第0075話 徒労に帰す?無用の用?
ズッガッ!…………
「上様!」「ダーリン!」「きゃぁっ!ダーリン!」
『
テントから十分離れたかと思った瞬間である。突然、クソ野郎が振り向きざまに右フックを俺の左
俺の脇腹に叩き込まれた
その勢いで俺は右上方へともの
戦いの場所からぐんぐんと離されていく……
人型になっているとはいえ、さすがはレッドドラゴンだ。そのパワーはすごい。
俺たちの戦いを見ようと全員がテントを出て見守っていた……
そうした中、全く予想していなかったのだろう……俺が
ディープレッド、そして、ハニーたちに
『みんな大丈夫だ。
空中から『
ちょっとからかってやりたくなったのだ。
「ガハハハハハハッ!なぁ~にが神だぁ!へっ!口ほどにもねぇっ!一発で終わりじゃねぇか!?
あれぇ?見えねぇぞ?一体どこまで飛んで行っちまったんだろうなぁ?
ガァーーハッハッハッハッ!ガァーーハッハッハッハッ!」
どうやらご
『断崖に立つ男』は勝利を確信し、
ヤツの背中をツンツンと突っつく……
「なんだよぉ、ったく!今いいところなんだから邪魔するな!」
ツンツン……
「ええぃっ!
『断崖に立つ男』が後ろを見るために顔をちょっとだけ横に向け、
その直後、男の背中がビクッとした!
男は前を向いたまま
その首は、まるで
どうやら
「くそっ!食らえっ!」
俺を
ヤツは
そう、今度は振り向き様に右手の
さっき脇腹に撃ち込まれたパンチでヤツの
俺は自信を持ってヤツの
ガッ!グワシャッ!ブチッ!…ブン…ブン…ブン……
ぎゃあああぁぁぁぁぁぁっ!痛ぇ!痛ぇ!痛ぇ!痛ぇ!痛ぇ!痛ぇ!
"きゃぁぁぁぁっ!"
『断崖に立つ男』は
えーーっ!?めちゃめちゃ
あちゃぁ~~~っ!
また失敗してしまったのだ。そう、
ヤツの
ヤツの
まるでブーメランが飛んで行くかのように回転しながら、そして、あたりに血をまき散らしながら飛んで行ってしまったのだ!
『断崖に立つ男』は地面でのたうち回っている。
レッドドラゴンも人型に変身すると身体はもろいようだ。
人型だからもろいん……だよな?それともレッドドラゴンってこの
「修復!」
「はぁはぁ……な、なにしやがるんだっ!い、痛ぇじゃねぇかっ!」
なんという
命のやり取りをしている
「殺し合いをしている
なにしやがるもへったくれもあるかってんだ!ったく!
それに、てめぇの
てめぇが勝手にひとり
まだ俺は一度も攻撃してねぇだろうがっ!このスットコドッコイ!」
男は一瞬たじろぐが……
「う、うるせえっ!だ、
「俺が何にもしてねぇのにその
俺とディープレッドに
「う、うう、うるせえっ!うるせえっ!誰が
くっそうっ!俺が本来の姿なら……ドラゴンの姿なら負けねぇのにっ!」
はぁ~。
「俺は何も人型で戦えとはひと言も言ってねぇぞ?
なりたきゃ、ドラゴンでもなんでもなりゃぁいいじゃねぇか?ほら、なれよ!」
「ガハハハハハハッ!バカなヤツだ!後悔するなよ!」
そう言うと、ヤツの身体が一瞬輝き……
その輝きが収まるとヤツは体長が10m近いレッドドラゴンへと変身した。
人型の時は2m弱だったから、体長だけでもおおよそ5倍になったことになる。
「どうだっ!死ねっ!」
バァーーーーンッ!ブ…グチャッ!
……ぎゃあああぁぁぁぁぁぁっ!痛ぇ!痛ぇ!痛ぇ!痛ぇ!痛ぇ!痛ぇ!
ヤツは本来の姿であるドラゴンタイプに変身するや否や、またしても不意打ちを食らわせようと俺を右手、いや、今は右
そう。まるで地面を
だが、ヤツのその
俺の身体がヤツの右前脚を突き
俺の身体は足首くらいまで地面に埋まってしまったが、俺はなんともない。
ゾウの足で
地面に置かれた鉄の板を手で
それまでの2回の攻撃で、俺の『硬さ』は身を
ん?そうか。日本人として普通に教育を受けてきた俺には当たり前の思考でも、この世界ではまだ物理学の研究すら始まっていないようだし、今回のような結果を招く愚かな行為であることを、ヤツだけじゃなくて、他のヤツらであっても事前に予測することは難しいのかもなぁ……。
せめてハニーたちには、
「修復!……てめぇも
「はぁはぁはぁ……う、うるせえっ!俺は
ああ……負けず嫌いだ。実力もないのに妙なプライドだけはいっちょまえだ。
「なにを言ってやがるんだ?得意じゃねぇもなにも、てめぇは自分が放った攻撃で勝手にダメージを受けてるだけじゃねぇか?俺はまだ何もしてねぇぞ?」
「俺が得意なのは……これだっ!」
ゴォォォォォォォォォォォォーーーッ!
