第24話 言ってみたいセリフでした
次の日の朝、夜の偵察があったことを警備に来ていた【繋ぎ手】の1人に報告して、エルドとサイファは傭兵組合へと行く前にジーズーの焼いた串を何十本も買い、その後、討伐依頼を受けて、街の外で肩慣らしをしていた。
エルドの報告を受けた【繋ぎ手】の傭兵はカルセルアへと伝令を出して、指示を請うた。その報告を受けたカルセルアは人員の増員を決定する。
今までは12人の3パーティー体勢だったのを倍の6パーティーにまで増やして、警護にあたった。
「これで諦めてくれりゃいいんだがな・・・。」
カルセルアが独り言ちて、エルドのした報告を考察していた。
偵察に来ていたのは2人で姿を確認できず、時間帯は夜も寝静まった頃。下手をするとそのまま襲撃されていたかもしれない。
「そして、腕前は中々やりそうだと。確認した距離は商会からかなり離れていたため容姿は確認できず。ってのに、良く気付いたもんだよ。」
エルドは階級Dとは言え、新人。従魔の評価を差し引いても完全に信用は出来ていなかった。カルセルアはとりあえず、人員を増やしたが増やしただけで良かったのか未だに迷っていた。
「偵察だけなら、様子見しかないか・・・。連絡を経路も人員も設定し直すべきか・・・。」
警護に必要である人員を十分な数以上に配置はしてある。相手の襲撃が一度もない中、カルセルアは必要な手立てを考えては却下していった。
スナーシとマッカルーイは夜の偵察の翌日、昼間に商会へと偵察に出向いた。格好を住民が着るような服に替え、武器も携帯せず、一般客として商会に入ったのだ。
1日目は警護の人数と交代の時間を調べるために【笑い猫】の子飼いの傭兵も使った。そして、1日目の昼には警護にあたる人員が倍増したと報告を受けた。
2日目、2人は夜の偵察を行った建物から商会全体を見渡してみる。全体を見るスナーシとマッカルーイは舌打ちをする。
「ちっ、やっぱり面倒な事になってやがるな。」
「あぁ。夜の偵察がバレて人員が増えてやがる。報告通りだ。」
商会の入口に8人の武装した者が立っている。庭には4名、裏口にも8名が立っていた。商会の中にも4名がいることを自分達で確認していた2人はどう襲撃するかを考えていた。
「スナーシよ、どうしたもんかな?」
マッカルーイはじっと商会の方を見つめて、自分の考えを相方に伝える。
「警護の人員は増えたままだろうしな。ってことは、引き剥がすかそれとも・・・。俺達2人じゃ手が足りねぇから、ダリカに相談しに行くか?」
「そうだわな。作戦はどうすんだ?ダリカの方針を聞いてからか?」
「そうなる。アイツを怒らせると後が怖からな。」
マッカルーイは肩を竦めると、スナーシはクツクツと笑い、その場から離れていく。
その日の夕方、ダリカの所へ男2人が訪れていた。
「ダリカ、少し面倒な事になった。すまねぇ。」
スナーシがダリカに会うなり、謝罪をした。ソファに寝そべりながらスナーシとマッカルーイを見たダリカは視線を天井に戻す。
「まだ~、面倒~にはな~ってないからいいさ~。それで?」
「ダリカに確認を取ろうと思ってな?【繋ぎ手】に喧嘩売ってもいいか?」
そう言われて、ダリカは目を閉じて考え始めた。そして、目を開けてしっかりと座り直した。
「いいぜ?アイツらもそろそろ目障りだったからな。」
不敵な笑みを浮かべて間延びした口調ではないことに男2人はダリカの真剣さを受け取ると男達も不敵な笑みを浮かべた。
「先に喧嘩を売る事になるがそれでもいいか?」
念のためにとマッカルーイがダリカに確認を取った。
「あぁ、構わねぇぞ、マッカ。喧嘩を売れる口実をやるんだ、優しいなぁ。俺達は。」
「ゲハハハ、そうだな!団長!そう来りゃ、面倒な小細工はなしでいいか?」
スナーシは豪快に笑いながら、考えていた作戦を破棄した。
「いや、小細工は打て。商会にカチ込み掛けると衛兵共がうるせぇからな。」
「了解だ、団長。そこら辺は考えておく。20人ばかり【繋ぎ手】の拠点に行かせてくれ。威嚇するだけでいい。」
それを聞いたマッカルーイがダリカに要望を伝えると、ダリカが時間帯を尋ねた。
「いつだ?」
「明日の昼過ぎに。もしかしたら次の日になるかもしれないが。」
「わ~かった。む~かわせ~る。伸び~たら連~絡くれ~。」
大方の方針を決めて、ダリカの口調は戻った。ダリカの了解をとったスナーシとマッカルーイは準備をするべく酒場を後にした。
