!我慢すりゃ良いんだろ!」


 そのやり取りを見てクツクツと笑うダリカに酒場に入ってきたサリナトが声を掛ける。


「お二人さん、お疲れ。それでダリカ、これからどうするんだい?」


「そう~だな~。相手~の出方待ち~でいいんじゃないか~。どん~な喧嘩の買~い方して~くれんの~か~、待ってみ~ようじゃないか~。」


「あいよ。スナーシ、仕事終えて金貰ったんだろ?アタシにも奢んな!」


「ふざけんなよ!お前に酒奢ったら、金がいくらあっても足んねぇだろうが!」


 【笑い猫】がガヤガヤと盛り上がっている頃、エルド達は【繋ぎ手】の拠点へと辿り着いていた。

 【繋ぎ手】の拠点は傭兵街と言われる領軍の駐屯地にほど近い場所にあった。

 エルドは初めて見るその拠点の広さに驚いていた。


「傭兵団の拠点って、ここまで広いものなのですか?」


「いや、うちだけだろうね。普通はこんな庭なんて付いてないよ。たまたま仕事で領主絡みの案件があってね。報酬ついでに貰えたのさ。そしてら、いつの間にか他の傭兵団もここら辺に拠点を持つようになってね。今じゃ、ここら界隈は“傭兵街”とも言われてるのさ。」


 カルセルアの答えを聞いて、エルドはなるほどと頷いていた。


「さぁ、雑談はここまでさ。団長に報告してからこれからのことを話し合うよ。」


 鉄格子の門をくぐり抜けて、敷地の中へと入っていくとそこかしこで慌ただしく動いている団員達がいた。団員達は3人を気にすることなく荷物を何処かへ運び込んだり、何かの数を数えていたりしていた。

 そうする内に建物が近付いてきて、カルセルアが扉を開けて内部へと入っていく。

 建物内にいた団員達はカルセルアとヴァーチに挨拶をしていたがフードを被った小柄の人物を訝しげに見ていた。

 調度品はなく質素な造りで、ただ、玄関はホールとも呼べる程、2階までの高さがあり、玄関から入った数m先に両側から上がれる階段が設えており、陽光に乱反射する水晶の塊が建物内部を豪華に彩っていた。

 だが、エルドはその豪華さに見向きもせず、2人の後を付いて行った。


 2階へと上がりその通路の一番奥にある部屋へと3人は近づき、カルセルアがノックもせず乱暴に扉を開け放つ。


「団長、今、戻った。」


 そこはテーブルと椅子だけが置いてあるだけの部屋だった。来客を迎えるような造りには見えない。採光をするための高い位置に丸い窓が数カ所あり、前の持ち主が何のために作ったのか分からなかった。


「おぅ、んで?」


 鋭い目つきでテーブルの真ん中に足を組んで座っている薄い黄色の髪をした男はぶっきらぼうにカルセルアの言葉を促した。


「旦那達は大丈夫だ!命に別状はない。団員達の犠牲は0で、ケガ人は多数いるが・・・。」


 男は天井を見上げて、ふぅっと長く息を吐き、ニカッと笑ってカルセルアに褒める。


「無事に守りきれたみたいだな!良かった、良かった!こうも後手に回るといい気がしないが、人数を増やしたかいがあるってもんだな!」


 その男は上機嫌に捲し立てたが、カルセルアの表情は逆に曇っていく。それを不可思議に思った男はカルセルアにどうしたと問いかけた。


「実際は守れてないんだ、団長。【笑い猫】の連中が作戦を立てて、こちらの行動を制限して商会に強襲しやがった。」


「あんだと?」


 カルセルアは諸々の事情を話していく。

 【笑い猫】が拠点の動きを封じて、イムニト商会へと強襲し、イムニト夫婦は重傷。しかもイムニト本人は生死の境を彷徨った。

 トーラの方は顔に傷を負い、左手を骨折した。子供達は殴られたのか分からないが痣が出来ていた。商会の職員達は殺されてはいないが傷を負った者が多数。


「私が急いで駆けつけたときには、もう襲われた後だった。血まみれの旦那が従業員を、職員をずっと言ってるんだ・・・。自分はそれどころじゃないのに・・・。奥さんがそうしてくれと言って、奥さんに一番良い回復薬を渡すだけ渡して、職員達の手当をしていったら、思ったより、旦那の傷が酷くて・・・。」