「うっ!……」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁーーっ!ダーリン!…ふぅっ……」
「えっ!? そ、ソニアルフェ!?ソニアルフェ!しっかりしてっ!?」
「ガハハハハハハッ!どうだ!今度こそやっただろうっ!?ガハハハハハハッ!」
今度は『断崖に立つ男』は
放射された最大威力の火炎が俺へと
今
その様子を見たソニアルフェが悲鳴を上げながら、俺がやられてしまったのではないかと思ったのか気を失ってしまったのだ。
ソニアルフェが倒れそうになったところをシェリーが抱きとめ、
あちゃぁ~、ハニーたちには
念話で俺が無事であることを知らせておいた方がいいな。
『みんなぁ。俺は大丈夫だから安心してくれ。 ヤツの反応が見たくて、やられたふりをしているだけだからな。心配させて悪かったな。申し訳ない』
そうこうしている内に、
俺は笑いを
「よう?嬉しそうにしているところを悪ぃんだがなぁ。俺は無事だ。無傷だぜ。
てめぇの攻撃なんざ全然効いてねぇぞ?ははは。残念だったなぁ。あははは」
「な、なにっ!?そ、そんなバカなっ!……くっそうっ!」
ズッガーーーーーーーーンッ!
「ガーッハッハッ!どうだっ!さすがに最大威力のファイヤーボールを食らっては生きてはい……いる?えーーっ!?なんでーーーっ!?」
『断崖に立つ男』はアゴが外れんばかりに口を開けて、目が飛び出さんばかりの表情をしながら
「おいおい。レッドドラゴンが放つファイヤーボールだからちょっとだけ期待したのになぁ……本当に今のが最大威力なのか?あんなので最大なのか?
あれだったら、俺のハニーたちが
「……」
「さあ、もういいかな?今度は俺が攻撃するぜ?」
そう言いながら、右の手の平をヤツに向けて突き出して
その大きさはゴルフボールほどだ。
「はあっ!?お前、神だってぬかしてやがるが本当はアホだろう?
まさか火属性の攻撃かよ? はっ!笑わせるぜ! 俺はレッドドラゴンだぜ?
火属性の攻撃に対する
『断崖に立つ男』は攻撃を受ける前からまるで勝ち
まるで『ほら早く撃てよ』とでも言いたげだ。自信満々といったところか?
俺はそれが、つまり、レッドドラゴンの火属性攻撃への耐性がどれほどなのかを後学のために知りたかったのだ。何の考えもなくこんな攻撃はしない。
ただ、火属性だがなんか烈火弾ならヤツらレッドドラゴンたちにも
「烈火弾よ、行けっ!」
ズウンゥンゥン…………
烈火弾はゆっくりとだが確実に『断崖に立つ男』へと一直線に進んでいく……
「なんだそのしょぼいファイヤーボールは?
そんなものは片手で
ぎゃあああぁぁぁぁぁぁっ!痛ぇ!痛ぇ!痛ぇ!痛ぇ!
う、腕がぁっ!?腕があーーーーっ!?…………」
ヤツは
灰も残らず、肘から先の腕が一瞬で
『断崖に立つ男』はあまりの
ヤツに触れることがなかったので、烈火弾はまだ空中を先へ先へと進んで行っている。消えていない。
このままでは見物をしている者たちの
な~んか通用しそうな気がして試しに烈火弾を
なぁ~んだぁ。烈火弾でもレッドドラゴンに通用するんじゃないかっ!?
なんだ……俺たちのフェイザー銃連続攻撃の練習は一体なんだったんだ……。
とほほ。いや。人生に
◇◇◇◇◇◇◇
『断崖に立つ男』の
意識を失っているので
ディープレッドの話では、レッドドラゴンの
『断崖に立つ男』……この男は、その
『ということは、ディープレッド。つまり、こいつを殺すとレッドドラゴンの郷の勢力バランスが
『はい。まず間違いなく……崩れてしまいます』
コイツを
初めはこの男はぶっ殺しても
『分かった。それじゃ、コイツはぶっ殺せねぇな』
『はい。
『ああ。そうするよ。さっきの攻撃でヤツの心が
さもないと、もう少し痛めつけなきゃならねぇからなぁ。
『ご
『いやいや。お前さんが悪いんじゃねぇよ。気にするんじゃねぇよ。いいな?