ダリカは夜になってやって来たサリナトに翌日、【繋ぎ手】の拠点に団員を差し向けるように指示を出した。
そして、翌日。
広い敷地の2階建ての建物の前は物々しい雰囲気に包まれていた。【繋ぎ手】の拠点の前で20人程の武装した集団がニヤニヤと笑いながら立ち塞がっているからだ。
それを2階の1室からカルセルアと他の団員が覗いていた。
「おぃおぃ、奴らこっちにまでやって来やがって。どうするつもりだ・・・?」
武装した集団は【笑い猫】だと判明していた。傭兵証と一緒にヒトを小馬鹿にしたような猫の顔をした金属のタグがぶら下げられているのを団員が確認していたからだ。
「おい、交代要員は向かえたのか!」
「それがまだです。奴らどうあっても行かせないみたいでして。」
「ちっ、他の出口から連絡に行かせられる奴はいないか!」
「他の出口にも7、8人いやがって、通ろうとすると武器を構えて威嚇してきます。」
「こりゃ、マズいな・・・。」
(相手にされているのは威嚇だけ、交代要員が向かわない事で商会にいる奴らがこっちに向かってくるだろう。そのとき、今の状況になっていたら・・・。)
カルセルアは陽動であることは見抜き、迅速に状況を打開する必要に迫られた。
(自分が出て行くしかないか・・・。団長もニグロもこんな時にいないなんてツイてないな・・・。)
ゼイクとニグロは他の団員を連れて職人街に注文した武器と防具を取りに行っている最中だった。ゼイク達に連絡を入れようにも出口は塞がれている。取れる選択肢が少ない中でカルセルアは正面にいる敵を退かせることにした。
装備を整え、正面入口から出ていくカルセルアは弓に矢を番えて空へと打ち出した。そして、そのまま【繋ぎ手】の団員を押しのけ、武装集団の前まで歩いて近付く。そして、目一杯、息を吸い込んだ。
「テメェ等!!ここが何処の団の拠点か分かってて来たんだろうな!!」
怒号にも似た声でカルセルアは【笑い猫】の団員達に向かって吠えた。
その声量に味方が耳を塞ぎ、【笑い猫】の面々は腰を抜かした者がちらほらといた。
「デカくて品がない声だね、同じ女として見ていられないよ。そもそも女かどうかも怪しい。そんな声が出せるんなら、何処かの見世物屋にでも行って芸でも披露してきた方がいいんじゃないかい?」
「アタシに向かってそんな口聞く奴は初めてだねぇ。でも、女としての魅力ならその粗末な胸しか持ってないアンタよりアタシの方が間違いなくあるね。」
武装集団が声を聞いて左右に分かれた。その間を1人の女が歩いて行く。右手には細い鎖を巻き付け、左手で抜けるように小剣を腰に携えた女がカツカツと音を鳴らしながら歩いて行く。
紫色のナイトドレスを思わせるような衣服は、左右に入った深めのスリットがその足を艶めくように彩り、肩は出ており、胸元と背中が少し見えていた。歩く度に綺麗に切り揃えられた肩までの髪が揺れている。
凡そ、武装とは言えない格好で、その女はカルセルアを煽った。カルセルアはカルセルアでその女を蔑んで煽り返した。
「あら、大声しか出せない女かと思えば、そんなことも言える頭はあったんだね?驚いたよ。」
「おやおや、図星を言われて怒ったのかい?少し、震えているじゃないか。お嬢ちゃんはさっさと男に抱かれて癒やしてもらいな?そんな粗末な身体じゃ楽しめないだろうがね。ねぇ、サリナト?」
「おや、そっちは日照り続きかい?そんな男勝りな性格じゃ、抱いてくれる男なんているわきゃないね。可哀想に・・・。女もたまには抱かれないと腐っていって使い物になりゃしないよ?カルセルア?」
「やんのかっ!!」
「やってやろうかっ!!」
カルセルアとサリナトは一触即発の雰囲気を撒き散らした。
サリナトが更に近付こうとすると、カルセルアが手を出して制止する。その瞬間、上空から矢が飛来した。サリナトの僅か30cm前にである。
「その矢から少しでもこちらに近付いたら交戦の意思があると見なす。」
その言葉にニヤっと笑ってサリナトはカルセルアに尋ねた。
「いいのかい?何も聞かなくてそんな事言っても?」
「聞かなくても分かる。陽動だろうが!」
カルセルアがサリナトに怒りをぶつけた。その怒りをさらっと流してサリナトは続ける。
「陽動?何の陽動だい?そもそも、アタシらはアンタらに文句を言いに来たのさ。最近、何かと嗅ぎ回られて迷惑してんのはこっちなんだよ?」
