第155話
俺とグランカスが護衛につけてくれた女騎士3名はコボルト達3匹に案内されてエレベーターに乗った。そして現在エレベーターは地下に向けて降りてる状況である。エレベーターの上には文字ぽいのが変化しているのは分かるのだが元の世界のアラビア数字でもこの世界の数字でもないため、何階なのか分からない。
暇になったので3匹のコボルトに鑑定を使う事にした。
name:コボルト=ガイ
Level:71
HP:1997
MP:61
STR:34
DEX:27
CON:22
WIS:11
INT:7
CHA:3
name:コボルト=アルフ
Level:44
HP:898
MP:33
STR:30
DEX:22
CON:20
WIS:19
INT:5
CHA:3
name:コボルト=レジェンド
Level:281
HP:4788
MP:277
STR:44
DEX:37
CON:35
WIS:18
INT:9
CHA:5
――お、おう。
普通にルグニカの王宮騎士より遥かに強いんだがこんなのに喧嘩売ろうとしてたのか?俺の護衛は……。しかしまぁ……くぅーんしか言ってない一番小さい白い犬がとんでもステータスなのは驚きだ。これ、もしかして20階層以降にコボルトが現れると護衛騎士が言ってたが、こんなの相手にしてるのか?いやいや、ありえないわ。普通に全滅コースだろ?
「そういえば後、どのくらいかかるんですか?」
解析魔法を使った時間を踏まえるとエレベーターに乗ってから少なくとも20分近く経っている。それなのにいまだに到着しないのは信じられないのだが……。
「もうすぐワン!」
俺の質問に茶色い毛並みをしたコボルト=ガイが答えてくれた。
そして数秒後チン!という音と共に前面の扉が開く。コボルト達が下りて言ったので俺もついていく。もちろん騎士達の手を握って誘導もする。
エレベーターから出た場所は天井がかなり高く、ダンジョンの中だと言うのに地面があり周囲には木々が埋まっておりリスや鳥などが見受けられる。天井も身体強化した目ではないと青空が形成されてるようにしか見えない。まるで箱庭な印象を受ける。
「こちらですワン」
コボルト達に促されるように歩いていくと5分程で村らしき物が見えてきた。石組みと木材の屋根で作られた建物ばかりでとても先ほどのエレベーターと同じ技術で作られた物とは思えない。
村の中に入ると多くの子犬が4本足で走ってるのが見える。
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