ここでキッチリとけりをつけておかねぇと、コイツがお前さんに
とにかくコイツの心をへし折ってやってお前さんのことを
大切なお前さんを守るためなんだ。全然迷惑なんかじゃねぇから気にするな』
『ははっ!ありがとうございます!』
さてと……まずは
「修復」
ディープレッドとの話が
すると男はすぐに意識を取り戻す。
「……うう……ううう、うーん……」
「どうだ?まだやるか?
やるってぇのなら、今度は
「い、いえ。も、もも、もうやりません!ま、
「じゃぁ、約束しろやっ!
俺の大事なディープレッドは絶対に!てめぇなんかにゃ
いいかっ!?今後二度と彼女には
さもねぇと……」
「てめぇを含めて
「ひぃぃっ!わ、わわ、分かりました!に、二度とクイーンには近づきません!
や、やや、約束します!約束しますから、どうか!どうかご
俺のことをなにも知らないヤツがこのやり取りを見ると、絶対に俺の方が悪者に見えるだろうなぁ……。ん?
あれ?ディープレッドが頬を紅潮させているぞ?どうしたんだ?
俺はまたなにかやらかしたのか?
『断崖に立つ男』はその後、
◇◇◇◇◇◇◆
「ダーリン!よ・かっ…たぁ……ううう……」
意識を取り戻して俺の顔を見たソニアルフェは、そう言ったかと思うと、身体を起こしながら俺に抱きついて、おいおいと泣き出したのだった。
つい今し方まで意識を失って寝ていた彼女の
こんなに泣くなんてなぁ。心配かけてしまったんだなぁ。
いとおしくて、いとおしくて、俺も彼女をギュッと抱きしめ……
「心配かけてすまなかった。俺はこの通りピンピンしているから安心してくれ」
「ううう……うわぁーーーん!よかったぁーーっ!」
他のハニーたちも俺たち二人を
そして、もらい涙なのだろうか……みんなは、涙を浮かべながら俺たちに優しい
「みんなが心配した。ダーリンに要求する。……」
「ああ。分かっているって、ジー」
いつものパターンだ。
結局、ユリコとオークドゥを
みんなとの抱擁が終わったのを見てユリコが俺に近づいてきた。目はなんとなくうるうるしている。
「ホント、
ソニアルフェさんじゃないけど、火炎放射をあなたが浴びた時には……あなたがやられちゃったんじゃないかとみんな……いいえ、私、心配したんだからね!
もう……お願いだからあんなまねはしないで……」
そう言い終えると俺に抱きついてきた。胸に顔を
ユリコがたまらなくいとおしい!
◇◇◇◇◇◆◇
砂漠地帯に設置した野営用テント内の食堂で、パーティーメンバーたちとティータイムを楽しんでいる。
「それで、ディープレッド。あの階層にはお前さんたちレッドドラゴンだけがいたのか?他の敵に関する情報があったら教えてくれねぇかな?」
「はい。もちろんです。私が知っていることならなんでもお話しします」
「ありがとうな。よろしく頼む」
「まず、私たちのいたエリアを
ですから
ただ、私たちにとっては
あ、それから、彼等、ブルードラゴンがいるエリアは湖になっています」
「なるほど。湖エリアか……船が必要になるかも知れねぇな。
それで……ヤツらとは話し合いができるだろうかな?」
「無理だと思われます。
彼等は力こそが絶対だと考えており、強い者に従う性質があります。
非常に好戦的です。出会った瞬間に戦闘が始まるものと思われます」
「なるほどな。リーダーをぶっ飛ばして言うことを聞かせるか……いっそのこと、
ところで、ヤツらのリーダーというのは男か?」
「いえ。女です。ドラゴン種族の多くは女王が
「そうか……それで、そのブルードラゴンのエリアを抜ければ第8階層はクリアになるのか?」
「いえ。その後にはブラックドラゴンが
そして、最後、第8階層の
「え?ダンジョンマスターの部屋が第8階層にあるのか?マップで確認するとまだ何階層か下にあるようなんだが……そうなのかぁ。いよいよ先が見えてきたな!」
「はい。今のところは第8階層が最深部です。ただ
「へぇ~、そうなのかぁ」
>>マスター。横から失礼します。……補足します。
現在攻略中のDJ0014型ダンジョンの
ダンジョンマスターが階層数を
自動拡張された階層はデフォルトでは空の状態で、魔物もなにも存在しません。
階層内の魔物やトラップ等々の配置や
<<なるほど。ありがとう、全知師。
「それで、そのブラックドラゴンも女性なのか?」
「いえ。ヤツはオスです。
「うわぁ。最後の最後で女性の敵の親玉みたいなヤツが待ち構えていやがるのか?