「あぁ、何言ってんだ!時間稼ぎならもう済んだだろ!さっさとここから消えなっ!!」
「何を訳の分からないことを言ってんだい?時間稼ぎ?とうとうオツムまで阿呆になったのかい?カルセルア?」
苛立ちを見せるカルセルアに対してサリナトは余裕綽々であった。
カルセルアは雑魚ばかりだと思いきや、まさかサリナトが出張ってくるとは思わず、時間を浪費することに焦らずにはいられなかった。
押し問答のように論点を絞らせず、言い合いを続けて時間を稼げればよし。我慢できずに【繋ぎ手】が手を出せばなお良いという状況のサリナトは余裕の態度が消えない。
その態度に益々、腹を立てるカルセルアだったが、【笑い猫】の団員がサリナトに近づき、何事かを耳打ちをした。
「これ以上、言い合っても埒が明かないね。今日の所はここら辺で消えて上げようじゃないか。でも、これ以上、嗅ぎ回るってんなら、こっちにも考えがあるからね。【繋ぎ手】のカルセルア。」
そう言うなり踵を返して去って行くサリナトの後を付いて行く【笑い猫】の面々。そして、その後ろからイムニト商会にて警護しているはずの団員達が走ってきた。
「お前ら、なんで戻って来やがった!!」
息を切らして走ってきた団員達にカルセルアは怒鳴りつける。
「えっ?い、いや、いつまで経っても・・・ハァ、ハァ、交代に来ないから、な、なにかあった、のかと思って・・・。」
カルセルアは手で顔を覆い、口を直線に結んで、空を見上げるように顔を上げた。そして、深く息を吸って落ち着こうとした。
「そうだね、そういう判断をした現場の奴は正しい。悪かったね、怒鳴ったりして。」
戻ってきた団員達は悪くない。ただ、もう少し粘って欲しかったと自分の気持ちを言えないカルセルアは振り向いて守っていた団員達に大声を出した。
「至急、イムニト商会に向かう!上級の回復薬と状態異常を回復する薬を取って来な!!そして、団長に連絡して拠点に戻ってくるように伝えな!」
(どうか、どうか間に合ってくれっ!!)
そう言うなり、カルセルアは全速で走り出した。
陽の光が真上から注ぐことを止めて、少し傾き始めた頃。エルドは依頼と肩慣らしを終えてミースロースへと戻ってきた。
そして、傭兵組合へと出向き、報告を済ませて後にした。
『依頼のやり方も慣れてきたなぁ。』
不意に、サイファがエルドにそう話しかけた。
「そうですね・・・。大体慣れましたけど、探すのが面倒とかやりがいのない依頼ばかりで少し飽きますけどね。でも、お金を稼ぐには必要かもしれません。おかげでそこそこの稼ぎにはなりましたし。」
エルドとサイファはミースロースにやって来て早10日が経とうとしていた。顔なじみがちらほらと出来始めていたのだった。
ジーズーやそれ以外の出店のヒト達、傭兵組合の受付のヒト達、解体を職にしているヒトなど少しずつ色んなヒトと関わりを持てていた。
『じゃあ、今回の1件が終わったら、帰るか?』
「そうですね、そうしましょう。師匠がちゃんとできるとは思えないですし。」
傭兵組合を出て、出店通りに差し掛かろうとした所で前方から大男が物凄い勢いで走っていた。その見慣れた顔が焦りの表情になっていることが分かるとエルドはイヤな予感を持たずにはいられなかった。
「ヴァーチさん、何か起こったのですか?」
ヴァーチはエルドを見つけると、その足を止めてエルドに告げる。
「丁度良かった。エル坊、良く聞け。イムニト商会が襲われた。イムニトさん夫婦は重体らしい・・・。子供達は分からん。今、カルセルアが治療院に行って薬を使っているらしい。」
イムニト商会への襲撃、それも自分がいない間に行われたことに苦虫を潰した顔になったエルドは同行すると伝えてヴァーチと供に走り出した。
治療院は領主の屋敷の近くにあり、そこには【繋ぎ手】の面々が集まっていた。
「ヴァーチさん、すまねぇ・・・。俺達が付いていながら・・・。」
包帯を巻き付けた傭兵が涙ながらに謝った。自分の不甲斐なさに悔しくて仕方がない、その感情を身体全体で表していた。
「いや、お前だけのせいじゃない。俺達の見通しの甘さが招いた結果だ。だから、そのケガを治すことに専念しろ。他はそれからだ。それで、イムニトの旦那達は?」
「はい・・・。子供達は打ち身程度で軽傷。イムニトさんご夫婦は少し厳しいらしい。身体の何カ所かを剣で突かれて・・・。現場に急行したカルセルアさんが回復薬で傷を塞いだみたいなんだけど・・・。」