 カルセルアは拳を震わせながら、口調もトーンも滅茶苦茶になりながらも報告した。

 団長の男は黙って聞いていた。いつの間にか座り直してテーブルの上で握り拳を片方の手で包んでいた。

 握っている手が微かに震えている。


「分かった、ご苦労だった。」


「それでゼイク、どうするんだ?」


団長の後ろに立っていた黒い髪を後ろに流している男は怯むことなく尋ねた。


「決まっている。アイツらは潰す。チリも残さず潰す。」


「分かった。なら、傭兵組合に申請するんだな?」


「あぁ。全了戦だ。アイツは、いや、アイツらは俺の恩人に手を掛けやがった。理由は十分だ。」


 ゼイクは怒りを迸らせながら前だけを見据えていた。後ろに控えていた男はその横顔を見て頷いた。

 すると、その空気を壊すように声が走った。


「すみません、ゼンリョウセンってなんなのでしょうか?」


 フードをしたままでは失礼に当たると思い、エルドはその顔を露わにして、尋ねた。

 ゼイクはその質問に険しい表情をしたまま誰何した。それを代わりにヴァーチが答える。


「コイツはエルドだ、ゼイク。イムニトの旦那のとこで夜の護衛をしていたのはコイツとコイツの従魔だ。」


 その答えにあぁ、としたり顔をしたゼイクは少しだけ険しい表情を緩めた。


「カルセルアが言ってた奴か・・・。ニグロ、教えてやれ。」


 口調は厳しいままだったが、ゼイクの後ろに控えていた男・ニグロがエルドに向かって答えを述べた。


「全了戦というのは傭兵組合が定めた傭兵団同士の抗争が起きた場合、余計な被害を出さないために定めたルールの1つだ。

 何でもありの全てを了承した戦い、だから全了戦。決着の付け方は簡単だ。生き残った方の団の勝利。負けた方の団で生き残った者は勝った団の傘下に入り、どんな扱いを受けても良しとする。」


 エルドは少し考得るような仕草をして、ゼイクの方を見る。


「・・・なるほど。残ったその命の使用方法さえ了承した戦ということですか。ならば、私も参加します。」


「あ゛ぁ?」


「おい、ちょっと待て!エルド!」


 ゼイクはドスの効いた声でエルドを睨み付け、カルセルアは慌てて、エルドを止める。ヴァーチは何も言わず腕を組んでエルドの横に立っていた。


「カル、黙ってろ。おぃ、チビ助。今は冷静に話を聞ける心情じゃねぇんだ。くだらねぇ理由で変なことほざきやがるとベッドと仲良くして貰うぞ。」


 エルドはゼイクの殺気の籠もった視線にも怯まずに答える。


「理由は簡単です。私に良くして下さった家族や、その商会の方々を傷つけた。その落とし前を付けずにいられるわけがないからです。

ゼイクさん・・・、怒りが爆発しそうなのはあなた方だけではない。」


 傭兵団の団長の怒りが支配している空間で淡々と述べ、その瞳に怒りを静かに見せているエルドにゼイクは更に視線を鋭くさせる。

 だが、エルドはその視線を受けても更に続けた。


「それに、夜の護衛を受けたのは私とその相棒です。その全了戦に参加する権利がないとは言わせません。」


「・・・。」


 ゼイクは押し黙って、その少年をずっと見据えていた。


「小僧、お前の言い分も分かる。だが、お前は【繋ぎ手】の団員じゃない。参加する権利なんか最初からねぇよ。」


「お前ら2人、ちょっと落ち着け。」


 ヴァーチがエルドとゼイクの間に割って入った。鼻で息をならすと一歩前に出た。


「ゼイク、俺にも参加する権利がないとは言わないよな?ここまで来て。」


「そりゃ、ヴァーチさんは俺達の客人扱いなわけだし。旦那達との縁だってあるしな。」


「なら、コイツだってそうだ。イムニトの旦那おかげでこの街で不自由なく過ごせ、世話にもなっている。これが縁じゃなきゃ何だって言うんだ?」


 ヴァーチの言葉にゼイクは言い返すことが出来ず、唸って頭をガシガシと掻いた。


「あぁーーー!!!分かった!!だが、俺は小僧の実力を知ってるわけじゃねぇ。だから、少し手合わせしろ。」


「おい、ゼイク・・・。」


「そうだぞ、団長!それはあまりにも!」


「カルとヴァーチさんは黙っていて貰う。この【繋ぎ手】の団長は俺だ。」


 カルセルアとヴァーチがゼイクを宥めようとするが、ゼイクの言い切りように二の句を告げられずにいた。


「分かりました。どちらで手合わせを?」


「良い根性だ、小僧。うちの庭でやる。どれ程のもんか見てやるよ。」


 吐き捨てるようにゼイクはエルドに言うと、そのまま部屋を出て行くのだった。


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