これは十分に対策を
しかし、重力系の魔法はともかく、闇魔法ってのが気になるなぁ……」
<<全知師。
俺や現在のパーティーメンバーたちに対しても、闇魔法は有効なのか?
>>お答え致します。
マスター、及び、マスターの
魔法の
また、発動されたと仮定しても現在同行中のメンバーの内、ディープレッドとバジリドゥを除き、マスターが
<<質問は以上だ。ありがとう、全知師。
どうやら闇属性魔法も、恐るるに足らぬようだ。まずは一安心だな。
一発で死に至るような強力な魔法は、俺はもちろん、俺の庇護下に置かれている者たちに対しても、使えないようになっているようだ。
放たれた魔法を途中で打ち消すのは困難であるため、発動前にキャンセルされる仕様のようである。
だが、魔物たちも普段は俺たちを襲って来ないのだが、ダンジョン内の魔物たちのように襲ってくるという例外もある。
だから、俺たちに対しては使えない
そう言えば……バジリドゥもディープレッドも、名前を授けただけでまだ加護をしてなかったな。魔物だから、ブラックドラゴンがちょっかいを出してこないかも知れないが、二人とも
バジリドゥには
さてと、まずは彼女たちを加護しなくちゃな。
◇◇◇◇◇◆◆
バジリドゥとディープレッドはあれからすぐに加護したことは言うまでもない。
そして、当然、ディープレッドにもハニー装備一式をプレゼントしてある。
ディープレッドは
ディープレッドを除くレッドドラゴンたちを、彼等の
彼等の郷はこの未開の砂漠地帯と神国との境界付近、神国北西部に
ん?ハニーたちが何やら相談しているぞ?なんだろう?
「どうしたんだ?何か問題でも?」
「いえ。
シェリーの答えを受けてミューイが口を開く……
「うん。でね。ここでダーリンの帰りをみんなで待ってたの」
「
「ジー。もちろんだとも了承するよ。ちょっと待っててな、今から練習相手となるゴーレムを生成するからな。
う~ん……今度はゴジ○タイプにするかな。相手がブラックドラゴンだしな」
「ゴ○ラってなんっすか?」
うっ……説明するのが面倒くさいな。
「えーっと。今から生成するゴーレムにそっくりの生き物だ」
初めはドラゴン風のゴーレムにしようかとも思ったのだが……ディープレッドもこの場にいるので、さすがにゴーレムであってもドラゴンを敵に戦うのはちょっと無神経だと気付いて思い直し、ドラゴンとは
「あらあら。今度のゴーレムはゴジ○なのね?うーん。私はどちらかというと首が3本あるキン○ギドラの方が良かったかな?うふふ」
「ユリコ。なんならキングギド○も生成しようか?戦ってみてぇのか?」
「うふふ。
でも、○ジラとは懐かしいわね。小さかった頃、両親に連れられて、怪獣映画を見にいったことがあるんだけど、その時の怪獣が怖くてね。途中で泣いて帰るって私が言い出しちゃって両親を困らせたことがあるんだよ。
小さい頃は怪獣って苦手だったんだよね~。って昔、話したかしら?」
「ああ。聞いたことがあるよ。
でも、小さい頃は…って、ユリコ、今はもう大丈夫なのか?
それに、確か爬虫類全般が苦手じゃなかったっけ? 今度の敵はドラゴンだぜ?
怪獣みたいなもんだし、爬虫類の親玉みてぇなもんだぞ?大丈夫か?
しかも、ダンジョンマスターの部屋を守るラスボスのブラックドラゴンってのは女性の敵、ひひ爺らしいしなぁ。お前さん戦えるのか?ちょっと心配なんだが?」
「心配しなくても大丈夫よぉ。シオン教徒たちが使役していたレッサードラゴンは平気だったし……それに、苦手意識があっても今からの練習で克服するわ」
「なんなら、ドラゴンたちとの戦いを終えるまで、お前さんは神都で待っててくれてもいいんだぜ?」
「うふふ。ありがとうね。でも、大丈夫よ。私、がんばるから。
さあ、練習を開始しましょう!ね?」
「ああ。そうだな。
でも、絶対に無理はするなよ。ダメだと感じたらちゃんと俺に言え。いいな?」
「分かってるって。うふふ。心配してくれてありがとうね。シン……好きよ」
「ん?ごめん、最後の方の言葉がよく聞こえなかったんだが?なんて言った?」
「な、何にも言ってないわよ。き、気のせいじゃないの。うふふ。ふぅ」
「そうかなぁ……なんか言っていたような気がしたんだがなぁ」
「き・の・せい・よっ!うふふふふっ」
ハニーたちの練習はお昼近くまで続くのだった。
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