その報告を受けて、ヴァーチは頷いて中に入っていく。その後ろにエルドが付いて行き、サイファは治療院の入口に留まっていた。
治療院の中は傷ついた者、治療を行う者、忙しなく動いている者でごった返していた。その中で項垂れているカルセルアを見つけたヴァーチは声を掛けながら近付いていった。
「カルセルア、旦那達の容態は?」
不意に声を掛けられ顔を上げるカルセルアは悲壮感に包まれていた。
「ヴァーチさん・・・。傷は塞げたんだけど、でも、治せなかった傷もあって。イムニトさんが自分より先に従業員に使ってくれって言うから数が足りなくなって・・・。店の中にあった回復薬は根こそぎ壊されてて、使えなく。今、先生が必死に回復させてくれているけど・・・。奥さんは顔に切りつけられた後が残るかもしれないけど、何とか大丈夫だろうって・・・。」
いつもの男勝りな口調ではなく、悲しみを滲ませているカルセルアを見てヴァーチは沸き起こる怒りを押さえつけるだけで精一杯だった。
それはエルドも同じで握った手から少しずつ血が滲み出ている。
「それで、イムニトさんがいるのは何処ですか?」
「エル坊か。あっちだよ・・・。」
力なく指さされた方向に向かっていくエルドに、ヴァーチはその後ろに付いていった。
「おい、エル坊。どうにか出来んのか?」
「わかりません。ただ、出来るだけのことはします。何なら、師匠から自分とサイファ以外に使うなと言われた物を使ってでも助けます。今回のことは私にも責任があります。」
張り詰めたエルドの雰囲気にヴァーチは分かったと返事をするだけだった。
治療室に入ると医師が必死に手当てし、シスターのような女性がイムニトに回復魔法を行っていた。その様子を子供達が抱き合い、泣きながら必死に見ている。
エルドは胸が熱くなった。この光景を生み出したのは自分のせいだと、その全責任が自分にあると感じてしまったのだ。
エルドは子供達の頭を撫でた。不意に撫でられた感触に顔を上げるとそこには笑顔の慕っている少年がいた。
「エ、エル、ド兄ちゃ。」
ラザックが嗚咽混じりに少年の名前を呼ぶと、更に優しく頭を撫でられた。
「大丈夫ですよ、ラザック君。私がなんとかしますから。サーヒさんも泣き止んで下さい。」
エルドは2人をそっと抱きしめて、イムニトが横たわっている場所へと進んだ。
「容態は?」
治療に当たっている医師は聞こえた声に視線だけやり、その視線をすぐにイムニトに戻した。女性は必死に何事か呟いて額に汗を滲ませていた。
「何だね、君は。治療の邪魔だから、消えてくれ。」
「待ってくれ、先生。教えてやってくれないか?」
その声を聞いて、視線をエルドの頭上に持って行くとそこには見たことのある大男がいた。それを確認した医師はまた視線を戻す。
「ヴァーチ君か・・・。分かった、容態だけ教えよう。火傷を負っていたが、その治療は済んだ。問題は傷が多いことだ。その一部の傷が身体を貫通している。シスターが必死に回復魔法を掛けているが、ここまで深い傷になるとな。今夜が峠だろう。」
医師は血まみれになった布を捨て、新しい布で傷口を押さえていた。
「ヴァーチさん、彼をどけて下さい。後は私がやります。」
ヴァーチは頷くと医師を持ち上げた。男性は何をする!と憤慨していたが地力が違うヴァーチに為す術なく持ち上げられ羽交い締めにされると、イムニトの側に寄ったエルドがフードを外した。
エルドが血の跡が残るイムニトの手に触れた。
そして、エルドの周りが青く乱反射するように輝いていく。
エルドを包んでいた青い光がイムニトへと流れていく。そして、イムニトの身体全体を覆った。血が滲み出ている傷が深いと思われる場所はより一層強く光り始めた。
「なんですか、この魔法は!この光は!?」
治療にあたっていたシスターが回復することも忘れて取り乱してしまう。そして、患者の身体を見ると激しかった呼吸が落ち着き始め、傷が塞ぎつつあった。
「良かった・・・。」
そう言うなり、シスターは気を失って、倒れ込みそうなになるのを支えられ、ヴァーチに羽交い締めにされていた医師はエルドを驚愕した顔で見つめる。
「少年、君はいったい・・・。」
容態が落ち着いたイムニトを見て安心したエルドは医師の問いかけに笑顔で答えた。
「只の傭兵です。」
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